コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
「うみ!この布団どこに敷く?」
そう言うと圭介は軽々と布団一式を持ち上げた。
「えっと、じゃあこの隅っこにお願いします」
「敬語とかいらねぇって!お医者さんも多分俺とうみ同い年だって言ってただろ?」
そう。私は記憶が無いから誕生日もちろん、年齢すら分からなかった。
「そうだけど、やっぱりなんか恐れ多くて…」
こんな私を引き取ってくれた場地君たちにタメ語で話すことはまだ難しかった。
「なんだよそれ💧これから敬語使ったらペナルティな」
そう言うと圭介はニヤニヤと笑みを浮かべた。
「ぺ、ペナルティ?」
ペナルティと聞いて私は随分と恐ろしいものを想像した。圭介くんのことだから流石に命に関わる事はさせないよね。なんて私は考えていた。
もしかして、ご飯抜きとかじゃないよね…?
「次敬語使ったら母ちゃんにペヤングねだってこい!」
「りょ、涼子さんに?!というか、 それってただ圭介君が食べたいだけじゃ💧」
「最近ペヤングの食べ過ぎで母ちゃんにやめとけって言われてさ」
ペヤングに食べ過ぎとかあるの、?💧
「毎日食べたりでもしてたんですk…してたの?」
危うくまた敬語を使うところだった…
「いや、1日3個くらいだな」
さ、3個…💧3食ペヤング食べて飽きないのかな…?
「じゃ!そうゆう事だから!気をつけろよ!」
「はi…うん」
当分慣れそうにないな、なんて思いながら私の部屋は出来上がっていった。