いつから君が好きで好きでたまらなくなったんだろう。どれだけ寝ても覚めてもこの思いは変わらずにあり続ける。こんなのダメだって、こんなの許されないって分かってるのに…。君の僕に見せるその笑顔が、、たまらなく愛おしいんだ。
最初はただのかけがえのない親友だと思っていた。次第に僕以外の誰かと君が話していると、酷く胸が痛くなってきた。君を心のどこかで束縛しようとしてしまう僕がいることにすごく腹が立った。しかしそれも長く思い続けていくうちにすぐに僕の性格の一部となっていった。そうでもしないと常に僕は自分への怒りに苦しみ続ける事になるからだ。この僕にだけに渦巻くどす黒い感情も君と少し話すだけで消える、そう甘く見ていたのが間違いだった。
やってしまった。勢いに任せて事故でもなんでもないキスを、、してしまった。演技でする事はたまにあったが、僕はプライベートで君と、デールとそんな行為なんて一切したことがない。誤魔化しようがないのだ。
いつも通りに他愛のない会話をただしていた…はずなのに…感情が抑えられなくなって勢いで君を押し倒し、そしてそのまま気づいたら唇を奪っていた。どんな会話の流れでそうなったのかなんて、今は思い出すことなんか…できっこない。
キスをしてしまったあと君は僕から逃げるようにしてベッドに戻ってしまった。きっと引かれたに違いない。いくら優しいデールだって突然親友だと思っていた人にキスされたらびっくりするだろう。
ああ…
あの平和な…僕たちの日常が戻ってくればいいのに…
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今後からNL、通常のミキフレの作品はチャットノベルで、BL、GLはノベルで更新していきたいと思います。 よろしくお願いします。