ーぜんこぱす視点ー
「さぁ,中へどーぞ♪」
彼女,レイマリさんは言う。嫌,此処はぽれとラテさんとウパさんの家なのだが…何故自分の家みたいに,
「何故,自分の家みたいか…ですかぁ,」
彼女には心が読める様な能力、?があるのだろうか。否,それはすぐに否定できた。何故なら校則で学園外での能力の使用は禁止されているから。
そこから察するに種族的な感じか…と,ぽれは嫌でも分かる。そりゃ,さっきから心の中の声が一言一句彼女に当てられているのだから。
「それで,レイマリでしたっけ…何か御用がありまして,?」
ぽれは最大限刺激しない様に此処に来た理由を問う。レイマリさんは明るいその眼差しが変化することも無く,笑顔で応じてくれる。
「いや~…まさかししょ…ウパさんがこんな下等生物の相手をしてるだなんて思ってもなくて!どんな人なのだろうって気になって来ました!」
笑顔の奥に,どす黒い感情が隠れていた気がする。要するに,ぽれみたいな奴が水神であるウパさんとつるむなって訳か…
「悪いですけど,そういう事です」
また心を読んできやがった。まだ喋ってねぇのに返事をするな。そう心の中で唱えておくと,レイマリさんは笑いを堪えている様だった。
ぽれがはぁ…と,レイマリさんを見ていると,ウパさんが口を挟む。
「レイマリさん,ぜんさんはラテさんとレイマリさんを助けてくれた人だよ?下等生物ってのは余りじゃないか?俺は種族関係無く仲良くしたいんだ」
ウパさんがそう言うと,レイマリさんは申し訳なさそうな顔をこちらに向けて来る。レイマリさんはウパさんとどう関係あるんだろうか…と気になれば、レイマリさんは渋い顔をしながら答えてくれる。
「水神様,ウパさんは私の師匠であり,命の恩人でもあります。」
成程。それならさっきの発言も辻褄が合う。そう納得していると彼女はぽれに頭を下げた。
「確かに,ラテさんや私を助けてくれたのは事実です。強く当ってすいません…そして,助けてくれて有難う御座います。」
ぽれは別に気にもしていないから普通に許した。彼女はキョトンとしていたから,盛大に笑ってやった。
「それで,私が鍵を持っていないのに家に入れていたのはめめさんの力を借りたからです!」
どいつもこいつもめめさんと…学園長だぞ…此奴らは何者だ。と思う。レイマリさんはそれさえも察して居た。
「めめさんは我々の村長。”めめ村”の村長。まぁ学園長になってるとは知りませんでしたし師匠達が来てるのもびっくりしましたけど。」
いや、びっくりどころで収まって良いのだろうか…いずれにしろ闘う可能性は避けられない。でも何故か,直感的に彼女はそれさえも受け入れているような,そんな気がした。
「そして,改めて自己紹介をしましょう。私は”さとり妖怪”。東雲椎名ことSレイマリです。お察しの通り種族の属性として心が読めます。以後,お見知り置きを__。」
彼女は頭と比較すれば大き過ぎる魔女帽を取り,綺麗な礼を見せる。
小柄な体でウパさんに甘えに行くその姿は,まるで幼き少女みたいであった。
まぁ,ぽれよりも年上なのだろうけど__。
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はい!㌿𝓶𝓸𝓷𝓮𝔂遅くなりすいません😰😰
暫くはリアルでちょっと問題があって浮上出来てませんでした。女の子って怖すぎて‼️🙄🙄
ではでは!!見て下さり感謝です!
👋🏻