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道端での再会。
サノスは泣きながらナムギュに縋った。
ジュンヒョンの前でもかまわず、地面に手をついて。
サノス「なむす…No…ナムギュ…俺、ほんとに変わったんだよ…!
お前が笑ってくれるなら、なんでもする、バイトもする、英語もstudyする…!」
ナムギュは一歩だけ前に出た。
サノスの目が希望に光ったが、
ナムギュ「……あのな、アニキ。
もう俺の人生に、アニキの居場所なんて一ミリもないんすよ。
変わったって言ってるけど、行動のどこにもそれが見えない。
ただの執着です。それを愛って言わないです」
サノスの顔から一気に血の気が引いていく。
ナムギュ「……さよなら。ほんとの」
ジュンヒョンがナムギュの肩を支えるように、2人は去っていった。
サノスはその場に崩れ落ちる。
「No… no no no no no no no……」
「ナムスじゃ…なかった…ナムギュ……ナムギュぅ……」
彼の手の中には、ぐしゃぐしゃになったメモ帳があった。
そこには何度も書き直された「ナムギュ」という名前と、「すき」「あい」「よわい」の言葉たち。
数日後 サノスのSNS
更新されたのは、たった1枚の白黒画像。
goodbyeという文字だけ。