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そら
「訓練兵団②」
「はぁっ゛はぁっ゛はぁっ゛」
少し早歩きをしただけでこれだ。
本当に兵士になれるのだろうか…?
すぐに息が上がって、背も低くて、頭も悪いこんな私が…゛
“会ったことあると思うんだ”
“助けようとしてくれた”
“会ったことあるかもしれないね”
さっきあった小さい出来事が頭の中からこびりついて離れない。
今日もきっと眠れないだろう―――。
✧• ───── ✾ ───── •✧
ヒュォォォ
強い風が吹いた。
髪が邪魔だ。
でも、伸ばしたいという私の我儘。
あーあ、寒いなぁ。
「まずは貴様らの適性を見る!両側の腰にロープを繋いでぶら下がるだけだ! 」
「全身のベルトで体のバランスを取れ!これができないやつは囮にも使えん!開拓地に移ってもらう」
まじかよ…。
いや絶対これ私、え?デキナクナイデスカ???
は???いやえ??
なにかコツはないかと、同期がぶら下がっているのを眺めていた。
いや、なにこれ?できすぎじゃない?おかしいでしょ。まじで、難しいんじゃないの??は???
そう無理だと思ってどうしたらいいのかと焦っていたら私の番が来た。
あ、終わった。そう思うほどだ。
「ん?あれ?意外と…?」
私は呟いた。
思っていたよりも簡単で。怒られるとかも考えずに足をぶらぶらして少し遊んでいたら、隣で一緒にした“エレン”ができていなかった。
あれ?おかしいだろ。なんで私ができてるの。
✧• ───── ✾ ───── •✧
その日食堂はザワついていた。
昨夜あんなに“巨人を駆逐する”と言っていたエレンができていなかったから。
あーあ。馬鹿じゃん。かわいそ。
でもいいな。3人いつも一緒だ。
仲良い友達がいて。そっか幼馴染だっけ。
昔から一緒なのか。いいな。
まぁ独りには慣れてるからいいけど。
今日ももちろん端の方で皆を眺めながらご飯を食べている。
独りでも構わない
でも少し、いやちょっぴり、
寂しいかな。
翌日エレンは普通にできていた。装備の欠陥が原因で出来なかったと。
よかったね。エレン心の中でそう思いながら、ぼーっとしていた。
✧• ───── ✾ ───── •✧
2年後…
ダッダッダッダッダッ
勢いよく走り、相手の足を蹴りそのまま倒した。
前はできなかったことだ。背も低い私は力弱かったし、どんなに食べても大きくはならなかった。きっと夜眠れないからだろう。何故か頭の中で存在しないはずの記憶が流れてくる。
頭はぶつけないよう、手で塞いだが大丈夫だろうか?
「もーミラー痛いよー 」
「まってほんとにごめん大丈夫?怪我してない?」
「怪我してないよー心配してくれるミラも好きー! 」
「はいはい」
この子は友達…きっとそれ以上の存在だ 。
いつも一緒にいてくれて背は私より高いけれど、ふわふわでサラサラな茶色の髪に穏やかな目優しくて笑顔が可愛い女の子。
その子の名前はクララ・ベルクっていう。
同期とも仲良くやっている。
「もう独りじゃないね」
そんな母の声が聞こえそうなほどー。
その後の訓練も難なくできて行った。
なぜだ?なぜだろうか。こんな私ができてていいのだろうか。
兵站行進
馬術
格闘術
兵法講義
技巧術
立体機動
どれも簡単だった。
全て一度は1番をとったことがあることくらいに。
その時だけ体が綿のように軽く。思った通りに動く。
いつもは鉛のように重いのに。
おかしいなと思いつつ、隣で眠っているクララを眺めながら眠りに落ちたーーー。
*.𝝑𝝔あとがき?꣑୧
見て下さりありがとうございます🎶
更新遅くなり申し訳ございません🥲︎
ミラにもお友達できたんだね私もう感動!
なんでも上手くいっているミラ、
誰にも言えないことが―――!!?!
♡やコメント、フォロー励みになってます🥹よければしてくださると嬉しいです😭✨
まだまだ続きますよーー!!💖💖
🍀―――次回もお楽しみに―――🍀
コメント
4件
あのアカウント消えましたカピバラちゃんです