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みぃ⌒🍣
うらうら@低浮上☆
48
#Country Humans
響音帝国
255
ある夜、練習室に仁人が一人で残っていると、四人が揃って現れた。
カイが口を開く。
「もう限界。今日、決着をつけて」
仁人は、ゆっくりと立ち上がった。
「……分かりました」
彼は、一人ひとりの顔を見つめた。
その目には、いつもの優しさと、ほんの少しの残酷さが混じっていた。
「……俺は、まだ選べない」
空気が張り詰める。
「でも、一つだけ約束する」
仁人は静かに言った。
「みんなの『欲しい』って気持ち、全部受け止める。誰か一人に決まるまで、俺は逃げない。
……体も、心も」
カイが息を吐く。
「……本気か」
「本気だよ」
仁人は微笑んだ。
「だから、もっと本気で奪い合って。俺を、ちゃんと『奪って』よ」
その夜、誰が最初に仁人に触れたのかは、誰もはっきりとは覚えていなかった。
ただ、確かなのは——
十年越しの執着も、同じグループの独占欲も、同級生の苦くて熱い欲も、後輩の純粋な慕情も、すべてが仁人という光に吸い込まれていった、ということだけだった。
そして仁人は、拒否も、受け入れも、あきらめも、すべてを受け止めながら、まだ誰も選ばなかった。
end.
コメント
1件
おお、第6話…一気に空気が変わったね。仁人が「まだ選べない」って言いながら、「全部受け止める」と宣言する場面、めちゃくちゃ緊張感があって息を止めて読んだよ。「逃げない」って言葉に、彼の覚悟と優しさと、ほんのちょっとの危うさが混ざってる感じがして、すごく惹かれた。四人それぞれの「欲」の違い——十年越しの執着、独占欲、苦くて熱い想い、純粋な慕情——が、全部ひとりの光に吸い込まれていく描写が美しくて、少し切なかった。仁人が誰を選ぶのか、それとも選ばないのか…続きがすごく気になる!