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ゼノ千



(ある夜、実験室の片隅。機材の片付けもそこそこに、千空が椅子に突っ伏している)



ゼノ:「千空? ……返事がないな。まさか、寝落ちか?」


(近づいて肩に手を置く。触れた瞬間、明らかな熱を感じる)


ゼノ(目を細めて):「……なるほど。体温、手のひらで測っても38度台後半。君にしては珍しい失態だ。」



(ゼノ、静かに毛布と水を用意しながら千空を寝かせる。千空は薄く目を開ける)



千空(かすれ声):「……ん、なにしてんだよ……ゼノ……」


ゼノ:「君が倒れていて、何もしない選択肢など存在しない。」


千空:「……ただの風邪だ。いちいち……」


ゼノ(椅子を引いて隣に座る):「千空、“ただの”風邪で君が作業を中断することがどれほど珍しいか、自覚はあるか?」


千空(目をそらす):「……うっせーな……」



ゼノ(冷たいタオルを額に当てながら):「君の脳が発熱で処理速度を落とすなど、由々しき事態だ。ここは素直に従ってくれ。」


千空:「……なぁ、ゼノ。」


ゼノ:「なんだい?」


千空(ぼそっと):「……この状態でも、お前なら……俺の脳、解析できんのか?」


ゼノ(クスリと笑って):「科学的に興味は尽きないが、今は観察より、保護に徹しよう。」



(千空、目を伏せて静かに)


千空:「……優しすぎんだよ。慣れてねぇんだよ、そういうの。」


ゼノ:「では、慣れるまで繰り返すとしようか。」


千空:「っ……あっっっぶね……熱より動悸で死にそうだわ……」


ゼノ(穏やかに、彼の髪を一撫で):「それも副作用のひとつとして記録しておく。」



(しばらくの沈黙。千空が目を閉じ、ぼそっと)


千空:「……ゼノ、ありがと……」


ゼノ:「どういたしまして。君の“ありがとう”は、何よりも希少で価値がある。」


千空(薄く笑って):「……ほんっと、うぜぇ……でも、悪くねぇ……」

Dr.STONE、キャラ色々BL

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