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テラーノベルの小説コンテスト 第3回テノコン 2024年7月1日〜9月30日まで
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気づいたら、欄の家の前にいて、ピンポンを押していた

春(((ポロポロッ)蘭ッギュ

蘭((なに、?なんかあった?

そう優しい声で悲しい顔で聞く

ここから蘭目線

春((昨日人、殺したんだ、

君はそうゆっていた

梅雨時ずぶ濡れのまんま、

部屋の前で泣いていた

夏が始まったばかりだとゆうのに

君は酷く震えていた

そんな話で始まる

”あの夏の記憶だ”

春((殺したのは隣の席のいつもいじめてくるアイツ、(震えている声で話す)

春((もう嫌になって肩を突き飛ばして打ちどころが悪かったんだ、

春((もう、ここにはいられないと思うし、どっか遠いとこで、、ッ死んでくるよニコッ

そんな君に僕はゆった

蘭((それじゃあ僕も、連れてって

春((ぇ、

蘭((ナイフをもって財布をもって

蘭((携帯ゲームもカバンに詰めて

蘭((いらないものは、全部壊していこう!ニコッ

春((ッ!、うん!

蘭((あの写真も、あの日記も

蘭((今となっちゃ、もう要らないさ、!

だって、

蘭&春((人殺しとダメ人間の君と僕の旅だ!

そして僕らは逃げ出した

この狭い狭いこの世界から

蘭((家族もクラスの奴らも何もかも

蘭((全部捨てて君と二人で

蘭((遠い遠い誰もいない場所で死のうよ

春((もうこの世界に価値などないよ

蘭((人殺しなんて、

蘭((そこら辺湧いてるじゃんか

蘭((君は何も悪くないよ

春((君は何も悪くないよ

結局僕ら誰にも

愛されることなどなかったんだ

そんな嫌な共通点で

僕らは簡単に信じあってきた

蘭((ギュ

君の手を握った時

微かな震えも既に無くなっていた

誰にも縛られないで

二人線路の上を歩いた

春((金を盗んで二人で逃げて

春((どこにでも行ける気がしたんだッニコッ

蘭((、今更怖いものは僕らにはなかったんだ

額の汗も落ちたメガネも

蘭&春((今となっちゃどうでもいいさ

蘭&春((あぶれ者の小さな逃避行だッ!

蘭((いつか夢見た優しくて

蘭((誰にも好かれる主人公なら

蘭((汚くなった僕たちも見捨てずにちゃんと救ってくれるのかな?

春((は、?そんな夢なら捨てたよッ

春((だって、現実を見ろよッ!!

春((シアワセの四文字なんてッ!!!

春((なかった今までの人生で思い知ったじゃないかッ(泣)

春((自分は何も悪くないと誰もがきっとそう思っているッ!

??((ねー、ヒソヒソ

???((ヒソヒソ

?((ヒソヒソ

(ヒソヒソ)

あても無く彷徨う蝉の群れに

水もなくなりゃ揺れ出す視界に

追り狂う鬼たちの怒号に

バカみたいにはしゃぎあい、



僕らは逃げ出した

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