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中学生の頃、音楽関係の仕事につきたいと思い始めたのは、スマホを持ち、「推し」という存在に出会ったからだ。
その人の声がみんなに笑顔を届けて、その人の作った曲がみんなを元気にして、「大好き」とかの感情も大きかったけど、それ以上に人間やクリエイターやエンターテイナーとしての「尊敬」と「憧れ」があった。
私もこんな風になりたい。
今は作詞家だけど、別に作詞家じゃななくても、音響とか、パフォーマンスする側とかでも、なんでも良かった。とにかく大好きな音楽を仕事にしたかったのだ。
そして、十歳年上の彼と、いつか大人になって会った時に、
「みんなが笑顔になれる音楽を作れたよ。全部、
「るぅ💛くんのおかげだよ。」
と、報告したかったのだ。直接じゃなくても良いから、手紙とかで。
でも、今から4年ほど前に、stprは引退してしまった。
メンバーそれぞれやりたいことがある。彼らはそう言ってリスナーの前から姿を消した。
私は、悲しかったし、当時はかなり辛かった。でも、これで、リスナーという存在に縛られないで各々自分のやりたいことが出来るなら、我慢しようと思った。彼らだって、同じ人間だから。アイドルだからって、配信者だからって、結婚しちゃ駄目なわけないし、テレビとかに素顔で出ていいし。
欲を言うなら、最後にもう一度だけ、会いたいと思った。
その夢が今、叶って”しまった”。