⁶⁄₄

とりあえず、日記は付けることにした。

いつから探しているとか、大事な情報をしまっておきたいから。

今の私の年齢も書いておこう。

960。ちょうどね。

きりがいいから探し始めたの。

でも、まだ準備終わってない………。

⁶⁄₇

準備万端！早く寝た！

これでよし。

これから海の中を冒険します。

⁶⁄₁₁

しばらく歩いていると知らない場所に来た。

温度が違う…？

寒い。

⁶⁄₁₂

さすがに寒いから海から出た。

人間に見つからないように夜に出たけど……。

暑いね。

でも海の中よりはましかも。

温度差で調子狂いそうだけれども…。

⁶⁄₁₃

あたしと同じような子に会った。

どうやらクリオネの子らしい。

名前は……え〜っと…。

ぁ〜……、せっかくだから一緒に行きたいけど…無理だねぇ……。

私は音海ねおだよ！忘れちゃったかな…？

私もついていきたいんだけどね…。

忘れてた、ごめん……。

⁶⁄₁₅

ここじゃないところに行きます。

ねおちゃん、じゃあね。

6/██

あたし、██████████████…？

いや、

……なんでもない

████

████████████████

██████

██████████

⁷⁄₃

あたし、何書いてたんだろ…？

全部、黒く塗り潰されちゃってる。

忘れよう。というか、████。

頭痛いから休んでから行くね。

［数ページ破られている］

8/

行かなきゃね

⁹⁄₁₅

なんだかちょっと暖かい場所みたい。

疲れたし、休みたいな。

ここに人間さんは少ないみたい。

なんでだろ？

あ、

¹⁰⁄₂₃

やばいやばい、存在忘れてた。

書くことない。

¹¹⁄₁

おじいさんが、あたしに何か話してた記憶。

なんだっけ？

いな？の……

明日聞いてみよう

いなばのしろうさぎ

¹¹⁄₄

最近変な夢見ちゃうなぁ…。

あのときと同じ感じの夢。

途中で起きちゃうから寝不足だ…。

ちゃんと文字書けてる？

12/

もしかして、あたしは探し出せないのかもしれない。

ぐるぐる1日中考えて、思い至ったの。

/

嘘。嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ。

████████████████

人間さんが、あたしを、

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そこで、読むのをやめた。

見たくないんだ。

到底読みたくない。いっそ燃やしてしまおうか。

探さないとなぁ。

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海洋生物の探しもの

Kaiyouseibu no sagasimono ha mitukaranaiyo

2、　日記

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目をそらさないでよ。

頭では分かってるんだよね。

あの日記の続きを容易に想像できるでしょう？

それに、貴方が犯してしまった過ちも。