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ぶばら

サクラエ リウ
ある夏の朝 桜江 莉羽 は海辺に来ていた。
「はぁ、もう何もかも無くなっちゃえばいいのに」
彼女は自分のしたことを家族に否定され、学校では虐められ、自分の居場所が無いように感じていた。
(海辺に来たら少しだけ現実逃避ができるんだよなぁ、)
莉羽は毎日暇があるときにこの海辺に来ていた。現実逃避をするがために…2週間ほど海辺に通い続けたくらいのころだっただろうか、ある男が莉羽の前に立った。
「ねぇ、君何してるの?」
「えっと?」
いきなり話しかけられ驚き身構えながら疑問げに言って。
「あ、いきなりごめん」
「いつもここにいるから声掛けちゃった」
申し訳なさそうに男は俯いた。
「大丈夫ですよ」
その態度から少し安心した莉羽は微笑んだ。
「僕はね、この海に3年ほどいるんだ」
『いる』という言葉に少し疑問を抱きながら「そうなのですね」と驚きながら答えた。
「君よくここに来るよね?」
ずっと見ていたと言われそうな感じで少し動揺しつつ、莉羽は「はい」と言った。
「なんか悩みとかあるの?」
その男の人は心配そうな顔をして莉羽に問いかけた。少し沈黙が走った後りうが口を開いた。
「学校とか家で色々あって、」
その男の人はそれを聞いて顔を歪めごめんとでも言いたげな顔をした。
「そんなに気にしないでください大したことありませんから」
莉羽は微笑みながら言った、だが大丈夫ではないことくらい誰でもわかった。
「辛いことがあったら僕に遠慮せず言ってね」
その男は深掘りすることもなく、ただそれを言って微笑み返した。
「ありがとうございます」
莉羽は少し顔を緩め微笑んだ。
そしたら突然男が言った
「僕さ、𝄄▙▒▚▒▞▛▒▚なんだそれと▛▒▚▙▒▚▒なんだよね 」
所々波の音で聞こえなかった。
(肝心なところが聞こえない気がする)
その時強風が吹いた莉羽は目を瞑りながら身構えていた強風が収まった頃そこには誰もいなかった。
「なんだったんだろあのお兄さんまた会えたらいいな」
どうも作者の柵です。
あ、ここまで読んでくださりありがとうございます。
あの男とは、誰なのでしょうかね、、
ではまた今度
コメント
1件
第1話読了しました🌙 莉羽の“全部無くなっちゃえばいいのに”って冒頭の言葉、すごく心に刺さりました…学校でも家でも居場所がない感じ、すごく伝わってきます。海辺で現実逃避するのも分かる気がする。 あの男性、急に現れて消えるところが不気味で気になる…“◼︎◼︎なんだ”って濁った部分も、なんだか意味深で続きがすごく気になります。 波の音で聞こえなかったって描写、巧いなって思いました。 柵さんの紡ぐ言葉、ちゃんと受け取りました。続きが楽しみです🕊️🥀