テラーノベル
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皆ぼんさん大好き。
歳やらなんやらが理由でドズル社辞めたいぼんさん、とそれを必死に止めるメンバー。
ゆっくりとお楽しみください。
「ドズルさん」
「んー?」
ぼんじゅうるは社長室に来ていた。目の前の男に今度こそ認めてもらう為に。PCに目線をやり慌ただしく手を動かすその横に、ぼんじゅうるは一通の封筒を出す。そこには「辞表」と書かれていた。
「…なにこれ」
「本気なんだけど俺」
「とうとう辞表まで持ってきたのね」
「…お願いします、今年いっぱいで降りさせてください」
「なんで?」
「もう、若い子達の足手まといになりたくないのと、歳だよ、着いて行けない。」
ドズルは手を止め封筒を持ち上げる、天井に掲げ蛍光灯の明かりに照らし中を覗き見る。
「無理なんだけど、てか、他のメンバーは?」
「言ってない。」
「たまに辞めたいって言ってたの冗談じゃなかったんだ? 」
「うん」
「辞めて何するの?」
「……」
「言えないの?」
「…言ったら妨害されそうでこえーんだけど」
「はっ、ご名答!よくわかってらっしゃる。」
そう言ったドズルの顔はとても恐ろしかった、長年連れ添った相棒のこんなに真剣で怒っている顔は初めて見た。
ぼんじゅうるは少し後ろに後ずさる。
「無理、なんだけど?」
「なんでよ、、俺なんか居なくても…」
「それ以上言うなら口塞ぐよ?」
「っ!」
ドズルはシーっと自身の口に人差し指を押し当てる。
「他のメンバーが良いって言うなら考えないでもないかな?」
「……」
「体力的な理由ならスケジュール調整できる、他のメンバーの足手まといって考えなら最近出した動画とか見返してから言って、ぼんさんがいるから成り立ってる事の方が多い。」
「………」
「コメントだってぼんさんへ向けたものが多いよ、で?他には?理由ある?ん?」
目が笑っていない、頬杖を付きながらぼんじゅうるに笑いかけるドズルは「まだ話し合う?」と首をかしげた。
「…他のメンバー、にも、意見聞いてくる。」
「はーっ、あのね、無理だから、俺は絶対あんたを離したりしないよ?」
「ちょっと、その言い方は誤解をうむ」
「誤解?なに?冗談じゃないけど」
じっと瞳を見つめられる、ぼんじゅうるは恥ずかしくなり顔を逸らした。
「…ぼんさん、あなたは自分が思っているより皆に好かれてるよ?」
「そんな、わけ、」
「ある、俺がそうだからね」
ズクンと心臓が跳ねる。これ以上ここに居るとよからぬ事が起きそうだ、ぼんじゅうるは「じゃ、お願いね、それ!」と辞表を置きっぱなしにして部屋をあとにした。
「わっ!」
「あ!ごめんおらふくん!」
勢いよく出たドアの前にびっくりした顔のおらふくんがいた。危うく事故を起こしそうになりぼんじゅうるは「大丈夫??!ごめん!」と謝った。
「大丈夫ですよ!それより、どうしたんですか?そんなに焦って…ドズルさんと何かありました?」
おらふくんは閉じたドアをギロリと睨んでいた。何故か敵意を出しているソレにぼんじゅうるは首をかしげた。
「え?や、なんにもないよ、、」
「本当に?ぼんさん大丈夫??」
僕心配だなーとぼんじゅうるの顔を覗き込む。
「…おらふくん………もし、」
「??」
「もし、俺が、辞めたいって言ったら応援してくれる?」
ぼんじゅうるはおらふくんの顔を見れないでいた。
「……は?」
少し時間を置いて聞いたこともない声を出したおらふくんにぼんじゅうるはバッと顔を上げる。
「え?や、その、歳も歳だし、そろそろ隠居しよーかなー?とか?」
「…………」
(こ、こわぁ!)
目を細め見上げてくるその顔にぼんじゅうるは冷や汗をかく。なんて顔してんの?こんな表情出来る子だっけ?
「…本気ですか?」
「ま、まぁ、わりかし?」
「笑えねーよ」
ヒュッ、ぼんじゅうるは喉がなった、恐ろしいほど低い声で言われた、こんなに怒っているおらふくんは初めてだ、
(な、なんでこんなに今日怒られてんの俺?)
「ちっ…ぼんさん、本当に笑えねーっすわ、聞かなかったことにします。」
「え?ええ、いや、ちょっ」
ぷんぷんと怒りながらおらふくんは社長室に入っていった。
「え〜?な、なんで怒るの?」
2人は中で何を話してるんだ?と振り返ろうとした時廊下の先からおんりーとMENが歩いてきた。
「あ、お疲れ2人とも」
「お疲れ様でっすぼんさん!」
「お疲れ様です」
ニコニコ話しかけてくれる2人にホッとしながら、
ぼんじゅうるは先程と同じことを聞いてみた。
「…………あ”?」
「はぁ”?」
そして、後悔した、2人もすごい剣幕で俺を睨んでくる。
(な、なんでぇー?)
「や、なんでそんなに怒るの?人間出会いもあれば別れもあるでしょ?応援してよ〜」
とヘラヘラと言うと、おんりーは大きめの舌打ちをした。
「そんなのあってたまるかよ 」
「本当に、アホみてぇーなこと言わんでくださいよ」
そしてそのまま2人も社長室へ入っていった。
あの4人が中で何を話してるのか考えたくもない…ぼんじゅうるは肩を落としながら休憩室へ行く。
「田舎でのんびりしたい……」
道すがら会うスタッフやネコおじにも、同じ話をするが皆揃ってぼんじゅうるに怒る。
「アホ言うな」
「寝ぼけてんのか?」
「ありえない」
「許すわけないでしょ」
皆に必要とされてる事に嬉しさ反面、田舎でのんびりするという夢が遠ざかる。
「犬とか、猫とか、生き物に囲まれながらのんびりしたい」
ぼんじゅうるは大きなため息を付くと休憩室のドアを開けたのであった。
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コメント
1件
すごく続きが気になってしまう