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雨がぱらついていて、パンを守るためにバケットに布を敷いたある日。
その日はいつもと違ってフードを深く被った男が牢屋に居た。
色素男と相部屋なコイツは本棚を置いた彼とは相対して何も牢屋には置かないしそもそも牢屋にいる事自体珍しかった。
そういえば、彼が牢屋にいるときにパン置くの初めてだな…なんて思いながら声を掛けながら牢屋に入ると
「パン、持ってき____」
「うわっ、ミスった。」
フードの男に投げられたナイフが
頬を撫でた。
ジワリと血が垂れていた事に気づくのは次に鏡の前に立ったときだった。
「ミス…?」
「当てる気だったんにぃ〜」
「…」
私は思わず絶句した、殺せば見つかると忠告したのにこの事態とは…アホだわ。
「別になんだっていいけど、私の命に関わるなら…」
体が震えたがっていたが抑えて何とか強気でいる。
「君、売り飛ばすからね。次は問答無用で。」
そして睨んだ
「は?やってみろや」
逆に睨まれた。
怖すぎ。もう逃げたいけど警告しないと私が死ぬ。
「勿論。次やってみ。飛ばすから。」
私はパンを置き立ち去った、コイツがいるときはパン置かないで置こう…と誓った。
その日は布団を殴りながらふて寝した。