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ngsu
口調完全把握しておりません
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自慰をするのは久しぶりだ。そもそもあまり抜く方では無かったし、そういうことは何時も渚としていた。
スエットとボクサーパンツをずらし直接自分の性器に触れる。右手にシャツ、左手は竿を軽く握り最初はゆっくり扱いていく。
「んっ、ん、」
少しの堅くなってきたらさっきよりも強く中の芯を刺激するように上下に手をスライドさせる。カウパーで先が濡れてきた。それを鬼頭の柔らかいところ全体に塗り、滑りを良くする。カリのところを親指と人差し指で引っかけるように動かし、そしてそのまま濡れた手で竿全体を擦りあげる。
(も、少し…)
ヌチャヌチャというヤラシイ音が部屋の中に響く。胸にあった服に鼻を近づけると呼吸と共に渚の匂いが流れてくる。
(……渚、渚)
脳内で彼の名前を呼ぶと、行為中に触ってくれるあの大きな手と自分の手が重なった。熱が高まり、限界を迎える。そう思ったのに。
なんで、イケないんだ。
高ぶったままの火照りがグルグル腹の中を出口を探して巡る。こんなことは初めてで、どうしていいかわからずパニックになる。
と、スマホのメッセージが鳴った。普通だったらこんな状況なのだ無視するところなのに、不測の事態に頭が回らず咄嗟に通話ボタンを押してしまった。
『颯馬、ごめんね次の休みのことな「渚!イケない!」
『え?』
「何故かイケないんだ…別に体調も悪くないし、最近した訳でもないのに…」
『そ、颯馬?』
「よく、わからくて、どうしたら、出そうなのにでない…」
『…………えっと、…颯馬今オナニーしてる?』
頭が真っ白になった。どうごまかしたらいいのかわからなくてテンパった頭は余計なことをツラツラと喋ってしまう。
「ちが、くは、ないけど…ベッドで、渚のシャツがあって、それで、いや、ごめん、こんなこと…」
そして、自分は馬鹿さ加減を思い知る。こんなの絶対引かれる。恥ずかしさで顔から発火しそうだ。通話の向こうが無言だ。辛い。
「……忘れてくれ」
『いや、颯馬もオナニーするんだなぁーって』
「……俺を何だと思ってるんだ…」
『あんまり見ないからさ』
「…みせるものではないだろう…」
『まぁね、ただ、見たかったなって思って』
見たかった?何を?自慰をする俺を?そんなの恥ずかしさで本当に死ねる。
「絶対駄目だ」
『えー』
「渚だって見せてくれたことないじゃないか」
『確かにね…』
何かを考えているのかまた少しの間無言になる。
『じゃぁ今からしようか』
「え?」
『聞かせて』
なにを?
『颯馬がしてるとこ聞きたい』
「そんな、」
『お願い』
「…渚…」
『俺も今の聞いてしたくなったから』
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