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暖かい陽だまりに包まれる、森の奥。
大きなお屋敷が一つ建っていた。
お屋敷の周りには、綺麗な鳥が飛び回り流れる大きな川の音が心地よい。
そんなお屋敷に住まうのは『神サマ』ただ1人。
⁇「待ってるよ、⁇⁇」
神サマは優しく笑うと、布団から出て支度を始めた
街中にある「月の教団」教会内。
母に連れられて、ここに来たが俺は信者ではない。
早く終わらないかな、そんなことを思いながら過ごしていると、大人に囲まれ母がなんらかの説明を受けている。
そして、説明が終わると御神体へ向けて祈りを捧げる。
母「この子が、あの方の世話係になれるなんて、なんてありがたき幸せ、、」
それが最後に聞いた、母の声だった。
たくさんの大人に連れられ、車に乗り、そこから意識がない。睡眠薬でも打たれたのか、気づいた時には森の中だった。
信者「これから会う方は尊き方。粗相をしてはいけないよ」
⁇「分かりました」
〔神様なんて信じてねえよ、バカ信者。)
扉がゆっくり開く。
物が少なくて、簡素な部屋の中にいたのは、
綺麗な少年だった。
⁇「楽、待ってたよ」
綺麗な声で俺の名前を呼ぶ少年に初めて綺麗だ思った。
楽「なんで俺の名前知ってんだ」
⁇「調べてもらったんだ、今日からよろしくね」
イタズラが成功した子供の様に、楽しそうな顔で笑う少年は、今日から俺の同居人らしい。
終わり