TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

思いつきの溜まり場

一覧ページ

「思いつきの溜まり場」のメインビジュアル

思いつきの溜まり場

1 - 忘れてしまえ

♥

394

2025年08月31日

シェアするシェアする
報告する





一瞬の出来事だった





もしあの時セラがいたなら、すぐに動いただろう





もし僕がセラだったなら、咄嗟に腕を掴めただろう




もし僕がアキラだったなら、冷静に考えて、行動できていただろう























---”僕”だったから、駄目だったんじゃないか























普段生活をしている中であった”ちょっとした嫌なこと”が、積もり積もってストレスの塊になっていって




恋人である雲雀に、それをぶつけてしまった




雲雀も最初は相槌を打ったり優しく宥めてくれていたけど、地雷があったのか何かは分からないが、そのことから口論になったのだ




それが数時間続いてしまったもので、 頭を冷やす、と言って帰ろうとするひばを引き止めることもできずに、ただ俯いた数秒。




その数秒を引き止める時間に使っていたのなら




俯いた時間さえなければ-----











ガタンッ






思わず肩が跳ねる





、嫌になる、この音





〖奏斗〗





『・・・何』





思っていたよりも出ない、掠れた声で応える







〖雲雀、今起きた〗






そう聞こえた瞬間、僕は病室まで走りだす。






”でも”





後ろでそう、セラの声がした気がしたが、もう頭には雲雀しかいなくて









ごめん、ごめんなさい





傷つけてごめん、怒ってごめん





雲雀は何も悪くないのに、八つ当たりしてごめん





好きだよ、大好き





今も、これからも、ずっと愛してるよ





僕に失望したなら、僕のことが嫌になったなら





僕と別れたいって思ったなら、絶対惚れ直させるから





だから、だから





どうか、話を聞いて欲しい





もう僕の声なんて聞きたくないかもしれないけど、それでも、





言いたいことがたくさんあるんだ





なんて色々な、言いたい言葉をぐちゃぐちゃに考えながら走り続けていると、 病室が見えてドアを思いっきり開ける






『ッひば!』





驚いた顔をしながら僕を見つめてくる、蜂蜜色の綺麗な瞳





その時の僕には、焦ったようなアキラの顔は目に入らなかった






『っ、ひば、僕「あの、」』





ぁれ、?





ひばの、顔、





警戒、したような顔、してる





その事実に少しダメージを受けながらも






『ぁ、ごめん、ごめんねひば、流石に起きたばっか、だし、ゆっくりしたいよね、ごめ「いやあの、だから」』






「、誰、すか?」





『・・・は、?な、に、・・ぁ、僕酷いこと言ったから、仕返しとか?、流石にやりすぎ、もーびっくりした、』





『いや、でもそうだよね、僕が悪かったんだから、ひばには言う権利?みたいなのあるし』





『・・、でも、流石にびっくりし「あの、」』





「・・・マジで、誰?」





息が、詰まる





誰ってなに、なんだよ





『・・・っな、誰、って、なに、?』





「、?だって、初めまして、やんな?」





なに、なんなの、





【・・・ッ奏斗、】








”アキラ、どういうこと”








そう言いたいのに、声が出ない





「・・・?、あ!アキラの知り合い?」





「えっ、と、奏斗さん?」





「誰と間違ったのかはわからんけど、同姓?か同名の似てる人っておるんやね!」





ちがう、ちがうよ、おまえなんだよ






おまえなの、






おまえ、なのに











ひばりなのに












、もうなんか、だめだ






頭回んね






クラクラしてきた





『、ぁ、ぼ、く、ぼく』





『っか、ぇる、から』





「、顔色悪いけど大丈夫、すか?」





目に見えて距離感のある心配に涙が出そうになる





我慢しろ、我慢しろ





【・・・奏斗、帰ったら連絡して下さい】





【その時に、説明します】










できるわけない








だって、ききたくない









『・・、ゎか、った』





『、、帰ったら、ね』





〖奏斗、送るよ〗





『ゃ、いいよ、セラは、ここいな』





〖、でも奏斗〗





『ッじゃぁ!帰ったら連絡するからさ〜アキラスマホ見てなよね』




心配そうな様子の2人の顔を無視して、病室を出た瞬間、堪えていた涙が溢れ出したことを悟らせないように走り出す















、、だって、言われなくてもわかる
































雲雀は、僕を忘れてしまった





loading

この作品はいかがでしたか?

394

コメント

3

ユーザー

さすがに愛してます

ユーザー

ストーリー良すぎます....。続き見たいです....🙇

ユーザー

ヴォルタの曲聴いてる時に見てたら奏斗パートの時に奏斗のセリフ来てどっちも集中できない時が何回かあったw 続き待ってます

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚