赫くん嫌われ、愛され
赫視点
人はいじめないと幸せになれないの?
赫「…」
いじめっ子1「うわぁ、こいつきたねぇww」
いじめっ子2「こいつから離れろww」
毎日こうしていじめられている。みんな見て見ぬふりをする。先生もみーんな。
復讐したい
???視点
???「復讐したいか? 」
赫「!したい」
???「それをしたらあなたが壊れてしまう、それでもいいの?」
彼にはなってほしくないんだ
赫「後悔はしたくない」
???「たとえ世界が敵でも俺はあなたの味方よ、なにがあっても絶対に裏切ったりしない」
赫「こわい」
???「無理に信じてほしいなんて言わない」
彼は怯えていた
???「また、辛くなったらここへおいで」
赫視点
知らない人にそう言われた。
怖いよ、誰も信じられない。
絶望という言葉が何度も頭をよぎる。
やめて…希望なんてもうないのに
俺はその日から不登校となった
???視点
彼、最近学校こないな…
もしかして不登校?まぁ、そりゃあそうだよな、辛いのに学校来る必要ない
赫視点
俺はぬいぐるみに話かける。そう、5体のぬいぐるみに。
この子たちは、俺の癒しだ。
赫「この子たちも話せるようにならないかな?そしたらきっと…」
あ、俺には親もいない、一人暮らしだ。だからぬいぐるみを5体も持っている。もちろん大切にしてる。可愛いんだよ、このぬいぐるみたち!
赫「孤独じゃないって思いたい…ポロポロッ」
気づいたら俺はぬいぐるみを抱えて寝てしまっていた。
また、今日が始まる
朝なんてこないで!
???視点
最近、彼がご飯を食べてない、なんなら寝てないのもわかる。痩せ細っていて目の下の隈も酷い。心配だ。
赫視点
もうちょっと俺の人生、あれがなかったら幸せだったんだろうな、ってもう手遅れか
赫
「幸せってなに?」
???
「彼がもっと幸せになりますように」
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