「あ゛っ♡♡で、る!♡もう、イく…ッ♡♡い゛っ、…く!♡♡…ん゛っ、ふ、ぅ゛うッ───────!♡♡♡♡」
背を弓なりに反らせ射精する。びゅるびゅると勢いよく出た白濁は下着の広範囲を濡らした。全身の力が抜けて背もたれからずり落ちる。そのままソファベッドに寝そべって、達した余韻に浸った。
ある程度息を整えてから上体を起こそうとして、やっぱり止めた。起き上がる前にぐしゃぐしゃになった布が肌に張り付くのを何とかしたくて、下着を脱いで床に放り投げる。
「あんな遠くまで放り投げちゃって、後で片付けるの誰だと思ってるの?」
「脱がせなかった蘭が悪い」
「するって分かってたのに?」
「だからパンツ以外は全部脱いだろうが!……いいから、さっさと続きしろよ」
「はいはい、春千夜様の仰せのままに、なんてね。今日はなんだかヤケに積極的じゃない?もしかしていつもと違うことされて興奮した?」
片足がソファベッドの背にかけられる。足が大きく開き、再び首をもたげる陰茎と、臀の窄まりが期待にひくりと動く様子が、全て見られていた。
蘭がローションの容器を傾けて指に纏わせる。縁にぴとりと充てられて、少しの冷たさに身体が僅かに震えた。
くっ、と縁を押し上げられ、穴が指を受け入れようと先の方に吸い付く。指先がゆっくり中に入り、浅いところを拡げるように動いた。
何度か蘭を受け入れたことのあるナカはすぐに解れ、もう一本指を追加しても問題ないくらいに拡がる。蘭もそれをよく理解していて、早々に二本目の指がつぷりと入ってきた。
二本の指が奥へ進んでいく。前立腺に段々近づいてきているのが分かって。はやく触って欲しくて堪らなかった。
「春千夜自分で腰動かしてる自覚ある?」
「んなもん、知るかよ…ッ!♡♡……なぁ、はやくさわって?♡なんか、乳首さわられてる時から、前立腺さわって欲しくてヤバかったんだって……♡」
「その二つの性感帯は、実は神経が繋がってるんだよ。だから、今日はいつもより気持ちいいかもね」
前立腺の周りを沿うように指が動いた。まだ肝心のそこには触れられていないのに、快楽が普段の倍にも感じられて。今は周りを擦られただけだった。
なら、前立腺を擦られたら…?想像するだけで頭がくらくらする。付近の腸壁を擦っていた指が、ついに前立腺に触れた。
「ひ、っあ゛あぁッ〜〜!♡♡♡」
電流が身体中を駆け巡る。
乳首を触られることによって普段より敏感になった前立腺は、一度触れただけですぐ絶頂してしまいそうだった。
それほどまでに過敏になっているというのに、指は激しくそこを責めたてる。二本の指でごりゅっ♡ごりゅっ♡と、抉るように刺激されて、だらしなく開いた口から喘ぎ声が止まらない。
どろりと思考が溶けて、徐々に気持ちいいこと以外は何も考えられなくなっていく。
「ふ、う゛ぁあ゛っ!♡……はあ゛、ぁ゛あ〜〜ッ♡♡そえ、すきだからっ♡もっとぐりぐりって、してっ…!♡♡」
前立腺を強く押されるのが堪らなく気持ちいい。頭がおかしくなりそうな程の深い快楽に、恍惚な笑みを浮かべ悦に浸る。すると三本目の指が縁に宛てられて、ずぷ、と一気にナカに入ってきた。そして、二本の指が未だ前立腺を責めているところに、とちゅっ♡と、三本目の指が到達した。
「イ゛っ…あ゛ぁあ゛あッ─────────!♡♡♡♡」
その衝撃に、喉元を曝け出しながら絶頂する。ぱたたっ、と、腹に自身の吐き出した白濁がかかり、窪みに溜まった。身体を脱力させて、絶頂の余韻に浸ろうとして。だけどそれは、蘭が再び前立腺を刺激し始めたことにより失敗に終わる。
「……あ゛っ!?♡ひ、や、っあ゛ぁあ゛ッ〜〜!♡♡ぃ゛った!♡♡もう、イった゛から、ぁ゛っ!♡♡♡また、…っ♡すぐ、きちゃうッ♡♡」
一度絶頂したナカは先程よりももっと敏感になってぐずぐずにとろけているのに、無遠慮に前立腺を捏ねくり回され、頭が真っ白になるくらいの衝撃が身体を襲った。
「イ゛っ、く…う、ぅ゛────────ッ!♡♡♡♡…ぅあ゛っ♡♡ぜ、りつせっ…いったん゛ッ♡とま゛って、ぇ!♡♡ぁ゛ああ、ぁっ〜〜!♡♡♡…もう、い゛ったんだってば!♡♡ま、らいっちゃ、う゛ッ♡♡も、ィ゛くっ…♡♡♡ひ、っ……んぉ゛お、おぉ、お゛ッ────────!♡♡♡♡♡」
擦って、抉るように押し込んで、爪先で甘く引っ掻いて。立て続けにあらゆる刺激が叩き込まれすぐに絶頂する。休む間もない激しい責めに、全身が痙攣して止まらない。
こんなの、あたま、ぶっこわれる…♡♡今までで一番の絶頂を迎え、やっと指は蹂躙を止めた。指が浅い所まで抜けていく。その感覚でさえ堪らないほど気持ちよくて、嬌声を抑えることが出来なかった。
三本の指がくぱ、と縁を拡げる。冷えた空気が熱くなった胎の中に入ってきて、まだ触れられてない最奥がずぐん、と疼いた。
「はるちゃんの中、まだ痙攣してんじゃん。えっち〜♡」
蘭の視線がじーっと、そこに注がれていて。意識した途端、ナカが蠢き始める。見られているだけで、感じてしまう。こんなはしたない姿を見て欲しくなくて、でもそれが気持ちよくて、見られていることに興奮してしまって。
割開かれているにも関わらず、ぎゅっと指を締め付ける。みられてるだけなのに、っ…♡やばいっ♡♡
「み、るなっ♡ばか、ッ…!♡♡ひっ…♡ンぁ、ああ゛ッ〜〜!♡♡♡」
視姦されることによって、いつ達してもおかしくない程に性感が高まっていく。指が僅かに動き、絶頂する一歩手前まで快楽が登り詰めて。溜まりに溜まった快感は、蘭が指を奥に突き挿れたことによって決壊した。
「ひぉ゛ッ!♡…ン゛う、ぅう゛───────ッ!♡♡♡♡」
前立腺を掠めながら、疼く奥まで一気に入ってきて。ガクンっ!と身体が大きく跳ねて、ソファベッドがぎしりと軋んだ。絶頂して、溜まった快楽は弾けたはずなのに、熱は全然引いてくれない。寧ろじくじくと腹の奥の方が疼いて仕方なかった。
収縮する胎内は、蘭の指を奥へと誘うように締め付ける。
「締め付けエグ、..これ俺の挿んのかな。挿れただけで腹上死しちゃいそうなんだけど」
蠢くナカから指が抜けていく。吸い付いた胎から抜くことは困難なのか、随分とゆっくりとした動きだった。時間をかけ、やっと、ちゅぽっ♡と水音を立てて孔から離れる。
「はぁっ…♡……いれなかったら、っ♡ぜったい、ころすッ♡♡」
快楽に浮かされた頭は、蘭のその言葉に遅れて反応した。
奥まで挿れないと満足出来ない身体に作り変えたのはお前なのに、指だけで終わろうなんて酷過ぎる。今だってこんなに欲しがってるのに、ちゃんと責任とれよ。
「俺どっちにしろ死ぬじゃん!……挿れてもいいの?」
「ナカ、おくまで、挿れてほしいっ!♡♡」
「…..春千夜が言ったんだから、後から後悔しないでね?」
指が無くなった喪失感から開閉を繰り返していた孔に、熱い塊が宛てがわれる。その感覚に、全身が悦ぶのを感じた。ずぷ、と陰茎が孔を押し拡げていく。先程指を抜かれた時よりも緩やかなスピードで進む。
そういうつもりはないのだろうが、焦らされてる気分になって。待ちきれなくて、腰を自ら蘭に寄せる。
「っ、ゆっくりしないと死ぬって言ってんじゃん!!積極的なのは嬉しいけれど、……分かってくれる?」
余裕の無さそうな顔でそんなこと言われてしまったら、従う以外に選択肢がある訳なくて。背もたれをきつく握りしめ必死に我慢する。
数分、……体感としては数十分程かけて、やっと半分まで挿入った。その頃には涙や汗、涎なんかで顔面がぐちゃぐちゃになっていて、見られたくなくて背もたれにかけていた手で顔を隠す。
すると、暫くその場で留まっていた陰茎が、こちゅっ♡と前立腺を突いた。
「ん゛ぁ、あッ!♡♡……そ、んな、ぃ゛き、なり…っ♡」
散々待っていた甘い刺激に突如襲われて、頭を振り乱す。抵抗する力すら入らなくなった手が、顔の前から退かされてしまった。
「俺は、春千夜がどんな顔をしていても好きなことには変わり無いし大丈夫。それに蕩けた表情なんて、もっと見せて欲しいくらいだし」
蘭の手が頬に添えられ、それに擦り寄った。細くて、骨ばっていて、少し冷たい大好きな手にキスをする。
瞬間、ナカに挿入っている陰茎が、大きくなって。嬌声をあげるのと、陰茎が動き出すのはほとんど同じタイミングだった。
「…お゛っ♡♡ン゛ぁあ、ぁ゛ああ゛〜〜〜ッ!♡♡♡やばいっ♡♡こんな、っ♡すぐに、イ゛く、ッ!♡♡♡」
ずりゅっ♡ずりゅっ♡と、前立腺に亀頭が擦り付けられて。我慢していた分、意識が飛んでしまいそうな程強く快楽を感じた。
蘭が腰を掴んで、少し手前に動いたことにより、前立腺にあたる位置がずれる。一体何をしようとしているのか全く分からなくて、頭に疑問符が浮かぶ。
「俺、ちょっと頑張るから、舌噛まないようにね」
「らん、……っ?♡♡うあ゛ッ!♡♡♡イ゛っ……ひ、お゛ぉお、お゛───────ッ!♡♡♡♡♡」
がちゅんっ!♡と前立腺に激しい衝撃が走る。一突きで達した後に、先程のあれは角度をつけていたのだと気付いた。
ただ少し位置がズレただけなのに、まさかここまで快楽が強くなるなんて思ってもみなくて。
「それ、やばい、ぃ゛〜〜〜ッ!♡♡かくど、つけられんのむいっ♡よすぎて、おかしくなっちゃう゛からぁっ!♡♡♡や゛ッ♡♡ぁあ゛ぁ、ああ゛────────ッ!♡♡♡♡♡……ひっ!♡♡♡ぅ゛あ゛ぁあっ──────!♡♡♡♡…ぉ゛っ…♡♡………っ…♡」
度も抉られ、押し潰されて、バチバチと頭の神経が焼き切れる。前立腺を突く動きは一向に緩まず、むしろ速まっている気さえした。
絶頂して、すぐに高みへと登り詰めて。そして再度絶頂を迎える。その繰り返しで、酸欠から目の前に薄く靄がかかった。
気付いた蘭が少し焦ったような顔をしてから一度律動を止めて、やっとまともに息を吸う。
「……ごめん、大丈夫だった?少しやりすぎちゃった。次はもっとゆっくりするから」
「べつに、今のでもいい。大事にしてくれるのは嬉しいけど、そこまでヤワじゃねぇし、それに。……ゆっくりされるより、はげしくされたほうが、すき、だから…♡」
はやく、奥まで挿れてくれ。と強請る。
前立腺だって頭が飛ぶくらい気持ちいいし、好きだけど、でもやっぱり蘭が胎内に埋まるのを感じたいから、ちゃんと奥まで挿入ってきて欲しい。
舌っ足らずになりながらも、必死に伝える。蘭は少し呆れたような、だけど、興奮を隠せていない表情をしていて。
半分程で止まっていた陰茎が、徐々に奥まで進められていった。ずりゅりゅっ♡と前立腺を掠めながら挿入っていき、ついに結腸の弁に亀頭がキスをして。
「ん゛〜〜ッ!♡♡……おく、きたぁ…っ♡」
全身が歓喜に震える。快楽物質が脳内で分泌されて、どくどくと溢れて止まらない。はやく、そこ叩いて、ぶっ壊れるくらいに酷くして欲しくて。
「春千夜、動いても大丈夫、?」
「いいから、っ♡……大丈夫だから、はやく、うごいて、♡おれ、もう我慢できない…♡♡」
「…キツくなったら、すぐに言ってね」
こちゅんっ♡と、奥に陰茎を叩きつけられた。結腸の弁に押し付けたまま、ぐっ、ぐっ、と更にその向こうへ進もうとする動きに、髪を乱しながら大きく喘ぐ。
まだやっと奥の壁に触れたところなのに、いきなり結腸まで挿入しようとするなんて。いつもより性急な気がして、蘭も、実はあまり余裕がないことを知った。
それが嬉しくて、胎をきゅん、と締め付ける。
「ん゛、ぃぃ゛〜〜ッ!♡…はぁ゛あぁあ゛っ〜〜〜!♡♡♡んぉ゛ッ♡…く、ひっ♡♡ぉ゛おお、っお゛ッ!♡♡♡」
とちゅん♡とちゅん♡とノックされて、結腸が受け入れるためにゆっくりと拡がり、蘭が少し強く突き挿れて。ついに、ガチュンッ!♡と。おおよそ人体から聞こえてはいけないであろう音を立てながら、結腸を突き破った。
「春千夜、キツいと思うけど、すぐ動かすよ、?俺ももうイキそ、。それに体力の限界も近いし。…ごめん、」
「ん…♡いい、よ。蘭の、奥にいっぱいだして..♡♡」
ぐぽっ、と亀頭が結腸から抜け、再びどちゅんっ!と結腸の奥を叩かれる。自身の精液でべたべたの腹がその律動にあわせてぼこ、と動いているのを見てその部分に手を伸ばし、撫でた。
腹を押すと、ナカの蘭がはっきりと感じられて、それが癖になって何度か手の平でぎゅーっと押し込んだ。
目にハートを浮かばせていると、感じるまで徹底的に開発された乳首を擦られて。結腸と前立腺と、それから乳首の三箇所を同時に責められ、泣き叫んでいるような悲鳴に近い嬌声を発した。
「ん゛あ゛ぁあ゛あ、あ゛っ!♡♡は、ぁ゛〜〜ッ!♡…ん゛っ♡♡い゛く゛っ♡これ、すごいの、キちゃ、う゛ッ!♡♡♡…くる、っ♡も、うイ゛っく♡…ひ、…き゛っ♡♡……お゛っ、ぉお゛、おぉ゛────────ッ!♡♡♡♡♡♡」
「俺も奥に、だすからねッ…!」
身体を限界まで仰け反らせて、今日一番の深い絶頂を迎える。すぐに蘭の熱い精液が結腸に流し込まれ、それにも甘イキしてしまって。
射精は中々止まらず、ずろりと陰茎が抜けていった時に溢れてしまうくらいに、大量に中に出された。
一向に余韻が引かず、頭はぼっーとしたままで。倦怠感から、そのまま目を閉じる。蘭が何か慌てた様子で話しかけてくるが、起きてから聞けばいいか、と。一度だけ目を開けて、蘭におやすみと笑いかけてから襲い来る睡魔に身を任せた。
「……あーあ、寝ちゃった。片付けどうしようかな。…まぁいいか。風邪ひかないように布団だけかければいいよね。うん、だって春千夜寝ちゃったし。おやすみ、春千夜」
[完]
これはさすがに伸びるよね….
コメントしてって欲しいな🥺
コメント
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:( ´ω` ) : オッフゥ…
言葉のセンス神