テラーノベル
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【868×rd】
⚠監禁、無理矢理、💊などの表現があります
⚠口調、キャラクター性、捉えきれてない所が多々あります
本当になんでも許せる方向け
ある日を境に、レダーは姿を消した。
はじめは
寝ているだけですぐに起きてくるだろう
少し長い旅行にでも行ってるんじゃないか
なんて言われていた
けれど、1週間経っても、1ヶ月経っても
レダーの姿は街には無い
レダーのやっていたホットドッグの常連客は出店に姿が見えず不思議がり、
レダーと関わりのあった他ギャングのヤツらはヘリサポートもまとめ役も868から消えて
哀れんだり、逆に嬉しそうだったり、
警察の中でも気にかけるヤツは多かった
じきに、“彼はこの街を去ったのでは”という噂が立ち始めた
最初こそぽっかり空いたレダーという男の枠に誰も替えられないと誰もが思っていたが
時間とは時に残酷で時に甘く
ホットドッグ協会会長も他の人間が行い、犯罪現場の指揮やヘリもほかのメンバーがやるようになった
「寂しいね、けどいい思い出いっぱいだったでしょ?」
「きっと戻ってくるよ、俺信じてるもん」
「アイツのヘリに会わなくて済むから少し安心だ」
「彼は他の道に進んだだけだろう」
868のメンバーに対してレダーの話をする時は決まってこんな言葉ばかりだった
まぁ、正直仕方ない
だって彼は
レダーは
居なくなった、ということになっているんだから。
「あ〜、暇すぎ。大型やろうかなぁ」
「他ギャングも狙ってそうだから横取りになると思うけど」
「マジ〜?ん〜、ほかのギャング今客船やってるし横取り行く?」
「やめとけ、やめとけ」
「今日、警察多いぞ?」
「あ〜また新人入ったんだっけ?」
アジトのソファに背を預け、天井を見上げる
レダーが姿をくらませてから3ヶ月くらい経っただろうか
相も変わらずギャングというのは多忙だ
面倒くさい他のギャングや半グレ達との関わりは全部ケインに任せているが……
後から文句言われんだろうな笑
「あ、牢王?」
「へいへーい?」
「花摘み行かね?」
「暇だし行く〜。 帰り豪邸寄ってこ」
「え〜……俺“アイツ”に怒られたくないから送るだけな?」
「ゆうこさ〜ん?」
しん、と静まり返った豪邸はいつもの騒がしい雰囲気とはガラッと変わる
適当に摘んできた花を棚に押し込んだ
夕コの名前を呼びながら奥の部屋へと進んで見てみるが居ない
階段の下の扉を開き、螺旋階段を下っていく
本来この建物に地下室は無いが、知り合いのつてを使って増築した
ひんやりとした空気が頬を撫で、カン、カンという階段を下る音がやけに大きく響く
「ーーー!」
「ーー。」
「ーーーー!?」
下りきると話し声が聞こえる
夕コと、レダーだ
「あ、きたきた。蓮〜レダーさ、トんじゃった。薬強すぎね?」
そこには無駄に大きなベットで横たわるレダーと楽しそうにレダーの頭を膝の上に置いて撫でる夕コがいた
「うわ、こんな大人しくなってんの?何したん。」
「え?言う?蓮くんえっちー」
「いや、ヤメテ、言わないで。」
レダーの顔を覗き込むと焦点の合わない瞳は虚空を眺め、力なく開いた口からは涎が垂れている
「……はぁ〜ッ、ダメだわ俺これ見てると来るものあるわ」
「何それw」
「もうレダーここに連れてきて3ヶ月目なんですけど。慣れて?」
「無理よ、こんなん見たら楽しくなっちゃう」
「ふーん。頭の中楽しそうだね」
「ん?💢」
「ん〜?」
ヘラヘラとしながら夕コはレダーの額に愛おしそうに唇を落とした
「はぁ…そろそろ薬使わなくてもこんな感じに大人しくなってくれないかなぁ……」
「……まぁ、慣らしが必要だわな」
「あ、そうだそうだ、明日もアタシが来るから。」
「え、まだヤんの?」
「蓮、一応私女の子ね。言葉選んで」
圧を感じる視線が向けられる
女って怖いわ、ほんと。
「分かった分かった。ごめんって。」
「……てかさ、ゆうこさんっていつからレダーの事大好きマンだったの?全然そんな感じなかったじゃん。女の子特有の好き好きオーラみたいなの。」
「本当に1回殴ろっかな。」
「……レダーの事は元から好きだったよ。けどそれを出すことはしないつもりだったんだけどねぇ〜…」
レダーの癖毛を夕コは撫でていく
物のような言い方だが手入れが行き届いていると心底思った
愛おしそうに髪の間を滑る細い指は、この指の持ち主の歪んだ愛情を感じさせないように華奢で
酷く美しかった
「…もっと、身を委ねて欲しいんだけどね。」
柔らかな声と細くした優しい目はとても人を1人監禁しているとは思えない
「時々俺お前の事怖く思うわ。」
「やっぱ喧嘩売ってる?」
「いやぁ?」
はふ.
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コメント
1件
**寺島あおい:** 読ませていただきました…! 最初は「レダーが消えた」噂話から始まって、まさかこんな形で登場するとは思わなくて、一気に引き込まれました。夕コさんの「もっと身を委ねて欲しい」という台詞と、でも指は華奢で美しいっていう描写のギャップが、歪んだ愛情を感じさせてすごく印象的です。これからどうなるのか気になります……続きを楽しみにしています!