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#じゃぱのあ
ゆき
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第四十八話 大罪になりきれない
目の前に立つ幼い俺は深く沈んだ瞳で俺を見つめる。
tt(幼)「…そうやで。俺は昔のお前や」
そして自虐的な笑みを浮かべた。
tt「なんで今になって俺の前に現れた?」
tt(幼)「なんでって…。お前が懲りずにまた5年前と同じことを繰り返そうとしてるからだろ!?お前はっ…お前のせいでまた大切な人を失うかもしれないんやで!?」
幼い俺は今にも泣き出しそうな顔で訴えかけてくる。
tt(幼)「もうこれ以上罪を重ねるなっ!!お前が救いを求めれば誰かが犠牲になるんだっ!!お前は誰にも救われちゃいけないんだよ!!」
tt「…」
誰にも救われちゃいけない、か。
確かに…そうなのかもしれない。
5年前…俺はnoさんの救いを受け入れてしまった。
その結果、noさんが犠牲になった。
その事実は変わらない。
けど…
tt「だからって…救いを求めてはいけない理由にはならへんやろ?」
tt(幼)「…は?」
幼い俺は困惑の表情を浮かべる。
tt(幼)「お前…何言ってるん?」
tt「だって苦しんでるのに救いを求めちゃいけないってあんまりやろ?」
tt(幼)「…お前はあの時の記憶を今まで忘れていたからそんなことが言えるんや!お前が忘れてた5年前の記憶、誰が代わりにずっと背負ってやっていたと思ってるんだよ!」
tt「…わかってる」
俺は真っ直ぐ俺を見つめる。
tt「君がずっと背負ってくれてたんやろ?」
tt(幼)「っ…」
tt「…ごめんな」
tt(幼)「は…?」
tt「今まで忘れてて。ずっと1人で抱えさせて。君が苦しんでるのに気づけなくて」
tt(幼)「…っ」
幼い俺はぎゅっと唇を噛み締める。
tt(幼)「そうやっ…!お前が忘れたせいでっ…!あの時の記憶を心の奥底に閉じ込めたせいでっ!俺はずっと1人で抱える羽目になったんやっ…!」
tt「…」
俺はゆっくりと幼い俺に近づく。
tt(幼)「な、なんだよっ!!」
そして…
ぎゅっ…
tt(幼)「…え」
tt「…ありがとうな。忘れないでいてくれて」
tt(幼)「っ…」
tt「俺はほんまはあの時のことを忘れたらあかんかった。忘れないで、ちゃんと記憶として脳内に残しておいて、その上で前に進むべきやった。でも…俺はそれをしなかった」
俺は一呼吸おき、また話し始める。
tt「やけど…君が俺の代わりに覚えててくれた。そのおかげで今俺は改めてちゃんと5年前のことと向き合うことができる。…もう君1人に全部抱え込ませはせえへんから」
tt(幼)「っ…!遅いわっ…!今更すぎるやろっ…!(泣)」
幼い俺の目から涙が溢れ出す。
tt(幼)「もっとっ…ひっく…!もっと早く気づいて欲しかったっ…!(泣)」
tt「うん…ごめん。…辛かったよな。誰にも助けを求められなくて。いや…求めちゃいけないと思ってたんよな。君が背負ってくれたのは怠惰でも憤怒でも色欲でも…七つの大罪どれにも当てはまらない、“自責”という大罪になりきれない罪やったから」
tt(幼)「っ…」
きっと…助けを求めるに求められなかったのだろう。
だって“自責”しても堕天してしまうわけじゃないから。
だから…自分の中で抱え込むという選択をとってしまったのだろう。
tt「でも、君は助けを求めたっていいんやで?たとえ七つの大罪じゃなくても、君は十分苦しんだ。君には救われる権利がある」
tt(幼)「うぅっ…ああぁっ…(泣)」
tt「…今までほんまによく頑張ってくれたな」
俺は優しく幼い俺の頭を撫でる。
tt(幼)「俺っ…救われてもいいのかな…?助けを求めてもいいのかな…?」
tt「…うん。いいんやで。…俺が君のことも救ってみせるから」
俺はにやっと笑ってみせる。
すると幼い俺の表情も少し柔らかくなる。
tt(幼)「…俺のこと、救ってくれんの?」
tt「うん、任せとけっ!w」
tt(幼)「…自分に救ってもらうって…なんか変な感じw」
2人でくすくす笑い合う。
しかし、しばらくして幼い俺の表情が少し暗くなる。
tt「…?どしたん?」
tt(幼)「…もし俺が救われるとしてそれをnoさんが許してくれるんかなって…思って。俺のせいでnoさんを堕天させてしまったという事実に変わりわないから」
tt「…」
なんと声をかけるべきか分からず俺は一瞬口籠る。
それでもなんとか言葉を搾り出そうとしたその時だった。
???「…そんな心配しなくても大丈夫ですよ」
tt「っ!」
tt(幼)「え…?なんで…」
唐突に声が響いた。
振り返ると…
tt「noさん!?なんでここに…」
そこにはnoさんの姿があった。
no「ttさん、あなたを迎えにきました」
続く
コメント
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たっつんさん戻って来てーーー!
救 っ て あ げ て く だ さ い っ .!