「良しっ、行こう。」
少し気合を入れて髪の毛を結んでみる。
ピコンッ
〔涼ちゃんーそろそろ着くよ〜〕
「あ、滉斗桾からだぁ、」
僕は、はーいと返して鞄を持った。
「おはよぉ〜」
「おはよう笑
今日の髪も可愛いね」(頭撫
「んっ、、ありがとう」
こうやって手を繋いで学校に行くのも
今日で最後。少し寂しい気もする。
ガラガラ(扉開
扉を開けると騒々しかった。
「みんな元気だね〜、」
「まぁ最後の日だし、」
そう話しながら机に置いてあった
造花のコサージュを胸に付けた
だが、僕噠が思っていた亊とは違った様で、
「おい!!誰だよアレ書いたやつ!」
「名乗り出ろよ!」
よく聞くと怒鳴っている。
なんなら、女子は泣いている人迄いる、
僕は黒板に目をやった
そこには。
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2人1組になってください
【ルール】
・二人一組になってください。
・誰とも組むことができなかった者は、失格になります。その回の失格者が確定したら、次の回へと続きます。
・一度組んだ相手と、再び組むことはできません。
・残り人数が偶数になった場合、一人が待機となります。
・特定の生徒が余った場合は、特定の生徒以外全員が失格になります。
・最後まで残った二人、及び一人の者が、卒業式に出席できます。
・授業時間は60分です。
〔例外として〕
・授業の途中で、教室を出た者は即失格となります。
・自他に関わらずコサージュを外した者も失格となります。
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と書かれていた。
訳が分からない。脳が追いつかない。
「これなんだよっ、」
「失格って、死ぬって事じゃ無いよねっ、」(焦
「はぁー、やってらんねーよ。」
そう言って教室を出た高山桾は、
ドンッ
という音を立て倒れた。
きゃぁぁぁぁああぁあああっ!!
断末魔が響き渡る。
「これ、死んだの、、?」
「流石にそれはマズイって。」
皆の言葉が頭の上を飛び交う
(やばいっ、やばいやばいやばい)
頭が真っ白になる。今、目の前で人が。
クラスメイトが死んでしまった。
「涼ちゃん、」
「涼ちゃん!!しっかりして。絶対生き残るよ。」
「ぁ、あっ、、、うんっ」(泣目
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