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(わぁー。いいな。)
陰キャは陽キャの仕事を見てた。
操縦している子はモデルで、モデルの写真を撮るときは陽キャが操縦していた。
(私もこんな風に写真を撮ってみたい。)
そんなことを思っているとモデルの撮影も終わり、こっちの仕事も終わった。
「よし。終わったね。あとはチャライくんに任せよう。」
「う、うん!」
「あれ?陰ちゃんもしかしてモデルに憧れてるの?」
陽キャが意地悪っぽく言った。
「い、いや…。そんなんじゃなくて…。ただ私もああいう風に撮ってみられたかっただけ…。」
「じゃあ撮ろうよ!」
「え!?でも…。」
「いいの!仕事も終わったんだからホールに行って撮りにいこう!」
「うん。」
そう言って陰キャと陽キャはホールに来た。
「よーーーし!じゃあ撮っちゃうよ!はいチーズ!」
パシャ
陰キャは笑顔で撮った。
「…。」
「や、やっぱりやめようかな…。」
「待って!まだいいポーズがあるかもしれないよ!」
そう言ってつぎは陰キャが舌を出して意地悪っぽく撮った。
「ちょ、ちょっと恥ずかしいかも…。」
陰キャが頬を赤らめて言った。
「全然かわいいよ!」
「そ、そうだ!陽ちゃんも好きな表情してよ!私が撮ってあげる!」
そう言って陽キャは笑顔をつくった。
パシャ
写真を見るととても明るい感じで誰が見てもつい笑顔になってしまいそうな写真だった。
(いいな。とてもかわいい。私もこんな感じになりたいのに…。)
そう陰キャが思っていると、それを察して陽キャがいきなり写真を撮ってきた。
「ほら!やっぱり陰ちゃんは自然の方がいいよ!」
そう言って写真を見せてきた。
「で、でもなんだかしょんぼりしてる感じ…。」
「そこがいいんだよ!しょんぼりした感じもするけれど、大人っぽいところもでていて私は好きだよ!」
そう陽キャが言ってくれた。
「ありがとう。」
そう言ってまた2人の中が深まったような気がした。
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