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#現実世界
雪代 真希奈
107
#進化
雪代 真希奈
25
#儚い
nanaha.
236
東京フリーク区にて
寝そべり族とすねかじり族「ここが東京フリーク区なのか….えっ?!!まさか『歴史直視型お化け屋敷』ってこのことだったのか…!」
蘭柚「面白いね。『ジャッジメント・デイ・ジャパン〜日の本の正義と哀しみ〜』なんていう名前なんだね。やっぱり噂通りだね」
ペトロフ「入ってみようぜ、もう俺たちは自由を手に入れるんだからな」
ウナ「私たちはただ移住しにここへ来たんじゃない…歴史を学び、自分の内面と深く向き合って…楽しく過ごすため、自由を得るためにここへ来たの」
ヒョク「僕も、ウナも朝鮮族系中国人として、朝鮮風の名前として今を生きる…」
Tとムラクモも暖かく見守り、MAFMAのリーダーであるカイが「ベストを尽くす想いで入るんだよ!!もう私たちはクリア出来てるし、歴史とも向き合えたから!!」と。
アンアンも「ショッキングな場面も多いですが、
自分の内面と向き合うためのお化け屋敷ですから覚悟が必要ですからね!!」
アンアンの回想シーン(数時間前、MAFMA、T、ムラクモとユーニンの同級生メンバー、寝そべり族とすねかじり族たちが上海浦東国際空港(PVG)から飛行機へ乗るのだった。
飛行機内にて Tとアンアンが2人で座る時。
Tがアンアンにこう尋ねた。Tが啜り泣きながら『アンアンさん、調べたことがあるんです。純日本人の私だから言えるかもしれませんが….
あなたのルーツがパイワン族で、ひいひいおじいちゃんが頭目家系…その…あなたのひいひいおじいちゃんの従兄弟が石門の現場で旧日本軍に殺されたって知った時…何だかどんな気持ちになればいいのか….わからなくなってしまって….牡丹社事件だけじゃない…殺された宮古島島民、パイワン族、旧日本軍のこともあるから単純化できない….私にとっては言葉にできない思いです…」
アンアンもその言葉を聞いて啜り泣くのだった。『泣かないで…あなたが悪いわけじゃないですよ…僕たちはただ、その複雑な歴史の先に立っているだけなんなんですから…正義って何なんですかね?歴史と向き合うってこんなに残酷なことなんだなって今でも思うんですよ…宮古島島民とパイワン族の当時の遺族たちが和解したってお父さんから聞きましたけど、今でも戦争については言葉にできない思いでいっぱいです』とTに寄り添うように抱きしめていた。
T『私もいつか…台湾にある九族文化村(ジィツォウ・ウェンファーツォン)の中の原住民族の広場へ行って…知らない文化と歴史を学びたいです….牡丹社事件故事館だけじゃなくて…屏東奇葩県(ピントン・チーパーシエン)を作るなら…そうした方がいいですよね….』と抱き返した。
アンアン『ありがとう…ございます。先住民じゃなくて、原住民族と呼んでくれて…マサル。
(パイワン語でありがとう)
アンアン「Tさん、それでいいと…思いますよ…僕も宮古島へ行ってみたいです…お父さんの友人の1人も宮古島島民だと聞きましたから…』)
アンアンの心の声「あなたたちならその歴史に真正面から向き合えますよ…北京蘭柚さん、チョン・ヒョクさん、
チョン・ウナさん、アレクセイ・ペトロフさん、寝そべり族たちとすねかじり族たちのみなさん…」と暖かく見守っていた。
それから4週間後が経った。
ディー・ウェンシェンは長期入院を経て、
父親によって退学届を提出させられて、中卒としてスーパーマーケットのアルバイトに携わっていた。
場所は古北(クーベイ)エリアの中の日本人街であるため、多くの日本人観光客や在中日本人たちがそこにやって来ていた。
クーベイ大型スーパーマーケットにて
ウェンシェンが掃除当番として配属され、
モップ掛けをさせられていた。
ベテランの女性従業員『モップ掛けたことないの?やり方はこう。横に振るイメージでして』
ウェンシェンが『はーい』とやる気なさそうに言った。
ウェンシェンがモップ掛けをしながら『何、あのネチネチネチネチうっせぇクソババアがよぉ…しかも日本から来た40代?しかも何顎マスクなんかしやがってよぉ…マスクつけたり外したり何なのマジで?しかも金髪のショート?何か男みたいな髪型じゃん…しかも声だって低いし…』と愚痴をこぼしていた。
先輩従業員A『口より先に手を動かせ。基本中の基本だぞ….』
ウェンシェン『わかりましたよ…』
先輩従業員B『わかるよぉ、俺も初めはそうだったんだもん…まああの人は結構自慢話が好きでよぉ…小学校の時は図工が大好きな変わり者なんだと言いまくってたからなぁ…』
ウェンシェン『マジかよ、あのババアが?』
先輩従業員B『それはダメだよ、結構ベテランさんなんだから…』と
ウェンシェンの心の声『悪口もダメかよ、クソ!!何で俺がこんなバイトしなきゃならないんだよぉぉぉぉぉ!!!!社会に出るってこんなことなのかよ!!クソォォォ!!!!クソ親父!!!!』と絶望するのだった。
コメント
7件
おお…第73話、すごく重たいけど大事な回でしたね。まず飛行機の中でのTさんとアンアンさんの会話、本当に胸が詰まりました。純日本人のTさんが「どんな気持ちになればいいかわからない」と泣きながら本音を打ち明ける場面、そしてアンアンさんが「あなたが悪いわけじゃない」と抱きしめて返すところ、歴史の重みを当事者同士がどう受け止めるか、とても丁寧に描かれているなと感じました。 一方で後半のディー・ウェンシェン。彼の内面の荒み方が痛々しいですね…モップ掛けで同僚の悪口を繰り返す姿に、社会との折り合いの付け方を見失ってる感じがひしひしと伝わってきます。クーベイの日本人街という場所も、彼にとってはまた違った意味での「異世界」なのかな、と思いました。続きが気になります。