〈解説〉
赤くんの初めての担当の執事はもちろん桃くんでした。
桃くんは16年間、赤くんの執事を担当したものの、桃くんの実家が借金だらけ+貧乏なことが国王にバレ、『あんたがやめなきゃ赤を殺す』と言われてしまいました。
その他にも桃くんは、
孤児院育ちであること。
孤児院を逃げ出してきたときに城関係の人間に声を掛けられ、赤くんの執事になったこと。
等諸々国にバレてしまい、赤くんの身のため、辞めることを決意します。
そのスカウトマンももちろん桃くんを推薦したことを責められ、やめています。
しかし、貧乏だから辞めさせられるということは桃くん自身、始めた頃からわかっていたことなので、
“黄くんの存在を小さい頃に赤くんに伝えていた”
ということになります。
黄くんなら、赤くんを守ってくれることを桃くんはわかっていたので、自分が辞める代わりに、次の執事を”黄”にすることを、国王に交渉し、それが承諾されたことから、次の執事は黄くんになりました。
赤くんは執事が変わるその日までこの事件について一切知りませんでした。
そして、赤くんが知っているのはこの事件の中の極一部のみです。
ここまでして赤くんが心地よく暮らせるようにしていたのは、桃くんの力だったんでしょうか。
次に、なぜ黄くんが辞めてしまったのかということです。
理由は簡単です。
黄くんが桃くんの親友だから。
桃くんが推薦したのはおかしいと思い、国側が必死に黄くんの存在について調べ、黄くんがお金持ちの家ではないことがバレました。
黄くんは桃くんとは違って、普通にお母さんもお父さんもいるし、お金もそこそこある。一般的に愛されて、普通の家庭で育ってきました。
しかし、城の中では”普通の家庭”は通用しません。城の中にいる使いは全員裕福な家庭で育ってきているということです。
黄くんも、桃くん同様に頭のキレるガキだったため、国が自分のことで動いてることを何となく察していました。
“国を変える”
ということができないとわかった黄くんは、取り扱い説明書を作り始めます。
黄くんが悩んだのは、赤くんを次に守ってくれる執事の存在です。
そこで、桃くんの取説を引っ張り出してきました。
黄くんは、桃くんの取説に、
(青にも定期的に会わせましょう。)
と書いてあるのを見つけました。
赤くんと会わせていても国王が怒らないということは、裕福な家庭な子なのだろうと思った黄くんは、次の執事を青くんにすることにしました。
そしてまた、赤くんが知らない間に、いろんな問題が起こり、いろんな人がいなくなる。
次の朝に、赤くんが起きたときには、もう黄くんの存在は城の中では消されていて、赤くんの友達。青くんが桃くんと黄くんが今まで着てきたスーツを着て、赤くんを起こしに来た。
国王のせいで、1人の王子だけでなく、城の中全員の精神がえぐられていたのは、みんな黙っていることである。
解説終了でございます…!
青くんverの取説も書いてほしい!
とリクエスト頂いたので(嬉しい✨)、その前に解説を書かせていただきました…!
どうだったでしょうか?
自分でも書いてる途中でわけわからんくなってきておりまして…(笑)
出会いも別れも全て一瞬であること。
表ではきれいでも、裏では汚いこと起きていること。
こんなことを伝えたかった作品でした…!
現在番外編?続き?を制作中でございます!少々お待ち下さい…m(__)m
コメント
4件
見るのが遅れましたぁ…🙇🏻♀️ ՞ 見た時から「 やっば、構成上手すぎやろ 」 とか思ってましたが、解説を見て、 もっと「 上手すぎなんじゃぁぁ!! 」ってなってます笑 改めて、素敵なお話を ありがとうございましたぁ!! 番外編も楽しみにしてます😖💞
改めてお話の構成がすごいですね…!!👀✨ 解説ありがとうございます!!!!😿💞