コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
しないと出られない部屋ネタ
行為なし
R15
ぎゃ゙うるㇷ
初っ端から注意
「あっ、あッ…だめ…だめだって」
「もう少し、な」
「ふ…ぅ、あッ…はぁっ、はぁっ、んんッ」
甘い嬌声をあげる赤城を後ろから慰める小柳。狭い部屋では2人の息遣いすら壁に反射してよく聞こえるのが互いに毒だった。
遡ること1時間前。
瓶を精液で満たさないと出られない部屋
「え〜っと?」
「おふざけが過ぎるだろうがよ」
小柳の前には両腕を後ろに手錠で拘束された状態の赤城。
三畳程の真っ白な部屋にはドアが1つ。そのドアにそう印刷されたプリントが貼ってある。
フローリングと座布団という奇妙な組み合わせ。該当の小瓶が1つ。
ぜーぜー言いながら悪態をついて小柳が座りこむ。
息を切らしているのはドアや壁の破壊を全力で試みたから。悪態をついたのはそれらがびくともしなかったから。
「ロウきゅん無理そう?」
「ロウきゅんって言うな。オトモもいねーし、これ以上やってもな……」
「オトモ不在のせいにすんの?」
「この状況で辛辣なのマジか」
冷静に言うと豪快に笑い声をあげる赤城を前にしてこいつマジか、と小柳は若干引く。
恐らく一番焦るべきの赤城。手錠の鍵が見当たらず変身デバイスもなし。互いに武器もないため、チェーンを切ることもできない。
体の自由が利かないのになぜこうも余裕そうなのか。
この状況に置かれてから恐らく1時間は経とうとしている。
「僕、壁の方向いとくからロウきゅん済ませておいてよ 」
「は?」
そう言って壁の方に体を向ける赤城。
しれっと、とんでもないことを言った。
いや、こうなるとそうするのがもしかしたら最善かもしれないけれども。
「無理」
「え〜、なんとかしてよ。僕は手使えないしさ」
掛けられている手錠を揺らして見せる。
赤城に掛けられてた手錠はチェーン部分が極端に短く、足をくぐらせて手を背面から正面にもっていくことができなかった。
ともあれ無理だ。例え直接見ていなくとも友人がいる場で痴態は晒せない。
「……いや、無理」
「試してみなよって」
「なんでお前そんなに平常運転なの?」
「正気に戻ったら狂いそうだからに決まってるだろ」
「………なんか……いや、いいや」
「なんだよ~」
ある意味、最もらしい事を言われて言葉を噤んだ小柳。
ふと、違和感に気がつく。