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『なんせ僕は、4人の中で一番弱いから…』
「んまぁ、いいや…じゃ、君もう戻っていいよ〜あ、次は立華いつりくんだから〜いつりくん呼んできて〜」
「え、あ、はい…」
彼はニッコリ笑いながらこっちに手を振っていた。
「…失礼しました……」
ふぅ…疲れた……
「あ、れい兄お疲れ様で…大丈夫ですか?少し顔色が悪そうですが……」
いつも表情を変えない弟が心配そうにこちらを見てきた。
「大丈夫だよ、りれん。気にしないで。」
「でも…れい兄」
「りれん、大丈夫だよ〜れいが大丈夫だって言ってるし〜」
「…まぁいつり兄が言うなら……」
「…次いつりだって、」
ありがとね、いつり…
「ん〜おっけぇ!じゃあ俺行ってくるね〜!ばいば〜い!!」
「こんにちは〜!!ナルキって人〜!!!!」
「うわ、声でっか、はいはい、ここに座ってね〜」
「はーい!ところでナルキさん?ここでは一体どんなことを話すんですか〜?」
「さぁ〜?どんなことを話すでしょ〜?」
「えぇ〜気になる〜」
んまぁ、全部分かってるけど…別にいいでしょ…
「仕方ないなぁ〜話してしんぜよう〜まぁ、まず君の異能力は光を操るで合ってる??」
「バッチリ!!!」
このナルキってやつは基本笑顔であんまり心の中読めないんだよねぇ〜
俺と一緒
「…君はすっごく元気だねぇ〜そういえば、君って昔不良だったんでしょ〜?」
彼は確信しているかのような笑顔を浮かべながらこっちを見ていた。
「え!はい、そうなんですよ~!!なんで分かったんですか??」
「まぁまぁ、色々とね〜」
「もしかして、ナルキさんの異能とか??」
「あは…君面白いとこついてくるね〜」
そう笑った彼の目は笑っていなかった。
やっぱり、彼の異能だったか…幻影となれば、過去を見せることも可能だからね。
…こいつは俺と一緒だ。笑顔の裏に何かを隠している
「それで〜不良になったきっかけとかあるの〜?」
「えぇ〜?それ聞いちゃうの〜??そこはまだ秘密だよ〜、流石にそこまで教えたくない〜!!」
こいつ結構ずけずけ聞いてくるな…ま、いっか。
…でもあんまりれんのこと傷つけてほしくないな…
まぁ今回は乗り切れる、かな…
え、なんで確証持てるかって??簡単だよ、俺の異能が未来予知だからさ、
えっと、これで第3話終わりです。
いつもよりちょっと短くなっちゃいましたけど、ここで終わらしたいなって思っちゃったのでここで切ります。
次は絶対にりれんのところまで書くので待っててください。
読んでくださりありがとうございました。