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れるこえです.ᐟ.ᐟ
初めてのれるこえなので、大目に見てください🙇♀️
ではどうぞ.ᐟ.ᐟ
『聴かれて、触れられて、恋になった』
coe.視点
昼休みの図書室。
窓からやわらかい光が差し込んで、静かなページをめくる音だけが響く。
その隅っこ、僕はれるの隣に座って、そっと詩集を読んでいた。
💙 こえくん、今日も静かやなぁ……なんか、眠たなってくるわ
❤️ ふふ……れる、寝ちゃだめだよ。昼休み、まだ終わってないもん
💙 じゃあ、こえくんの声で起きとく
れるが僕の方を見て、にやっと笑った。
❤️ …な、なにそれぇ。そんなの、恥ずかしいよ…っ
💙 なんでや。こえくんの声、聴いたら落ち着くし。れるの特効薬やで?
❤️ れ、れる…っ、ほんとに…からかってばっかり…
僕はぷいっと顔をそらすけど、耳がじんわり熱くなる。
れるの言葉は、いつだって、僕の弱いところをやさしく突いてくる。
💙 なあ、こえくん
❤️ …ん?
💙 こえくんってさ、誰かのために歌ったこと、ある?
❤️ …ううん。僕、自分のためにしか…歌ったことないよ。恥ずかしいもん…
れるはちょっとだけ考える顔をして、それから小さく笑った。
💙 じゃあさ、今日、初めて誰かのために歌ってみよ。れるのために
❤️ …れ、れるの、ため…?
💙 うん。こえくんの“初めて”もらえるとか、ちょっとええやん?
僕の心臓が、どくんって跳ねた。
冗談みたいに笑うくせに、目はまっすぐで、ずるいくらいきれい。
❤️ …わ、わかったよ。ちょっとだけ……ね
僕は小さく息を吸って、図書室の静けさに溶けるように、歌い出した。
優しいラブソング。僕なんかが歌っていいのかなって不安だったけど、れるが聴いてるから、ちゃんと歌えた。
歌い終わったあと、れるはほんの少しだけ黙って、それから――
💙 やば……好きなるやん、そんなの
❤️ っ!?
💙 なあ、こえくん。れる、ほんまに…こえくんのこと、好きやねん
言葉が、胸に直接落ちてきた。ふわっとしてて、でも重くて、ちゃんと響いた。
❤️ れ、れる…っ。僕、僕も…すき、だよ。れるのこと、ずっと……
れるは、にっこり笑って、僕の頭をくしゃって撫でた。
💙 じゃあ、これからはこえくんの歌、れる専用ってことでええ?
❤️ も、もう…ずるいんだからぁ…っ
僕の恋のはじまりは、れるの一言と、図書室の静けさと、少し照れた歌声からだった。
終わり.ᐟ.ᐟ🙌💕
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