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#山中柔太郎
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#ご本人様には関係ありません
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#ご本人様には関係ありません
sora
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この作品はフィクションです。
実在する個人、団体などとは一切関係ありません。
“いつか交代出来たら面白そうだよね”
多分あの柔太朗の言葉は冗談だったんだろう。
だけど俺が興味を持ってしまったのと、ほんとは柔太朗も男側をしたいんじゃないかと言う理由から、俺は一人で後ろを弄るようになっていた。
それなのに、才能が無いのか下手なのか。
『ぅ…、っ…くそ、』
拡張だけはできても一向に俺の求める快楽をもたらしてくれる様子はない。
そんな自身の身体を怨めしく思いながらも、後孔へ指を突っ込んで内壁を刺激してみる。
いくらしても得られるものは違和感だけで、途方に暮れていたときだった。
「…勇ちゃん?」
『…へ、?』
背後から俺を呼ぶ優しい声が聞こえてきて、思わず間抜けな声が漏れてしまう。
いやそれよりこの状況!!
見られたらやばい、隠さなきゃ。
そんなことを考える前に柔太朗は部屋に入ってきてしまっていた。
「え……と、最悪なタイミングで帰って来ちゃっ…た、よね…」
『…もう殺してくれ……』
「ごめんごめん、何も見てないことにしとくから」
『いやそれは無理がある。笑』
見られてしまったからこれ以上続けるわけにはいかない。
仕方ないから片付けようと放っていた潤滑剤やティッシュに手を伸ばすと、手首を捕まれた。
え、なに?
「もう辞めんの?」
『…は?いやだって見られたし全然気持ちよくなんないし』
「俺がやったら変わるかもよ」
『…何言ってんの?』
柔太朗が発した言葉を理解できずにポカーンと口を開けていると腕を離された。
その代わりに既に柔太朗の手には潤滑剤が握られていて。
ふわっと体重をかけられたかと思うと、俺の背中はベッドに触れていた。
『え…』
「あ、手はさっき洗って綺麗だから。安心して」
『いやいやそんな心配してな』
「俺の後ろ触る時は上手にしてくれんのにね、なんで自分のは上手くいなかったんだろうね」
『…恥ずいからあんまそういうこと言うな、』
あまりにもストレートな物言いに、じと、と彼を見詰めていると孔にまた違和感を覚えた。
他人にそんな場所を触られるなんて初めてで、ましてや相手は年下の男。
しかも恋人とは言えどメンバー。
くるくると変な感覚に慣れさせるように暫く周りを指先で撫でていたかと思うと、小さな呟きと共に指が中へと侵入してきた。
「勇ちゃん力抜いて」
『ぅ…いやでもなんか変だし、』
「人に触られんの初めてだもんね」
『…自分で触んのにも慣れてないのに』
「とか言ってるけどちゃんと入ってるじゃん。時間かけて準備してくれたんだね、ありがと」
緩く会話をしていると、いつの間にか柔太朗の指は丸々1本俺の中へ入ってきていた。
俺の指より細いからか、抵抗もほぼなくすんなり受け入れられた…気がする。
「勇ちゃんの気持ちいとこはどこかなー」
『…そもそもそんなとこあんのかよ』
「手っ取り早いのは前立腺とか。触ってみなかったの?」
『え、いやなんか無くて…』
「無いわけないでしょ。笑」
くすりと笑みを浮かべながら話を続けているものの、例の痼を探すような手付きに変わっているのが感覚だけでわかった。
自分以外の誰かの指がそうして俺の中を暴こうとしている事実に、ぞわりと鳥肌が立つ。
それを誤魔化すようにシーツを指先で弄んでいると、反射的に身体がびくりと跳ねた。
『っぁ”、?!…ぅ”、ちょ、何今の…』
「んー?勇ちゃんのいいとこ、見つけただけだよ」
『いいとこ…って、…っ、ん…、』
「ここ。…こうやってさ、優しく擦ったら気持ちいよね」
初めての快感に困惑する俺を置いてけぼりにしたまま、すりすりと見つけた痼を優しく撫でる。
腹の奥の方がぞわりと擽ったくなるような感覚の直後、快感が押し寄せてきて勝手に声が漏れ出てしまう。
やだ。自分のこんな声、聞きたくないのに。
こんな声、柔太朗に聞かせるわけにはいかないのに。
『待っ…て、や…おま、挟む…な、!』
「えーなんで?これも気持ちよくない?」
気持ち良くない訳がないから待てって言ってんだろうがこのお馬鹿。
俺の反応を完全に愉しむように笑みを浮かべながら中で指を動かす彼は、今の俺からすると悪魔みたいだった。
もう片方の手で自身の張り詰めたそれを握られてしまうと、それだけで身体が震える。
いつもとは違う、中で蓄積した快感が遂に限界を迎えそうで。
『は…っぁ、あ、じゅう…柔太朗、』
「ん、なぁに勇ちゃん、」
『…やぁば、…ィ、きそ…っ、……ぇ、』
やっとイけると思ったのに、中の指は刺激するのを辞めてしまって。
その上、前をぎゅっと握られてしまったからもうどうしようもない。
唐突に快感の波から放り出されてポカンと柔太朗を見詰める。
情欲にまみれた視線と俺の目線がかち合うと、柔太朗の目は三日月のように細くなった。
『…んで、止めたんだよ、』
「あー…最初は俺でイッてほしくて」
なんだそれ、そんな理由で…。
これがどれだけ苦しい状態なのか、柔太朗は知っていてやっているんだろうから腹が立つ。
いつもなら俺がそっちの立場で、泣いているのは柔太朗の方で。
…あぁくそ、勝手に視界が滲んできた。
「ごめんごめん、泣かないで?」
『も、やだ…』
ぐしゃぐしゃと適当に涙を拭っていると、その手に軽い口づけが降ってくる。
なんだコイツ、そんなことで誤魔化されると思ってんのか…と、思ったものの身体は正直なもんで大人しく腕を降ろしてしまう。
「ふは、酷い顔」
『誰のせいだと…』
「俺。てか俺以外にそんな顔見せてたら許さないし」
甘くて柔い声色にそぐわない、なんだか怖い文章が鼓膜を揺する。
手が退いたことで露出した、顔のあちこちに続けざまにキスを落とされる。
段々と落ち着いてくると同時に、違和感を覚えた。
さっきまで入っていたはずの柔太朗の指が、放っておいた潤滑剤に触れている。
いつの間にか孔から抜かれていたんだろう。
さっきまでは入ってる方が違和感だったのに、抜かれたら抜かれたで何処か寂しいような気さえしてくる。
「…ねぇ勇ちゃん」
『なに』
「挿れていい?」
確認を取ってきた柔太朗の下半身を見ると、なんだか可哀想になってくるほど張り詰めていて。
俺でこんなにも興奮してくれているんだとほんの少し嬉しく思ったのも束の間、それが目に入る度に不安も募っていく一方で。
自分の中にこんなものが入るのが、全く想像できなかった。
『え……いやいやいやそんなん入んないでしょ』
「いやいや普段俺ん中に勇ちゃんの入ってんだからいけるって」
『経験の差ってもんが』
「なら多く経験してる俺から勇ちゃんのお尻の状態について教えてあげるよ」
『聞きたくねえ…』
「十分入ります、ポテンシャル高いし」
なんのポテンシャルだよ、全然嬉しくねえわ。
そう言い返そうかと思ったけれど、柔太朗の目を見るとそんなこと冗談でも言えなかった。
いつも俺の下で縋ってきているやつだとは思えないほど、雄の顔をしていて心底恐ろしささえ感じた。
それなのに、身体はその先の快楽を知りたがって疼くばかりで。
『…ならもう、挿れりゃいいじゃん』
「あれ、いいの?」
『いいよ別に、減るもんでもないし…』
「いや減るもんではありそうだけど…まあいいや、痛かったら言ってね、今日直ぐに出来なくたっていいんだから」
そんな言葉と共に、柔太朗のそれが初めて充てがわれる。
慣らすように数回先端だけを出し入れする感覚が既に不思議でならない。
本来は出すだけのためにあるんだから、変な感覚になるのは当然なんだろうけど。
『ぅ…ぁ、』
「も…ちょい、力抜ける?」
『…無理、っこれ以上、どこ抜くってんだよ』
「んーそっか…なら逆に力入れれる?」
『なんで…、?』
わけもわからず柔太朗の言う通り下腹部に力を入れてみると、なぜかさっきよりすんなり入るようになった。
少しずつ、それでも確実に奥へと入り込んでくる柔太朗のそれは、今どれくらい入っているんだろうか。
もうこれ以上無理だろ、と思っても人体と言うのは不思議なもので、どんどん奥へと進んでくる。
『は…ぁっ…や、ばい、これ今どうなっ…』
「半分…越えたくらい、」
『はん、半分?!え、もうそんないってんの』
柔太朗の発言が信じられなくて…というかちょっと信じたくなくて。
首だけ少し持ち上げて結合部を見ると、言われた通り半分ちょっと入っていた。
どおりで腹も苦しいわけだ。
急に柔太朗の動きがピタリと止まったかと思うと、ふぅ、と短く息を吐き出した。
『は…いった、?』
「ぇー…っとね、3分の2くらいで止めた」
『は?なんでよ』
「今多分、この辺まできてんの」
柔太朗の細い指が俺の腹部の上を滑ったかと思うと、下腹部の一点で止まる。
あんだけ怖がってたのに、いざやってみるとこんなとこまで飲み込めるもんなのか。
柔太朗の指を追うようにして自分でもその辺りを触ってみると、確かになんかあるような気がした。いや全然気のせいかもしんないけど。
「でね、これ以上いくと多分…やばい」
『…やばい?』
「そう、俺も入れたとこないトコまでいっちゃうから。」
『あー…ね、そりゃやばいわ』
「だから今日はここまで。馴染むまで待つから、よくなったら言って?」
こくこくと頷いて、腹の上に手を置いたまま乱れた呼吸を元に戻そうと肩で浅く息をする。
暫くそうしていると違和感でしかなかった圧迫感がなくなってきた代わりに、別の欲求が身体の奥で膨らんでくる。
でもこれをそのまま口に出してしまうのは何となく嫌だった。
『なぁ柔太朗』
「ん?」
『いいよ、もう』
この一言俺が言いたいことを察知してくれたのか、納得したような顔をした。
それなのに、俺が求める快楽は与えてくれなくて。
軽く睨み付けると困ったように眉を下げて笑って、短い口づけを落とされた。
『…柔太朗のくせに、焦らしやがって』
「んは、ごめんって」
『も、早く動いて』
「はいはい」
ゆっくりと中から抜けていったかと思うと、直後にまた入ってくる。
その感覚が異様で気持ち悪くて、柔太朗に助けを求めるみたいに腕を伸ばした。
この不快感の原因も柔太朗なのに、俺は何をやっているんだか。
『ふ……じゅ、たろ、キス』
「んは、かぁわいい、」
顔面国宝とまで言われた綺麗な顔が近付いてきて、そのまま何の躊躇いもなく唇同士が重なりあう。
それと同時に、俺のモノにも手が伸びてきて柔く握り込まれる。
腰の動きに加えて、口付けと前からの刺激と、耳に微かに届く卑猥な水音と。
気持ち悪かったはずなのに、いつの間にか全てが興奮材料になってしまっていて。
『っは、っ、ぁ…あ、やば、ぃ…っん…』
「やっ…ぱ、まだ後ろ変な感じする?」
『しない、…し、なん…か、気持ちい、かも』
どこからの何の刺激に善がっているのか、自分自身でもわからない。
正解のわからない快楽にただ喘ぐことしか出来なくて、それでも柔太朗は愛おしそうに頬を撫でて口付けて、俺を壊れ物のように扱う。
その一方で律動は少しずつ激しさを増してきていて、それに伴って快楽の波も押し寄せてきて、逃げられなくて。
『ぅ、あ…じゅう、柔太朗、』
「…気持ちいねぇ、」
『柔太朗も、?』
「ん?」
『ちゃんと、よくなれてんの?』
何でそんなこと聞いたのかはわからないけれど、俺の喘ぎ声だけを延々と聞かれるよりはましだと思った。
時折頬にかかる吐息と、いつもより控えめに漏れる声で、おおよその返答の予想はついていたんだけど。
「…ん、気持ちいよ」
『なら、よかった、…っん”、ぅ、』
「ここ好き?」
『そ、れやめ、待って、』
「ごめん待てない」
柔太朗が動く度に、ビリビリと快感が背筋を駆け抜ける。
我慢しようにもしきれない、強烈な快感は腹の奥に留まってくれなかった。
やばいと思った頃にはもう遅くて、前を握っていた柔太朗の手は白い液体で汚れていた。
『や…ぇ?え、今俺…』
「…後ろでイッ」
『ってない、!ほらだって、柔太朗前も握ってたし』
「えーでも握ってただけでなにもしてないよ?」
『いや、動いてる時に手も動いてたから』
「…ふーん?」
…刺さる視線が痛い。
けど、初めてでこんな…わけわからん才能開花してたまるか。
余韻でぼーっとしたままゆっくり呼吸をしていると、柔太朗が首筋に顔を近づけてくる。
優しく食まれたかと思うと、今度は甘噛みされて。
ガジガジ齧られていると、思い付いたように声が上がった。
「あ、じゃあさ」
『ん、じゃあって何?』
「もっかい試して確かめてみよっか」
『は?』
「さっきのが、どっちだったのか」
『…え、ちょ』
その先に続くはずだった言葉は、彼の唇で塞がれてしまって言えなかった。
コメント
1件
めっちゃ良かったです…!普段上だと思ってた勇ちゃんが初めて下になるって、もうその設定だけで胸熱なんですけど、実際の描写が繊細で切なくて、特に柔太朗の「最初は俺でイッてほしくて」って台詞にグッときました。普段泣かされてる側がこんなに雄になるんだ…ってギャップ萌えがやばいです。続きが気になります!