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ーぜんこぱす視点ー
「レイマリさん…そろそろ寮や家に戻らなくては、?」
ぽれが聞くとレイマリさんが当たり前のように言う。
「え?私今日から此処に住むんですよ?」
……は?
いやいやいや、此処に?え?家は?
「あー家…無いんですよね!!て事でこれから宜しくお願いします♪♪あ、めめさんには許可取ってるので!」
めめさん…どれ程の権力を持っているんだ。底知れない学園長だ。ま、この人達といる限り接点はあるだろう…そのうち分かる。
ぽれは諦めた表情でレイマリさんを迎えた。
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ラテさん、ウパさん、レイマリさん。そしてぽれで食卓を囲む。寮では美味しい食事が毎日取れて、皆と話せて。楽しい空間だ。まるで殺し合いをする雰囲気なんてそこにはなくて、平和。そのものだった。
……度々悲鳴や怒鳴り声が聞こえるのは気にしないでおこう。これもまた一興だ。
ぽれはそんな和気あいあいとした空間から席を外そうとする。ウパさんが透かさず
「どこ行くの?」と聞いてくる。
「嗚呼。ただの”用事”です。もしかしたら朝帰りかもですが…明日は休みなので許して下さい。」
ぽれの横に居るレイマリさんは、必死にぽれを呼び止めようとする。全く、酒に溺れた酔っぱらいは大変なものだ。ぽれはそんなレイマリさんを引き離し家を出る。
__死なないで…と。そう微かな声が聞こえた気がする。
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「さて、何処に居るもんか。」
ぽれは公園に来ていた。ある人物を探して。
「やぁ。承認感謝するよ♪」
油断した。ぽれの首元にはナイフが添えられている。絶体絶命、ってやつかな。
「はぁ…何ですか?”死闘”はまだ始まってませんよ?”エルフ”さん♪♪」
ぽれがそう発するとエルフは渋々とナイフを下ろす。昼ぽれが引きちぎった長く大きな耳は何も無かったように再生されている。
「これはスキンシップ。こんなので殺せてたら心外だ。」
エルフは言う。まるで負ける気の無い、アソビ。そう思っているかのようだった。レイマリさんの様に心を読める訳では無いが、感情が手に取るようにわかる。全く。エルフはポーカーフェイスを知らないのだろうか。
その余裕と傲慢、今に崩してやる。
「まさか”この学園初めての死闘”をぽれが担うなんてね…ビックリですよ。」
「そして貴方は”初めての脱落者”になる。」
そう。ぽれの用事とは「エルフとの死闘」である。寮に帰った時くらいに通知が来ていた。ぽれは負けるつもりははなから無いし、承認を押した。
「脱落者はどちらになるかね?」
エルフはその気色悪い面をこちらに向け、ニヤリと微笑みを見せてくる。
__それじゃ、始めようか。
命を懸けた闘いを、今♪
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はい!ここで一旦切ります!!
漸く死闘というこの物語の重要な場所に到達しそうです…!今日から夏休みなので比較的投稿頻度上がりそう、!です。BLの方……は、ネタが無いんで分かりません!未定!
👋🏻