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# 1
七時十分。
俺は今、朝ご飯を作っている。
…料理自体は瑠季の方が上手いのだが、彼奴はいつも寝坊する。
そこから作ったら学校にも遅れる。
だから俺が作ってる。
…母さん達はって?
出勤時間が早い為、今はいない。
😊「…ま、その方が俺的にはありがたいっていうか…」
…今日の朝ご飯はお味噌汁に卵焼きに白米に梅干しだ。
The 和食。
😊「…いただきます。」
…そういえば、今日は委員会の日だな。
なら、早く行かなければ。
😊「ご馳走様でした。」
📕「…ふぁ~おはよぉ…」
1人、階段から眠そうに降りてくる。
…俺の双子の弟だ。
😊「おはよう 朝ご飯作っといたから。」
😊「…行ってきます。」
📕「行ってらっしゃ~い」
「あら、おはよう紫恩くん。今日も早いわねぇ~」
😊「今日は委員会なので…」
「そうなの?気をつけていってね~」
😊「…は~い!」
今日は快晴だ。
なんだか、今日はいい日になる気がする。
😊「…図書室の鍵を借りに来ました。 」
「はい、どうぞ」
😊「…ありがとうございました。」
鍵があるってことは、まだ誰も来てないってことだ。
😊「…笑 一番乗りだな」
😊「失礼します。」
😊「…この匂いが良いんだよなぁ…」
昨日はホラー、一昨日はミステリーを読んだ。
😊「…今日は何を読もう…」
今日は早く起きれたし、ホームルームが八時半から。
…思いっきり読める。
😊「…そういえば、前読んだ小説、続編が…」
…哲学の本も好きだが、異世界転生ものも好きだ。
…ていうか、本はなんでも好きだな。
「…でさ~笑」
…少し廊下が騒がしくなってきた。
…多分、3年生だろう。
…てことは、そろそろ来るな。
「…おはよぉ~!!今日も早いね~」
春波委員長だ。
「…今日は何を読んでるの?」
😊「…学園ものと、この哲学書を…」
「凄いねぇ~…もし来年も図書委員するんだったら、次の委員長は絶対紫恩君だね~」
😊「…まぁ、来年も図書委員にするつもりです。」
「やっぱり!?紫恩君が居るんだったら図書委員は大丈夫だ!!」
「逢花~ちょっと来て~」
「あ!ごめん、呼ばれちゃった…」
😊「大丈夫ですよ。」
「じゃあ、任せたね~!」
😊「…はい。」
どうせ、今の時間は誰も来ないし、 昼休みでさえ来る人が少ない。
…全然大丈夫だ。
…そう思ってたのに…
📕「失礼しま~す!」
📕「…あ!紫恩~!今日当番だったんだ!」
瑠季と、その友人が図書室にやってきた。
😊「…本、借りに来たの?」
📕「そうだよ~!」
「…へぇ~!この子が…!」
…まじまじと見つめられる。
「…!確かに、ぶるーくと似てるね! 」
📕「でしょ~?」
「____!」
…なんか、今日は気分が浮かない。
…いい日になると思ったのだが…
「お願いしま~す」
😊「はい。」
📕「失礼しました!」
…やっとあの二人が出ていった。
「_ぶるーくと似てたけどさ、なんか笑 性格が全然違うね」
📕「…まぁ、性格は全然違うかも!笑」
…また言ってる。
…俺は俺で瑠季は瑠季なのに、どうしてみんな比べるのだろう。
そもそも、知らない人から勝手に性格だとか、イメージを押し付けないでほしい。
😊「…瑠季は、何とも思ってないんだろうな」
…明るいし、友達も沢山いるから。
😊「…はぁ…」
😊「…羨ましいな。」