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前回の続き
現在 ― 慎太郎の家 リビング
ドア閉まって、
空気、一気に完成する。
さっきまでの“準備の空気”から
“本番の空気”に変わる。
ジェシー「よし飲むぞー!」
慎太郎「その前に乾杯な!」
高地「グラス配るね」
それぞれ自然に動く。
きょも「〇〇こっち」
ソファの端、軽く叩く。
〇〇「はーい!」
何も疑わず座る。
その横、
一人分空いてる。
完全に“そこ”って場所。
樹、後ろから北斗の肩トン。
樹「座れ」
小声。
北斗「……」
一瞬だけ間。
でも逃げない。
そのまま座る。
〇〇の隣。
〇〇「おつかれ」
軽く。
北斗「……おう」
短く。
距離、近い。
でも、
さっきの買い出しの延長みたいな感覚。
無理に作ってない空気。
ジェシー「グラス持ってー!」
全員集まる。
風磨、少し離れた位置から見てる。
風磨(小声)「いい入り」
樹(小声)「完璧」
「かんぱーい!」
グラスぶつかる音。
笑い声混ざる。
〇〇「うま」
一口飲む。
自然に笑う。
北斗も飲む。
横に〇〇いるの、
もう違和感ない。
慎太郎「でさー今日」
すぐ話し出す。
場、回り始める。
ジェシー「買い出しどうだった?」
ニヤニヤしながら振る。
〇〇「普通に買い物」
即。
北斗「……普通」
かぶる。
ジェシー「え、息ぴったりじゃん」
慎太郎「もうそれ付き合ってるやつじゃん」
〇〇「は?」
笑う。
〇〇「なに言ってんの」
北斗「違ぇよ」
即否定。
でも少しだけ雑。
きょも「でもさ」
自然に入る。
きょも「2人で買い物ってあんまなくない?」
〇〇「まぁね」
普通に頷く。
〇〇「ちょっと新鮮だった」
ぽつり。
その一言、
北斗の中に残る。
高地「いいじゃんそれ」
優しく拾う。
風磨「ちゃんと会話成立してた?」
軽くいじる。
〇〇「してたわ」
即。
北斗「……してた」
小さく同意。
ジェシー「じゃあ成功じゃん」
慎太郎「成長したな北斗」
北斗「うるせぇ」
でもさっきよりトーン軽い。
そのやりとり見て、
樹と風磨、
目だけで会話する。
“いい流れ”
〇〇、ふとテーブル見る。
〇〇「これ誰用?」
つまみ指す。
慎太郎「適当」
〇〇「雑すぎ」
笑う。
自然に会話続く。
笑いも増える。
その中で、
北斗。
さっきまでの
“外から見てる感じ”
もうない。
隣で〇〇が笑ってる。
普通に話してる。
たまに軽くぶつかる距離。
北斗「……」
グラス持ちながら、
一瞬だけ横見る。
〇〇、気づかない。
普通に笑ってる。
北斗(内心)
“これでいい”
無理に何かするわけじゃない。
でも――
ちゃんと同じ場所にいる。
その事実だけで、
さっきまでのモヤ、
少しずつ消えていく。
空気、完全に出来上がってる。
笑いも自然に回ってる。
慎太郎「そういえばさ」
急に思い出す。
慎太郎「〇〇、最近事務所全然来てなくない?」
〇〇「あー」
少し顔しかめる。
〇〇「普通に忙しい」
ジェシー「売れっ子じゃん」
〇〇「やめて」
即。
笑い起きる。
高地「でも確かに久々だったよねこの前」
〇〇「でしょ」
〇〇「なんか落ち着いた」
ぽつり。
きょも「ホーム感あるもんね」
〇〇「それ」
すぐ同意。
北斗、その会話聞きながら
少しだけ視線落とす。
“落ち着いた”
その一言、
ちゃんと残る。
風磨「でもお前さ」
〇〇に向く。
風磨「現場では普通に元気だろ」
〇〇「まぁね」
〇〇「そっちは仕事モードだから」
樹「じゃあ今は?」
ニヤッと。
〇〇「オフ」
即答。
ジェシー「じゃあレアじゃん今」
慎太郎「確かに」
〇〇「いや別に」
笑う。
その流れで――
ジェシー「じゃあ暴露しよ」
急にテンション上げる。
〇〇「やだ!」
即拒否。
慎太郎「最近一番やらかしたこと」
乗っかる。
〇〇「ない」
食い気味。
風磨「嘘つけ」
冷静に。
〇〇「ないって」
きょも「じゃあ俺言うわ」
ニヤッと。
〇〇「え、なに」
少し警戒。
きょも「この前見学してて、リハでさ」
〇〇「やめろ」
即。
きょも「振り間違えて」
〇〇「やめて!」
ジェシー「見たいそれ!」
慎太郎「再現して!」
〇〇「しない!」
笑いながら拒否。
風磨「でもさ」
風磨「その後の誤魔化し方うまかったよな」
〇〇「でしょ」
ドヤる。
樹「認めるんかい」
笑い起きる。
その流れで、
ジェシー「北斗は?」
矛先変わる。
北斗「は?」
慎太郎「最近のやらかし」
北斗「ねぇよ」
即。
風磨「あるだろ」
樹「今日とか」
ボソッと。
北斗「……何がだよ」
警戒。
樹「顔」
全員「wwwww」
〇〇「なにそれ」
普通に笑う。
北斗「うるせぇ」
でも完全に崩れてない。
きょも「今日ずっと分かりやすかったよ」
〇〇「え、なにが?」
普通に聞く。
一瞬、
空気ほんの少しだけ止まる。
風磨、すぐ回収。
風磨「眠そうだった」
さらっと。
〇〇「あー」
納得。
〇〇「確かにちょっと疲れてそうだった」
北斗「……まぁな」
軽く合わせる。
危なかった空気、
自然に流れる。
高地「てかさ」
話変える。
高地「ドラマどうなの最近」
〇〇「あー」
少し考える。
〇〇「もう終盤」
ぽつり。
ジェシー「早くない?」
慎太郎「もうそんな?」
〇〇「うん」
〇〇「あとちょっと」
きょも「寂しいね」
〇〇「まぁね」
少しだけ本音。
風磨「恭平とはどうなの」
さらっと入れる。
一瞬。
ほんの一瞬だけ
北斗の動き止まる。
〇〇「どうって?」
普通に返す。
風磨「仲いいじゃん」
〇〇「あーまぁね」
軽い。
〇〇「やりやすいよ普通に」
それだけ。
深い意味なし。
でも――
北斗の中、
少しだけ揺れる。
そのタイミングで、
ジェシー「てかさ、最近一番笑ったこと何?」
軽く振る。
慎太郎「俺、この前ロケでさ」
慎太郎「店入ったらスタッフと服丸かぶりで」
高地「あるあるだね」
きょも「それ気まずいやつ」
風磨「しかも誰も触れないやつな」
〇〇「え、それどうしたの」
慎太郎「最後まで無視した」
ジェシー「強すぎるだろ」
北斗「それが一番正解かもな」
笑い起きる。
高地「俺はね、この前さ」
高地「朝早すぎて電車逆乗った」
きょも「それ地味にきつい」
風磨「しかも気づくの遅いパターンな」
〇〇「分かる」
〇〇「私も一回ある」
北斗「結構やってるな」
ジェシー「方向音痴組じゃん」
〇〇「違うし」
慎太郎「いや怪しい」
また笑い。
きょも「北斗は?」
話振る。
北斗「……俺?」
少し間。
北斗「この前さ」
北斗「家で普通にコーヒー飲もうとして」
風磨「うん」
北斗「砂糖と塩間違えた」
一瞬静か。
ジェシー「地味!」
慎太郎「でも最悪だなそれ」
高地「一口で気づくやつ」
〇〇「え、ちゃんと飲んだ?」
北斗「飲むわけねぇだろ」
きょも「想像したら普通に嫌だな」
風磨「疲れてる証拠だな」
〇〇「ちゃんと休みなよ」
さらっと言う。
北斗「……まぁな」
少しだけ柔らかく返す。
ジェシー「じゃあ次俺!」
慎太郎「まだあるの?」
ジェシー「この前さ、海外行った時に」
高地「またスケールでかい」
ジェシー「英語でめっちゃ話しかけられて」
風磨「いけるだろお前」
ジェシー「いけるけどさ」
ジェシー「相手がめっちゃ早口で」
〇〇「あるある」
きょも「それ無理なやつ」
ジェシー「とりあえず全部“Yeah”で乗り切った」
慎太郎「絶対伝わってないだろ」
北斗「適当すぎる」
笑い。
高地「〇〇は?」
〇〇「私?」
少し考える。
〇〇「この前料理しててさ」
風磨「お、最近のやつ」
〇〇「火つけたまま違うことしてて」
きょも「危ない」
〇〇「気づいたらめっちゃ煙出てた」
ジェシー「やば!」
慎太郎「それ笑えないやつ」
北斗「普通に危ねぇだろ」
少し強め。
〇〇「大丈夫だったって」
高地「気をつけてねほんと」
〇〇「はーい」
軽く流す。
風磨「でも成長してるじゃん」
樹「肉じゃがうまかったしな」
〇〇「でしょ」
少し得意げ。
ジェシー「また作って!」
慎太郎「期待してる」
北斗「……気が向いたらでいいだろ」
ぽつり。
〇〇「なにそれ」
笑う。
きょも「でもまた食べたいのは分かる」
高地「うん、美味しかった」
〇〇「じゃあ気分でね」
風磨「その“気分”引くの大変そう」
樹「北斗頑張れ」
北斗「なんで俺だよ」
ジェシー「買い出し担当だから」
慎太郎「もう係みたいになってる」
〇〇「やだそれ」
笑う。
きょも「いいじゃんコンビで」
北斗「勝手に決めんな」
でも――
空気、軽い。
全員、同じテンポで回ってる。
誰も浮いてない。
その中で、
北斗も自然に入ってる。
北斗(内心)
“こういうのか”
無理しなくても、
普通に話せてる。
〇〇も、
隣で普通に笑ってる。
特別じゃない時間。
でも――
それが一番、
心地いい。
ジェシー「てかさ、学生の話しない?」
慎太郎「いいねそれ」
高地「懐かしいやつ」
きょも「北斗とか気になる」
北斗「なんでだよ」
風磨「絶対静かだっただろ」
〇〇「いや逆に気になる」
北斗「普通だよ」
樹「嘘つけ」
慎太郎「教室の端っこタイプだろ」
北斗「……否定はしない」
ジェシー「出た」
〇〇「でもなんか分かる」
北斗「なんでだよ」
〇〇「なんとなく」
高地「〇〇は?」
〇〇「私?」
きょも「絶対うるさい」
〇〇「正解」
風磨「今と変わんねぇ」
慎太郎「想像つくわ」
ジェシー「クラスの中心いそう」
〇〇「そこまでじゃない」
北斗「いやいるだろ」
〇〇「え」
北斗「そういうタイプ」
〇〇「なにそれ」
樹「褒めてるだろ」
きょも「素直じゃないな」
ジェシー「恋愛の話いこ」
慎太郎「きた」
高地「軽めでね」
〇〇「やだ」
風磨「学生時代ならいいだろ」
きょも「北斗どうせないでしょ」
北斗「あるわ」
ジェシー「え、まじで」
慎太郎「聞かせろ」
高地「気になる」
〇〇「どんな?」
北斗「普通に好きなやついた」
きょも「で?」
北斗「何もしてない」
ジェシー「終わり?」
慎太郎「もったいな」
高地「青春だね」
風磨「今も変わってないな」
北斗「うるせぇ」
〇〇「でも分かる」
北斗「何が」
〇〇「そのまま終わるやつ」
北斗「……まぁな」
樹「〇〇は?」
〇〇「あるけど言わない」
ジェシー「絶対あるじゃん」
慎太郎「誰だよ」
高地「ヒントだけでも」
きょも「クラス?」
〇〇「そう」
風磨「で?」
〇〇「何もない」
北斗「……同じじゃん」
〇〇「だね」
ジェシー「両片思い?」
慎太郎「それな」
高地「ありそう」
きょも「今ならどうすんの」
〇〇「今?」
樹「言うか」
〇〇「……まぁ言うかも」
風磨「成長したな」
ジェシー「強いじゃん」
慎太郎「じゃあ今好きなやついたら言うの?」
一瞬、空気止まる
〇〇「どうだろ」
少しだけ曖昧
きょも「逃げた」
高地「リアル」
風磨「まぁそんなもんだろ」
北斗「……」
何も言わない
でも、
その一言だけが
やけに残る
「言うかも」
ーー
ジェシー「告白ってどのタイミングがいいの?」
慎太郎「急にリアル」
高地「難しい、それ」
きょも「雰囲気じゃない?」
風磨「勢いも大事だろ」
樹「考えすぎると無理」
〇〇「私はさ」
少し考える
〇〇「普通に仲良くなってからがいい」
ジェシー「王道!」
慎太郎「でも一番むずい」
高地「確かに距離感大事だよね」
きょも「急すぎるのはびっくりするし」
風磨「でも遅すぎると終わる」
樹「それな」
北斗「……」
静かに聞いてる
ジェシー「北斗は?」
北斗「……タイミング」
短く
慎太郎「ざっくりすぎ」
高地「でも分かる」
きょも「そのタイミングが分かんないんだよね」
〇〇「直感じゃない?」
風磨「出た感覚派」
〇〇「だって考えても分かんなくない?」
樹「まぁな」
ジェシー「じゃあさ」
ジェシー「今この中で誰か好きになったらどうする?」
一瞬、
空気止まる
慎太郎「やば」
高地「それは攻めた」
きょも「面白い」
〇〇「なにそれ笑」
笑う
風磨「仮定な」
樹「ゲームみたいなもん」
ジェシー「はい〇〇から」
〇〇「え、やだ」
慎太郎「逃げるな」
高地「軽くでいいよ」
〇〇「……」
少しだけ考える
〇〇「普通に仲良くなる」
きょも「そこから?」
〇〇「うん!」
風磨「で?」
〇〇「様子見る」
樹「慎重」
ジェシー「北斗っぽいじゃん」
〇〇「え、やだ」
笑う
慎太郎「同じタイプじゃん」
高地「慎重派コンビ」
きょも「いいじゃん」
風磨「で、北斗は?」
北斗「……は?」
樹「今の質問」
ジェシー「この中で好きになったらどうするか」
北斗「……」
少し間
北斗「普通に話す」
慎太郎「もう話してるじゃん」
ジェシー「成立してるじゃん」
高地「たしかに」
〇〇「たしかに」
少し笑う
北斗「……だからだろ」
きょも「深いね」
風磨「分かりにくい」
樹「要するに」
樹「今の距離から詰めるってことだろ」
北斗「……まぁ」
ジェシー「リアルだな」
慎太郎「いいじゃん」
高地「自然だね」
〇〇「ふーん」
少しだけ北斗を見る
北斗、目逸らす
きょも「じゃあさ」
きょも「逆にどうされたら気づく?」
ジェシー「おーいいね」
慎太郎「それ知りたい」
高地「ヒントになるやつ」
風磨「実用的」
樹「〇〇から」
〇〇「えー」
少し考える
〇〇「分かりやすいのがいい」
ジェシー「例えば?」
〇〇「なんかこう」
〇〇「ちゃんと来てくれる感じ」
慎太郎「曖昧」
高地「でもなんとなく分かる」
きょも「逃げない感じね」
〇〇「そうそれ」
風磨「じゃあ遠回しは無理か」
〇〇「気づかない」
即
樹「だろうな」
ジェシー「北斗詰んだじゃん」
慎太郎「真逆タイプ」
北斗「うるせぇ」
でも小さく
高地「北斗は?」
北斗「……」
少し考える
北斗「分かりやすい方がいい」
きょも「一緒じゃん」
ジェシー「相性いいじゃん」
慎太郎「もう成立してるじゃん」
〇〇「なにそれ」
笑う
風磨「お互い気づくタイプなら早いだろ」
樹「ただ動かないと意味ないけどな」
一瞬だけ静かになる
北斗「……」
その言葉、入る
〇〇は普通に飲みながら
〇〇「まぁでもさ」
〇〇「タイミングだよね結局」
さらっと戻す
ジェシー「またそれ」
慎太郎「結論それ」
高地「でも一番リアル」
きょも「否定できない」
風磨「じゃあタイミング待ちってこと?」
〇〇「うーん」
少し考えて
〇〇「半分待ちで半分行く」
ジェシー「バランス型」
慎太郎「強い」
高地「それ理想だね」
きょも「北斗できる?」
北斗「……無理」
即
全員「笑」
〇〇「即答じゃん」
北斗「無理なもんは無理」
風磨「開き直り」
樹「だから言ってんだよ」
ぼそっと
北斗「……」
何も返さない
でも
さっきからの会話
全部繋がってる
〇〇の「気づかない」
樹の「動かないと意味ない」
その間にいる自分
ジェシー「まぁでもさ」
ジェシー「今日みたいにさ」
ジェシー「普通に一緒にいる時間増やせばいいんじゃない?」
軽く言う
慎太郎「それな」
高地「シンプルだけど一番効く」
きょも「確かに」
風磨「積み重ねな」
樹「それで十分」
〇〇「たしかにね」
普通に頷く
北斗「……」
グラス持つ
その“普通”の中に
ちゃんと自分もいる
さっきより
少しだけ
距離が近い気がしてる
誰も言わないけど、確実に。
高地「弟ってインスタ出てるよね?」
〇〇「出てる」
あっさり
慎太郎「あー見たことあるかも」
高地「顔出してるよね」
きょも「普通にイケメンじゃなかった?」
風磨「美男だったな」
樹「完成されてた」
〇〇「なにそれ」
笑う
ジェシー「しかも雰囲気違うよね」
慎太郎「〇〇とまた別系統」
高地「爽やか系」
きょも「人懐っこそうだった」
〇〇「それは合ってる」
風磨「で、いくつだっけ」
〇〇「今年で22」
ジェシー「若っ」
慎太郎「いい歳じゃん」
高地「大学生?」
〇〇「もう卒業してる」
きょも「早」
風磨「社会人?」
〇〇「そう」
樹「しっかりしてんな」
ジェシー「なんかさ」
ジェシー「モテそうじゃない?」
〇〇「まぁ…」
少しだけ濁す
慎太郎「絶対モテるって」
高地「雰囲気で分かる」
きょも「紹介してよ」
〇〇「やだ」
即
風磨「なんでだよ」
〇〇「絶対めんどくさい」
樹「正解」
ジェシー「一回会ってみたいけどな」
慎太郎「姉の周りの人たち見てどう思うんだろ」
高地「確かに気になる」
きょも「姉の男関係チェックしそう」
〇〇「しないし」
即
風磨「ほんとか?」
〇〇「たぶん」
樹「たぶんってなんだよ」
笑い
ジェシー「でもさ」
ジェシー「〇〇に似てるとこある?」
〇〇「どうだろ」
少し考える
〇〇「負けず嫌いなとこは似てる」
慎太郎「そこか」
高地「納得」
きょも「確かに」
風磨「じゃあケンカ強そうだな」
〇〇「強いよ普通に」
樹「兄弟で張り合ってそう」
〇〇「する」
ジェシー「いいなそれ」
慎太郎「仲いい証拠だな」
高地「微笑ましい」
きょも「平和だね」
北斗「……」
静かに聞いてる
“インスタで顔出し”
“美男”
“22歳”
情報が増えていく
想像も少しだけ具体的になる
北斗「……」
グラスに視線落とす
風磨「北斗どうよ」
急に振る
北斗「何が」
樹「弟」
ジェシー「イケメンだってよ」
慎太郎「どう思う?」
高地「率直に」
きょも「ライバル増えたね」
冗談混じり
北斗「……関係ねぇだろ」
短く
〇〇「なにそれ」
笑う
風磨「余裕じゃん」
樹「ほんとか?」
北斗「……」
一瞬だけ詰まる
でもすぐ戻す
北斗「ただの弟だろ」
〇〇「そうだけど」
普通に頷く
その“普通”が
逆にリアルで
北斗はそれ以上言わない
でも
頭のどこかで
“22歳の弟”
ってワードが残る
小さく引っかかるまま
また次の会話に流れていく
きょも「弟、絶対〇〇のこと好きだよね」
慎太郎「いやそれはそう」
高地「見てて分かるレベル」
きょも「隠してないしね」
風磨「むしろ出してる」
樹「堂々としてる」
〇〇「出してないって」
ジェシー「出てるって」
慎太郎「インスタとかさ」
高地「普通に伝わる」
きょも「コメントも優しいし」
〇〇「やめて」
少し笑いながら
風磨「でもお前もだろ」
樹「同じレベルで出てる」
〇〇「え」
ジェシー「弟との写真」
慎太郎「距離近いし」
高地「仲良し感すごい」
きょも「完全に両想い」
〇〇「なにそれ」
笑う
風磨「否定しないんだな」
〇〇「……」
少しだけ間
全員見る
〇〇「まぁ」
小さく
ジェシー「お?」
慎太郎「きた」
高地「素直」
きょも「いいね」
風磨「で?」
樹「どうなんだよ実際」
〇〇、少しだけ考える
でもすぐ
〇〇「普通に好きだよ」
あっさり
ジェシー「おー」
慎太郎「いいじゃん」
高地「ほっこり」
きょも「いい姉ちゃん」
風磨「でもそれじゃ弱いな」
樹「もっとあるだろ」
〇〇「は?」
ジェシー「どれくらい?」
慎太郎「レベル知りたい」
高地「基準が分からん」
きょも「具体的に」
〇〇「えー」
少し悩む
でも
〇〇「世界一好き」
さらっと
一瞬、空気止まる
ジェシー「強」
慎太郎「重っ」
高地「いやでもいいね」
きょも「シンプルで強い」
風磨「本人聞いたら泣くぞ」
樹「確定だな」
〇〇「何が」
笑う
ジェシー「弟優勝じゃん」
慎太郎「勝てねぇ」
高地「最強ポジション」
きょも「誰も勝てない」
風磨「ハードル高すぎ」
樹「終わったな」
〇〇「なにが」
普通に飲む
その言葉
何も考えずに言ってる
本気だけど
重さの自覚なし
北斗「……」
静かに聞いてる
“世界一好き”
その言葉
思ってたより
重く入る
でも
〇〇は普通に笑ってる
深い意味なんてない顔で
北斗「……そりゃ勝てねぇわ」
ぽつり
ジェシー「おー認めた」
慎太郎「降参じゃん」
高地「潔い」
きょも「珍しいね」
風磨「早かったな」
樹「判断が早い」
〇〇「何の話?」
笑う
北斗「別に」
それ以上言わない
でも
その一言で
自分の立ち位置
なんとなく理解してる。
ジェシー「よし」
ジェシー「ゲームしよ」
慎太郎「きた」
高地「何やる?」
きょも「定番でよくない?」
風磨「罰ゲームありな」
〇〇「やだ」
樹「決定」
北斗「強制かよ」
ジェシー「チーム戦にする?」
慎太郎「いいね」
高地「ペア?」
きょも「バランス見て決めよ」
風磨「じゃあ俺と樹」
樹「いいよ」
ジェシー「じゃあ俺と慎太郎」
慎太郎「オッケー」
高地「じゃあ俺ときょもだね」
きょも「了解」
〇〇「え、じゃあ私」
全員、自然と北斗見る
一瞬
北斗「……」
〇〇「じゃあ北斗でいい?」
軽く
北斗「……いいけど」
ジェシー「決まり!」
慎太郎「いい組み合わせ」
高地「バランスいいね」
風磨「面白そう」
樹「じゃあルール説明な」
ジェシー「お題に対して答えて」
慎太郎「かぶったらポイントなし」
高地「被らなかったらポイント」
きょも「一番ポイント低いチーム罰ゲーム」
〇〇「シンプル」
北斗「分かりやすいな」
風磨「じゃあいくぞ」
樹「お題」
樹「“コンビニで絶対買うもの”」
ジェシー「はいはい」
慎太郎「来た」
高地「考える時間短めね」
きょも「せーの」
全員「せーの」
ジェシー「おにぎり」
慎太郎「おにぎり」
高地「サラダ」
きょも「ヨーグルト」
風磨「コーヒー」
樹「ガム」
〇〇「グミ」
北斗「水」
一瞬
ジェシー「被った!」
慎太郎「終わり!」
高地「俺らセーフ」
きょも「セーフ」
風磨「いいね」
樹「被ってない」
〇〇「よし」
北斗「まぁまぁ」
ジェシー「最下位スタートかよ」
慎太郎「やばい」
笑い
風磨「次いくぞ」
樹「“デートで行きたい場所”」
ジェシー「おー」
慎太郎「来たな」
高地「どうする?」
きょも「悩む」
〇〇「えー」
北斗「……」
少し考える
樹「せーの」
全員「せーの」
ジェシー「遊園地」
慎太郎「映画」
高地「カフェ」
きょも「水族館」
風磨「ドライブ」
樹「夜景」
〇〇「海」
北斗「……公園」
一瞬
ジェシー「渋っ!」
慎太郎「リアル!」
高地「いいじゃん」
きょも「北斗っぽい」
風磨「落ち着きすぎ」
樹「でも被ってない」
〇〇「いいね」
北斗「まぁ」
少しだけ緩む
ジェシー「〇〇海かー」
慎太郎「らしいな」
高地「合いそう」
きょも「いいね」
風磨「で、このペアどうなの」
ニヤッと
〇〇「なにが」
樹「公園と海」
ジェシー「デート成立してる?」
慎太郎「微妙にズレてる」
高地「でもどっちもあり」
きょも「組み合わせ次第」
〇〇「普通に行けるでしょ」
北斗「……まぁな」
軽く返す
ジェシー「いいじゃん」
慎太郎「自然すぎる」
風磨「違和感ねぇな」
樹「だからなんだよ」
笑い
〇〇「次いこ次」
流す
北斗も小さく頷く
ゲームのテンポに乗って
さっきまでの話も
少しずつ軽くなっていく。
ジェシー「次いくよ」
慎太郎「はい」
高地「来い」
きょも「テンポ上げてこう」
風磨「お題」
樹「“朝起きて最初にすること”」
〇〇「リアル」
北斗「……」
少し考える
樹「せーの」
全員「せーの」
ジェシー「顔洗う」
慎太郎「二度寝」
高地「カーテン開ける」
きょも「水飲む」
風磨「スマホ見る」
樹「歯磨き」
〇〇「ストレッチ」
北斗「……時計見る」
ジェシー「被ってない!」
慎太郎「優秀」
高地「全員バラバラ」
きょも「いいね」
風磨「ポイント入るな」
樹「接戦」
〇〇「いい感じ」
北斗「まぁ」
軽く頷く
ジェシー「次!」
慎太郎「いくぞ」
樹「“テンション上がる瞬間”」
高地「悩むな」
きょも「いっぱいある」
風磨「直感でいけ」
〇〇「うーん」
北斗「……」
樹「せーの」
全員「せーの」
ジェシー「ライブ」
慎太郎「オフの日」
高地「ご飯美味しい時」
きょも「音楽聴いてる時」
風磨「仕事終わり」
樹「給料日」
〇〇「買い物」
北斗「……静かな時間」
一瞬
ジェシー「北斗らしっ」
慎太郎「分かるわ」
高地「落ち着いてるね」
きょも「いいねそれ」
風磨「でもズレてるな」
樹「でも被ってない」
〇〇「確かに」
少し北斗を見る
北斗、軽く目逸らす
ジェシー「次いこ!」
慎太郎「いい流れ」
樹「“恋人にしたい条件1つ”」
一瞬、ざわっとする
〇〇「えー」
高地「これは出るね」
きょも「バラけそう」
風磨「面白い」
北斗「……」
少しだけ真剣
樹「せーの」
全員「せーの」
ジェシー「明るい」
慎太郎「一緒にいて楽」
高地「優しい」
きょも「価値観合う」
風磨「自立してる」
樹「嘘つかない」
〇〇「ちゃんとしてる」
北斗「……気使わない」
一瞬
ジェシー「リアルだな」
慎太郎「いいじゃん」
高地「分かる」
きょも「大事だね」
風磨「〇〇の“ちゃんとしてる”もリアル」
樹「お互い真面目」
〇〇「なにそれ」
笑う
ジェシー「でもさ」
ジェシー「ちょっと似てない?」
慎太郎「方向性一緒じゃね」
高地「たしかに」
きょも「ズレてない」
風磨「相性良さそう」
樹「言ったな」
〇〇「やめて」
笑いながら流す
北斗「……」
何も言わないけど
その会話、ちゃんと入ってる
ジェシー「よし次ラスト!」
慎太郎「罰ゲームかかってる」
高地「ここ大事」
きょも「いくよ」
風磨「お題」
樹「“この中で一番モテそうな人”」
〇〇「え」
北斗「は?」
ジェシー「きた!」
慎太郎「これは荒れる」
高地「やばいね」
きょも「せーのでいく?」
風磨「いくぞ」
樹「せーの」
全員、同時に指さす
一瞬の静止
ジェシー「おー!」
慎太郎「割れた!」
高地「バラけたね」
きょも「面白い」
風磨「いいなこれ」
樹「結果出たな」
〇〇「なにこれ」
笑ってる
北斗、視線だけ動く
自分を指してる人数
〇〇が誰を指したか
一瞬で全部入る
でも顔には出さない
ジェシー「はい集計!」
慎太郎「最下位チーム…」
高地「出た」
きょも「どこ?」
風磨「決まりだな」
樹「北斗と〇〇」
ジェシー「きたー!」
慎太郎「罰ゲーム!」
〇〇「えー!」
北斗「まじかよ」
高地「何する?」
きょも「軽めでいいよ」
風磨「じゃあ」
樹「“お互いのいいとこ3つ言う”」
ジェシー「いいじゃん」
慎太郎「平和」
高地「優しい罰ゲーム」
〇〇「それならいい」
北斗「……」
少しだけ間
ジェシー「じゃあ〇〇から!」
〇〇「えー」
少し考える
〇〇「えっと」
〇〇「ちゃんとしてる」
ジェシー「さっき出た」
慎太郎「ブレない」
〇〇「あと」
〇〇「落ち着いてる」
高地「いいね」
〇〇「あと」
少しだけ悩む
一瞬北斗を見る
〇〇「優しい」
ぽつり
空気、ほんの少しだけ変わる
ジェシー「おー」
慎太郎「いいじゃん」
高地「ちゃんと見てる」
きょも「いいね」
風磨「で、北斗」
樹「返せ」
北斗「……」
少しだけ考える
でも
北斗「明るい」
ジェシー「うん」
北斗「ちゃんとしてる」
慎太郎「出た」
北斗「あと」
一瞬だけ詰まる
でも
北斗「気使わない」
ぽつり
〇〇「え」
少し驚く
北斗「……楽」
付け足す
一瞬
静かになる
ジェシー「いいじゃん」
慎太郎「めっちゃいい」
高地「それ一番じゃない?」
きょも「深いね」
風磨「シンプルで強い」
樹「納得」
〇〇「……なにそれ」
少し笑うけど
ちょっとだけ照れてる
北斗「別に」
グラス持つ
それ以上言わない
でも
その空気
さっきまでより
少しだけ違う。
慎太郎「王様ゲームやろ」
慎太郎「きた」
高地「懐かしい」
きょも「一番盛り上がるやつ」
風磨「罰ゲームより攻めてる」
樹「いいね」
〇〇「え、やだ」
北斗「……」
ジェシー「番号決めよ」
慎太郎「紙ある?」
高地「あるよ」
きょも「書くね」
風磨「配れ」
樹「引いて」
〇〇「はい」
北斗「……」
全員、番号引く
きょも「せーので開けるよ」
全員「せーの」
ジェシー「3」
慎太郎「6」
高地「2」
きょも「1」
風磨「王様」
樹「5」
〇〇「7」
北斗「4」
ジェシー「風磨か」
慎太郎「やば」
高地「絶対やるじゃん」
きょも「来るね」
風磨、ニヤッと
風磨「じゃあ」
風磨「4番と7番が」
一瞬
北斗と〇〇、同時に顔上げる
風磨「お互いの第一印象言え」
ジェシー「いいね」
慎太郎「軽めで来た」
高地「優しい」
きょも「セーフ」
樹「いけ」
〇〇「えー」
北斗「……」
〇〇「じゃあ私から」
少し考える
〇〇「暗い」
ジェシー「直球」
慎太郎「容赦ない」
高地「最初の印象ね」
きょも「分かる」
〇〇「あと」
〇〇「話さなそう」
風磨「まぁな」
樹「当たってる」
〇〇「でも」
少しだけ続ける
〇〇「今は違う」
ぽつり
一瞬
北斗「……」
ジェシー「いいじゃん」
慎太郎「成長したな」
高地「変わったってことだね」
きょも「で、北斗」
北斗「……」
少し考える
北斗「うるさい」
全員「笑」
〇〇「は?」
北斗「最初な」
慎太郎「間違ってない」
ジェシー「イメージ通り」
高地「でも?」
北斗「……」
一瞬だけ見る
北斗「思ってたより普通」
〇〇「なにそれ」
笑う
風磨「終了」
樹「いいスタート」
次のラウンド
きょも「もう一回引くよ」
配り直し
全員引く
ジェシー「せーの」
ジェシー「王様」
慎太郎「2」
高地「6」
きょも「3」
風磨「5」
樹「1」
〇〇「4」
北斗「7」
ジェシー「きた」
慎太郎「楽しそう」
高地「何やる?」
ジェシー「じゃあ」
ジェシー「1番と7番が」
樹と北斗
ジェシー「最近一番ドキッとしたこと言え」
慎太郎「いいね」
高地「リアル」
きょも「聞きたい」
風磨「いけ」
樹「俺から?」
ジェシー「どうぞ」
樹「この前」
樹「現場で急に照明落ちて」
樹「真っ暗になった瞬間」
高地「それドキッの種類違う」
慎太郎「びっくりだろ」
笑い
ジェシー「北斗」
北斗「……」
少しだけ間
全員ちょっと見る
北斗「……今日」
一瞬
空気止まる
慎太郎「お?」
ジェシー「何?」
高地「どこ?」
きょも「気になる」
風磨、ニヤッと
樹「言えよ」
北斗「……別に」
濁す
ジェシー「逃げた」
慎太郎「絶対なんかある」
〇〇「なにそれ」
普通に笑う
北斗「……なんでもねぇ」
それ以上言わない
でも
その“今日”って一言
少しだけ残る
また引く
ジェシー「せーの」
慎太郎「王様」
ジェシー「1」
高地「4」
きょも「6」
風磨「3」
樹「7」
〇〇「2」
北斗「5」
慎太郎「よし」
慎太郎「2番と5番」
〇〇と北斗
慎太郎「10秒見つめ合え」
ジェシー「きたー!」
高地「王道」
きょも「いいね」
風磨「逃げんなよ」
樹「いけ」
〇〇「えー」
北斗「……」
でも
逃げない
向き合う
ジェシー「スタート!」
1秒
2秒
3秒
〇〇、普通に見る
北斗、最初少しだけ固まる
4秒
5秒
慎太郎「まだいける」
6秒
7秒
北斗、少しだけ目逸らしそうになる
でも戻す
8秒
9秒
〇〇、少しだけ笑う
10秒
ジェシー「終了!」
慎太郎「耐えた!」
高地「すごい」
きょも「ちゃんと見てた」
風磨「いいじゃん」
樹「成長」
〇〇「なにこれ」
笑いながら
北斗「……」
少しだけ息吐く
でも
さっきより
距離、近い
明らかに。
ジェシー「いやこれ終われないでしょ」
慎太郎「もう一回いくぞ」
高地「だいぶ回ってきたね」
きょも「お酒もいい感じ」
風磨「ここからだな」
樹「引け」
〇〇「はーい」
北斗「……」
全員、もう一度引く
ジェシー「せーの」
ジェシー「5」
慎太郎「王様」
高地「1」
きょも「6」
風磨「3」
樹「7」
〇〇「2」
北斗「4」
慎太郎「きた」
ニヤッと
慎太郎「じゃあ」
慎太郎「3番と6番」
風磨ときょも
慎太郎「ほっぺにキス」
ジェシー「出た!」
高地「きたね」
樹「始まった」
〇〇「えー!」
笑う
風磨「まじかよ」
きょも「いいよ」
あっさり
全員「おー!」
風磨「いや軽いな」
きょも「はい来て」
風磨「は?」
でも
普通に近づく
軽く、ほっぺに
チュッ
ジェシー「うわー!」
慎太郎「やった!」
高地「早い!」
樹「ノリいいな」
〇〇「普通すぎる」
笑う
北斗「……」
少しだけ視線逸らす
でも見てる
空気、一気に温度上がる
ジェシー「次いこ次!」
慎太郎「回すぞ」
また引く
ジェシー「せーの」
ジェシー「王様」
慎太郎「3」
高地「7」
きょも「2」
風磨「6」
樹「4」
〇〇「1」
北斗「5」
ジェシー「じゃあ」
ジェシー「1番と7番」
〇〇と高地
〇〇「え」
高地「俺か」
ジェシー「“5秒間手つなぐ”」
慎太郎「軽め」
風磨「いいね」
樹「いけ」
〇〇「はいはい」
普通に手出す
高地も普通に握る
ジェシー「スタート!」
1秒
2秒
3秒
〇〇「短」
笑う
4秒
5秒
ジェシー「終了!」
慎太郎「平和」
きょも「安心」
風磨「物足りねぇな」
樹「まだいける」
北斗「……」
無言で見てる
でも
どこか少しだけ気になる顔
ジェシー「次!」
また引く
ジェシー「せーの」
風磨「王様」
ジェシー「6」
慎太郎「1」
高地「5」
きょも「3」
樹「2」
〇〇「4」
北斗「7」
風磨「よし」
少しだけ考える
風磨「2番と6番」
樹とジェシー
風磨「肩組んで写真ポーズ」
ジェシー「余裕!」
樹「楽勝」
2人でふざける
笑い
場が完全に出来上がる
お酒も進む
テンション上がる
ジェシー「もう一回!」
慎太郎「いくぞ!」
また引く
ジェシー「せーの」
樹「王様」
ジェシー「2」
慎太郎「5」
高地「3」
きょも「7」
風磨「1」
〇〇「6」
北斗「4」
樹「じゃあ」
樹「3番と7番」
高地ときょも
樹「耳元で一言」
ジェシー「うわー」
慎太郎「いいね」
風磨「来たな」
2人で近づく
きょもが何か囁く
高地「やめろって」
照れる
笑い
空気さらに緩む
その流れで
また引く
ジェシー「せーの」
きょも「王様」
ジェシー「4」
慎太郎「6」
高地「2」
風磨「5」
樹「1」
〇〇「3」
北斗「7」
きょも「じゃあ」
きょも「1番と5番」
樹と風磨
きょも「ほっぺにキス」
また来る
ジェシー「きた!」
慎太郎「強い!」
樹「まじかよ」
風磨「いけるだろ」
軽く、チュッ
笑い爆発
〇〇「普通すぎる!」
北斗「……」
また少しだけ視線逸らす
でも
ちゃんと見てる
ジェシー「次次!」
慎太郎「まだいくぞ」
また引く
ジェシー「せーの」
高地「王様」
ジェシー「1」
慎太郎「2」
きょも「6」
風磨「3」
樹「5」
〇〇「7」
北斗「4」
高地「じゃあ」
高地「1番と2番」
ジェシーと慎太郎
高地「10秒見つめ合い」
ジェシー「またかよ!」
慎太郎「やるしかねぇ」
笑いながら向き合う
場、完全に盛り上がる
でも
ここまで
一回も
〇〇と北斗は当たってない
さっき以外
選ばれてない
ジェシー「なんかさ」
ジェシー「逆に当たらないねこの2人」
慎太郎「たしかに」
風磨「避けられてんのか」
樹「運悪いな」
〇〇「いいけど別に」
笑う
北斗「……」
小さくグラス傾ける
内心
少しだけ思う
“なんでだよ”
でも口には出さない
きょも「次いこ」
また引く
ジェシー「せーの」
北斗「王様」
一瞬
全員「おー!」
慎太郎「きた」
風磨「どうする」
樹「攻めろ」
〇〇「やば」
北斗「……」
少しだけ考える
全員見る
北斗「……」
一瞬
〇〇を見る
でもすぐ外す
北斗「2番と5番」
慎太郎と風磨
北斗「肩組んで一気飲み」
ジェシー「そこかよ!」
慎太郎「なんでだよ!」
風磨「逃げたな」
樹「絶対逃げた」
〇〇「なにそれ」
笑う
北斗「別に」
何も言わない
でも
さっきの一瞬
確実に見てた
でも選ばなかった
その距離感
微妙に残る
慎太郎と風磨が騒ぎながら飲む
笑い
空気は盛り上がったまま
でも
〇〇と北斗の間だけ
ほんの少しだけ
違う温度が残ってる
近いのに
当たらない
触れない。
風磨「もう一周いくぞ!」
慎太郎「まだいける」
高地「テンション上がってるね」
きょも「楽しくなってきた」
風磨「ここからだろ」
樹「引け」
〇〇「はいはい」
北斗「……」
全員、また紙を引く
ジェシー「せーの」
ジェシー「2」
慎太郎「4」
高地「王様」
きょも「6」
風磨「1」
樹「5」
〇〇「3」
北斗「7」
高地「よし」
少し考える
高地「3番と6番」
〇〇ときょも
一瞬
ジェシー「おー!」
慎太郎「来た!」
風磨「いいとこ」
樹「盛り上がるな」
北斗「……」
ほんの一瞬だけ固まる
高地「じゃあ」
高地「10秒間、手つないで見つめ合う」
〇〇「えー!」
でも笑ってる
きょも「いいよ」
さらっと
ジェシー「余裕だな」
慎太郎「さすが」
〇〇「え、ほんとに?」
きょも「来て」
自然に手出す
〇〇、少し笑いながら手を乗せる
ジェシー「スタート!」
1秒
2秒
〇〇、普通に見てる
3秒
きょもも柔らかく返す
4秒
5秒
慎太郎「いいねー」
6秒
風磨「安定してるな」
7秒
樹「違和感ねぇ」
8秒
北斗、無言で見てる
9秒
10秒
ジェシー「終了!」
〇〇「長っ」
笑う
きょも「普通じゃん」
余裕
高地「さすが」
風磨「慣れてるな」
樹「担ってやつか」
〇〇「やめて」
笑う
北斗「……」
グラスに視線落とす
一瞬だけ
ほんの少しだけ
空気が違う
ジェシー「次いこ次!」
慎太郎「まだまだ!」
また引く
ジェシー「せーの」
きょも「王様」
ジェシー「5」
慎太郎「2」
高地「7」
風磨「3」
樹「6」
〇〇「1」
北斗「4」
きょも「じゃあ」
きょも「1番と4番」
〇〇と北斗
一瞬
ジェシー「きたー!」
慎太郎「やっと!」
高地「来たね」
風磨「運命かよ」
樹「逃げんなよ」
〇〇「えー」
北斗「……」
きょも「軽めにしよ」
少し考えて
きょも「ほっぺにキス」
空気、一気に変わる
ジェシー「きた!」
慎太郎「これはでかい」
高地「いいね」
風磨「やれ」
樹「いけ」
〇〇「え、ちょっと待って」
笑いながら
でも
逃げない空気
北斗「……どっち」
ぽつり
〇〇「え」
ジェシー「どっちでもいいだろ!」
慎太郎「早く!」
きょも「どっちからでも」
一瞬の間
〇〇、少しだけ笑って
〇〇「じゃあ私から」
近づく
軽く
北斗のほっぺに
チュッ
一瞬
静かになる
ジェシー「うわー!」
慎太郎「きた!」
高地「やばいね」
風磨「普通にやったな」
樹「強い」
北斗「……」
ほんの一瞬固まる
でも
すぐ
北斗も軽く返す
同じように
チュッ
〇〇「……」
少しだけ驚く
ジェシー「おー!!」
慎太郎「やり返した!」
高地「いいね」
きょも「対等」
風磨「バランスいいな」
樹「成立してる」
〇〇「なにこれ」
笑うけど
少しだけ照れてる
北斗は何も言わない
でも
さっきより明らかに
空気が変わってる
ジェシー「次いこ次!」
慎太郎「まだいける!」
また引く
ジェシー「せーの」
風磨「王様」
ジェシー「3」
慎太郎「7」
高地「2」
きょも「5」
樹「4」
〇〇「6」
北斗「1」
風磨「じゃあ」
風磨「5番と6番」
きょもと〇〇
ジェシー「また!」
慎太郎「多いな」
高地「流れ来てる」
風磨「“肩組んで一緒に写真ポーズ”」
きょも「はいはい」
〇〇「もう慣れた」
2人で軽く肩組む
笑いながらポーズ
ジェシー「仲良すぎ!」
慎太郎「安定感」
樹「違和感ゼロ」
北斗「……」
また見る
さっきとは違う見方
少しだけ
意識が混ざる
ジェシー「次!」
慎太郎「ラストいく?」
風磨「いやまだいける」
高地「いこう」
きょも「続行」
樹「引け」
〇〇「はい」
北斗「……」
全員引く
ジェシー「せーの」
〇〇「王様」
全員「おー!」
慎太郎「きた」
風磨「どうする」
樹「攻めろ」
きょも「任せた」
〇〇「えー」
少し考える
周り見る
きょも見て
少し笑う
でも
その後
一瞬だけ
北斗の方も見る
〇〇「じゃあ」
〇〇「2番と7番」
ジェシーと北斗
北斗「……」
〇〇「10秒間、見つめ合い」
ジェシー「俺!?」
慎太郎「そこ!?」
風磨「外したな」
樹「完全に外した」
きょも「面白い」
〇〇「いいでしょ別に」
笑う
北斗「……」
ジェシーと向き合う
笑いながら10秒
場はまた盛り上がる
でも
さっきの一瞬
〇〇が北斗を見たこと
北斗だけは分かってる
選ばれなかったことも含めて
その距離
まだ曖昧
でも
完全に遠いわけでもない
そのまま
笑いの中で。
ジェシー「よし、あと2回な!」
慎太郎「ラストスパート」
高地「いいとこ引きたいね」
きょも「どうなるか」
風磨「締めに向けてな」
樹「引け」
〇〇「はいはい」
北斗「……」
全員、紙を引く
ジェシー「せーの」
ジェシー「6」
慎太郎「1」
高地「3」
きょも「5」
風磨「王様」
樹「2」
〇〇「7」
北斗「4」
風磨「きた」
少し考える
風磨「じゃあ」
風磨「5番と7番」
きょもと〇〇
ジェシー「また!」
慎太郎「多すぎ!」
高地「引き強いね」
樹「流れ来てる」
北斗「……」
風磨「最後に近いし」
風磨「軽くいくか」
一瞬ニヤッと
風磨「手繋いで」
風磨「お互いに“好き”って言う」
ジェシー「おー!」
慎太郎「王道!」
高地「いいね」
樹「いけ」
〇〇「えー」
笑うけど逃げない
きょも「いいよ」
さらっと手出す
〇〇、少し笑いながら繋ぐ
一瞬
空気少しだけ柔らかくなる
きょも「好き」
軽く、普通に
〇〇「好き」
同じテンポで返す
ジェシー「軽っ!」
慎太郎「でもいい!」
高地「自然だね」
風磨「さすが」
樹「慣れてるな」
〇〇「なにこれ」
笑ってる
北斗「……」
静かに見てる
さっきよりも
少しだけ
引っかかりが残る
でも顔には出さない
ジェシー「ラストいくぞ!」
慎太郎「最後!」
高地「誰が王様だ」
きょも「引くよ」
風磨「来い」
樹「せーの」
全員、最後の紙を開く
ジェシー「4」
慎太郎「7」
高地「2」
きょも「6」
風磨「3」
樹「王様」
〇〇「1」
北斗「5」
樹「きたな」
ゆっくり見回す
一瞬
全員少しだけ静かになる
樹「じゃあ」
樹「1番と5番」
〇〇と北斗
ジェシー「またきた!」
慎太郎「ラストで!」
高地「いいね」
きょも「締めだね」
風磨「外すなよ」
樹、少しだけ考える
そして
樹「10秒間」
樹「手繋いで、何も喋らない」
ジェシー「シンプル」
慎太郎「でも一番来るやつ」
高地「いいね」
きょも「いい締め」
〇〇「えー」
でも逃げない
北斗「……」
静かに手を出す
〇〇も自然に乗せる
ジェシー「スタート」
1秒
2秒
会話ない
3秒
少しだけ静か
4秒
5秒
〇〇、ちらっと北斗見る
北斗も少しだけ見る
6秒
7秒
誰も茶化さない
8秒
9秒
10秒
ジェシー「終了」
慎太郎「いいな」
高地「空気変わったね」
きょも「いい締め」
風磨「シンプルが一番」
樹「だろ」
〇〇「なんか静かすぎ」
笑って崩す
北斗「……」
手、ゆっくり離す
でも
さっきより
少しだけ名残が残る
ジェシー「いやー楽しかった!」
慎太郎「満足」
高地「いい夜だね」
きょも「最高」
風磨「成功だな」
樹「だな」
〇〇「楽しかった」
自然に笑う
北斗「……」
小さく頷く
風磨「待って」
風磨「今ので終わるのもったいなくね?」
慎太郎「確かに」
高地「あと一個くらい」
きょも「ラストもう一回だけ」
風磨「延長な」
樹「いいね」
〇〇「まだやるの?」
笑う
北斗「……」
小さく息吐く
でも否定しない
樹「じゃあ最後の最後」
もう一度、紙を引く
全員、静かに開く
ジェシー「せーの」
ジェシー「3」
慎太郎「6」
高地「1」
きょも「5」
風磨「2」
樹「王様」
〇〇「7」
北斗「4」
ジェシー「また樹かよ」
慎太郎「持ってるな」
風磨「どうする」
全員、少しだけ期待混じりで見る
樹、ゆっくり見回す
一瞬
〇〇と北斗を見る
少しだけ口角上げる
樹「4番と7番」
静かに
ジェシー「きた」
慎太郎「やっぱり」
高地「最後だね」
きょも「締めだ」
風磨「逃げんなよ」
〇〇「えー」
北斗「……」
樹「10秒間ハグして」
一瞬
空気止まる
ジェシー「うわ」
慎太郎「来たな」
高地「いいね」
きょも「強い」
樹「で」
少し間を置く
樹「耳元で一言」
ジェシー「やば」
慎太郎「それはでかい」
風磨「完璧」
〇〇「ちょっと待って」
笑いながらも
逃げ場ない空気
北斗「……」
一歩だけ近づく
〇〇も少しだけ息整える
でも
避けない
ゆっくり
距離詰まる
軽く、腕が回る
ハグ
ジェシー「スタート」
1秒
2秒
最初少しぎこちない
3秒
〇〇の手、自然に背中に回る
4秒
北斗、少しだけ力入る
5秒
空気、静かになる
6秒
誰も茶化さない
7秒
〇〇の呼吸、少し近い
8秒
北斗の視線、少し落ちる
9秒
10秒
ジェシー「……まだだな」
小さく
慎太郎「言えよ」
風磨「耳元」
樹「どっちからでも」
一瞬
間
〇〇、少しだけ顔寄せる
北斗の耳元
〇〇「……今日、ちょっとドキッとした」
小さく
本当に小さく
離れる
一瞬
空気止まる
ジェシー「おー…」
慎太郎「いいね」
高地「いい」
きょも「強い」
風磨「で、北斗」
樹「返せ」
北斗「……」
ほんの一瞬だけ目閉じる
また少しだけ近づく
〇〇の耳元
北斗「……さっきから、ずっとしてる」
低く
短く
それだけ
離れる
〇〇「……」
一瞬だけ言葉止まる
ジェシー「うわー!」
慎太郎「それはやばい!」
高地「いいね!」
きょも「締め完璧」
風磨「決まったな」
樹「終わり」
〇〇「なにそれ」
笑おうとするけど
少しだけ崩れる
北斗「……」
もう何も言わない
でも
さっきまでと違う
明らかに
何か一歩進んだ空気
誰も深くは触れないまま
そのまま笑いに戻る
でも
さっきの言葉だけ
ちゃんと残ったまま
夜は本当に
終わりに向かっていく
ーーーー
北斗side ― 慎太郎の家についてから
玄関入った瞬間から
もう分かってた
今日、たぶん落ち着かない
慎太郎の家
いつものメンバー
いつもの空気
でも
そこに〇〇がいるだけで
全部少し変わる
リビング入って
みんなで座って
普通に会話して
笑って
それだけなのに
視線が勝手にいく
無意識に追ってる
“いつも通り”にしようとしてるのに
それが一番難しい
サウナの時もそうだったけど
こうやって距離近いと
余計にダメだ
弟の話
正直、どうでもいいはずなのに
やたら入ってきた
インスタ
顔出し
美男
22歳
“世界一好き”
あの一言
軽く言ってたけど
軽く流せるほど軽くなかった
笑ってる顔が
普通すぎて
余計にリアルで
あぁいうの
自分にはない距離だなって
なんとなく思った
ゲーム始まって
少し楽になるかと思ったけど
逆だった
隣にいる
一緒に答える
それだけで距離近く感じる
“気使わない”って言った時
あれは本音
変に作らなくていい感じ
あれが一番楽で
一番危ない
王様ゲーム
正直、当たるなって思ってた
でも
当たらない時間が長くて
逆に意識する
なんでだよって
変な感覚
で、当たった時
ほっぺにキス
あれ
完全に不意打ち
やるって分かってても
実際来ると違う
一瞬止まった
でも
逃げる方が変だと思って
返した
あの時の空気
忘れられないほどじゃないけど
確実に残ってる
そのあと
また当たらない
きょもと〇〇が当たる
手繋いで見つめ合う
普通にやってる
自然に
あれ見て
“あぁそういう距離なんだな”って
妙に納得した
嫌とかじゃなくて
ただ現実って感じ
で
自分が王様の時
一瞬迷った
選べばよかったのに
選ばなかった
理由なんて簡単で
怖かっただけ
あの距離を
自分で作るのが
最後の方
また当たって
10秒ハグ
あれはもう
逃げられなかった
抱き寄せた時
思ってたより軽くて
思ってたより近くて
思ってたより
ダメだった
離れたくないとかじゃない
ただ
そのままでもよかった
って一瞬思った
耳元での一言
正直、何言うか決めてなかった
でも
“今日ドキッとした”
って聞いた瞬間
全部繋がった
あぁ、同じなんだなって
それだけで
十分だった
だから
そのまま返した
“さっきから、ずっとしてる”
あれ以上いらない
それ以上言ったら
多分崩れる
今の関係も
自分も
全部
帰り道とかじゃなくて
まだここにいるのに
もう少しだけ
距離変わったの分かる
でも
決定的じゃない
曖昧なまま
ちょうどいい距離のまま
それでも
最初に来た時より
確実に違う
“足りない”って思ってた感じ
あれ
今はない
それだけで
十分って思ってる自分がいる
たぶん
もう少しだけ
このままでいたい
そう思ってる時点で
答えは出てるんだろうけど
まだ
言わない
言えないじゃなくて
今は
まだいい
この距離でいい
でも
確実に
前には進んでる
それだけは
はっきりしてる
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〇〇side ― 慎太郎の家についてから
今日も普通に楽しい日
そのくらいの感覚で来てる
いつものメンバー
いつもの空気
ちょっとお酒もあって
ただ騒いで笑って
それで終わるはずだった
北斗もいるけど
特別何かってわけじゃない
普通に仲いい人の一人
それ以上でもそれ以下でもない
弟の話になって
いじられて
まぁいつもの流れ
“世界一好き”って言ったのも
ほんとにそのまま
深い意味とかなくて
ただ普通にそう思ってるだけ
みんなに笑われて
それで終わり
ゲーム始まってからも
基本ずっと楽しい
誰と組んでも
誰と当たっても
そこまで意識しない
きょもと当たった時も
いつも通り
手繋いで見つめ合うとか
ちょっと恥ずかしいけど
まぁゲームだしって感じ
変に意識もしない
慣れてる空気
安心感あるし
だから普通にできる
北斗と当たった時
ほっぺにキス
あれはちょっとだけ驚いた
でも
それもゲームだし
軽くやって終わり
…のはずだったけど
返された時
一瞬だけ
「あ、返すんだ」って思った
それだけ
ほんとにそれだけ
変にドキドキするとかじゃなくて
ほんの一瞬
引っかかるくらい
そのあとも普通に戻る
また笑って
また騒いで
いつもの空気
でも
なんとなく
ちょっとだけ
さっきより近い気がする
理由は分かんないけど
気のせいかもしれないし
気にするほどでもない
王様ゲーム進んで
何回か当たって
でもほとんどは周り
自分じゃないから
見てるだけの時間も多い
それも楽しいし
別にそれでいい
で
最後のやつ
ハグ
あれはちょっとびっくりした
さすがに近い
でも逃げるほどでもない
普通に受け入れてる自分がいる
抱きしめられて
10秒
思ったより長い
でも
嫌じゃない
むしろ
変に落ち着く感じ
なんでか分かんないけど
そのままでもいいかもって
一瞬思った
それがちょっと不思議
耳元で何か言うってなって
正直何も考えてなかった
でも
出てきたのは
“今日ちょっとドキッとした”
軽い気持ち
本当にちょっとだけ
だからそのまま言った
深い意味なし
でも
返ってきた言葉
“さっきから、ずっとしてる”
あれは
ちょっとだけ
ほんのちょっとだけ
予想外
一瞬だけ
「あ、そうなんだ」って思った
それ以上はない
深く考えない
考えたら変になる気がするから
でも
ゼロでもない
ほんのちょっとだけ
残る感じ
嫌じゃないし
むしろちょっと面白いくらい
北斗ってこういうこと言うんだ
って
それくらい
そのあとも普通に戻る
笑って
話して
いつも通り
でも
最初に来た時より
ちょっとだけ
距離近い気がするのは
たぶん気のせいじゃない
でもそれも
気にするほどじゃない
今のままでいい
楽しいし
無理もないし
ちょうどいい
ただ
ほんのちょっとだけ
ドキッとしたのは
ちゃんと本当で
でもそれ以上じゃない
まだ
そこまでじゃない
それだけ
コメント
1件
いつ結ばれるの〜?💭 でも、これが毎日の楽しみᥫᩣ ̖́-