テラーノベル
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『かけた声』
『久しぶりですね今あなたは元気ですか?』
md「元気だよ」
『これを見てるってことは、俺はもう』
md「居なくなってると思います…か」
『あってますか?』
md「なんでだろうね、なんでわかるのかな」
『あってたらごめんねみどり』
md「謝る暇があるなら戻ってこいよ」
『俺の墓参りは行ってる?』
md「今もそこに居ます」
『みどりの部屋にさ、マフラーなかった?』
md「アッタヨ」
『そっか、』
『もう一つ…俺のことを覚えてますか?』
md「覚えてるよ…」
『じゃあ…俺の声は覚えてますか?』
md「…あ…れ?見当たらない」
md「どこにもない…君の声が…無い」
『知ってる?みどり、人間はね、』
声から忘れるんだよ
『だから、忘れるのも無理もない』
md「いやだ!忘れたく無い!」
『忘れたくなくても人の構造上そうなるさ』
md「ッ…ネェオキテヨ…かけた君の声ッ…聞きたいのッ…らだおくんッ…」
『じゃあね、みどり』
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