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ちゃき
217
#殺し屋
白昼夢
305
灰猫
42
縹夜②
568
病室に運び込まれたと聞いて、4人で向かう。
扉を開けると、広々とした部屋にぽつんとあるベッドに、誰かが横たわり、アキラが顔をつっぷして眠っていた。
近づくと、自分の兄でありメジャーヒーローのブラッド・ビームスだった。
顔は血が拭き取られ綺麗だが、身体に目を向けると随分と腹部がえぐられ、胸にぽっかりと穴があいている。
アキラの肩がぴくりと動き、ゆっくりとした動作で目を開けた。
俺の顔を一目見て、さらに後ろのキースとディノを目にいれた途端、「………………ごめん」とこぼして、真っ赤に晴らした目元から涙を溢れださせた。
俺は何も声をかけることができない。
ディノが「……アキラくん…………」と気遣わしげに声をかけているが、俺の視線は横たわるブラッドにしか向いていなかった。
後ろからガラリと扉の開く音がして、「……あぁ、フェイスくん」とアカデミー時代同室だったウィル・スプラウトの声。
「キースさん、ディノさん……」
その後ろからも、オスカー・ベイルの声がした。
キースとディノは前に進んで、横たわるブラッドの頬に触れた。
「…………ブラッド……」
それだけ言うと、ディノは大きな目から次々と涙をこぼしはじめ、キースはブラッドの顔を優しく撫でながら唇を噛み締めていた。
コメント
1件
みぅです🤍🥀 2話、読みました。 冒頭の「4人で向かう」って一文だけで、もう心臓がざわつきました。 ベッドに横たわるブラッドさん、友達を庇ってああなったんだと思うと切ないですね。アキラくんの「ごめん」が全部を物語ってる感じがして、胸がぎゅっとなりました。 キースとディノさんが無言で触れる描写、すごく印象的です。言葉より重い。 続き、気になりますね。またちゃんと読みにきますね🌙