コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
敦「夜月さん!乱歩さんが_
・
其処からだったけ。
貴方がこの世界から薄れていっていたのは。
皆の空気が重かった。
”非異能力者”がわざと戦闘に出たからだ。
武装探偵社にも戦闘向けはいるものの。
貴方は行った。
扉の向こうへ行くと
規則的な音だけが並ぶ
其処から差し込んでくる夕日はまるで宝石みたいだ。
夜「…お久しぶりです。乱歩さん」
お久しぶり、と云っても三日しか経っていない。
でも、その三日が重かったような気がする
この作戦を立てたのは私だ。
私に問題がある。
医者によると三日が経った今も生死の境を彷徨っているらしい。
ポツリ、と言葉が出る
夜「…知っていますか。人間の魂は21グラムらしいですよ。」
乱歩さんの顔に夕日が指す
夜「前よりも21グラム軽かったら、もう死んでいるんですかね。」
そう云いながら髪を撫でる
夜「前読んだ本にそう書かれてあったんです。」
顔は微動だにしない
夜「…貴方が死んだら、私も死ななきゃいけないじゃないですか。嬉しい限りですけど」
作戦に失敗はないと思っていた。
”______”言い訳出来たんだろうな。
そう考える
カタッ…
椅子からあがる
夜「貴方が行くなら、私も喜んでいきますよ。貴方なら判るでしょう。」
ガララ‥
バタン。
…シーツが動く
乱「‥馬鹿」
”此れは僕の責任だ”