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「 ただいま ~ 。 」
「 おかえり ! 」
いるま が 帰って きた 。
すっごく 嬉しい 。 こんな に 安心 した こと が 今 まで あった だろう か ?
「 いるま 、 好き ! 」
「 … お前 何か 変 だ ぞ 。 」
もう 勘づかれてる し … いるま すごい な 。 俺 の こと 大好き じゃん 。
「 あの ね 、 これ … 」
「 どこ で 見つけた ? 」
胸ぐら を 掴まれて しまった 。 失敗 しちゃった な ぁ …
「 その … お 部屋 の 外 で … 」
「 出るな って 言った よ な ? 」
いるま は 怖い 目 を 俺 に 向けて いる 。 何で そんな 目 で 俺 を 見る の … ?
「 ごめん なさい 、 でも … 」
「 お仕置 な 、 ほら 、 そこ 座れ よ 。 」
「 いるま っ … 」
「 うるせえ な 。 言う こと 聞けねえ の ? 」
やっぱり 、 駄目 な ん だ 。 もう 、 戻れない 。
「 … いるま 、 言う こと 聞いて ? 」
俺 は 包丁 を 布団 の 下 から 取り 出した 。
俺 から こんな 冷たい 声 が 出る なんて 思わなかった な ぁ …
「 な 、 何で それ っ … 」
「 うるさい よ 。 手 出して 。 」
形勢 は 逆転 した 。 俺 は いるま に 包丁 を 突きつけている 。
渋々 手 を 差し 出す いるま 。 いるま の 手 は 震えて いる 。
「 … 思い 出した ん だ 。 俺 が どう して ここ に 居る の か 。 」
俺 は いるま に 手錠 を 掛ける 。
勿論 、 もう 片方 は 自分 に 。
「 どう して 、 別れる なんて 酷い こと 言う の ? 」
いるま へ の 愛 を 伝えたい だけ な の に 。
心 ない 言葉 ばっかり が 口 を 走る 。
「 嫌い な の ? ずっと 一緒 に 居る って 嘘 な の ? 何で そんな 馬鹿 みたい な 真似 する の ? 」
いるま は 黙って ばかり 。
「 ねえ 。 また そう やって 無視 する の ? 俺 悲しかった よ 。 いるま が 既読 つけて くれなくて 。 」
時折 瞳 が 動揺 する よう に 揺れる の が 見える 。
いるま の 瞳 は 綺麗 で 透き 通って いる 。 それ が 大好き で さ 。
でも 、 鋭く 刺す よう な 視線 を 向ける とき は 嫌い だった 。 さっき も 。
「 もう 、 逃げられない よ 。 いるま 。 」
「 … 2回目 だ な 。 その 言葉 。 」
2回目 … か 。 ほんと な の かな 。