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「好きです。私と付き合ってください。」
『ごめんなさい。』
中学3年の冬、私の恋が終わった
入学式からの一目惚れで始まった3年間。
卒業式の告白で終わった3年間。
もう中学卒業の日。卒業すればもう会える機会はない。
意を決して卒業式の後、彼に告白した。
失敗した
たくさんアタックしたはずなのに。
でも結果はわかってた。彼はかっこよくて優しくて、いろんな人から好かれてた。私よりかわいい人なんてたくさんいた。彼が私を選ぶわけがない。
期待した私がばかだった。
3年間で同じクラスになれたことは一度もなかった。
こんなこと言い訳だ。わかってる。だけどもし同じクラスになれてたら、なにか変わったかもしれない。
何度も神様に願った。神様を信じた。
「彼と一緒になる機会をください」
「話すチャンスをください」
だけど神様はわたしの味方になってくれなかった。
いや、神様はわるくない。勝手に信じたのは私だ。
もし同じクラスになれたらわたしと彼は運命なんだーとか、ばか思ってたことが恥ずかしい。
こんなの運命なんかじゃない。
変化を待ったらだめ。自分で変化を取りにいく。
自分で努力して、自分でなにかを変えないといけないんだ。