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F:「」
K:『』
※登場人物および物語は全てフィクションです。
F side
俺の下で鳴くこの男が、世界で一番美しいと思った。
「綺麗だな」
『ふふっそんな事言ってくれるんだ』
快感に歪めた眉を少し下げて笑うその仕草も、整わない吐息も、全部全部俺のものにしたい。
耳元で漏れる嬌声が刻印のように脳裏に焼き付いていく。
きっと俺は、離れていくお前を傷つける。
縛りつけて、翼をもいで、ボロボロにしたくなる。
俺の中の衝動が顔を出さないうちに引き返しておけば…。
ギュウッ
『ずっとそばに居るから』
『俺は死ぬまで離さないよ』
『言ったでしょ、進むだけだって』
その綺麗な瞳で全てを見透かして、俺を絡め取っていく。
何度も、何度も…。
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