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eigetsu
31
#🔞なし
eigetsu
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「それでは、尋問を始める。」
「…あぁ。分かってる。」
彼は随分大人しかった。
「…誰を殺めた。」
「父さんと母さん。その時にオレも死のうとした。」
「…なんで。」
「もう、何もできなかったから。」
「…後で詳しく教えてくれるかな。」
「分かった。」
「…随分静かだね。元々?」
「…..ここに来てから、こうなった。」
「じゃあ、殺しをする前は?」
「こんなんじゃなかった。もっと元気だった。」
「…..話を変えよう。相性のいい囚人は。」
「相性良いも悪いも誰もいない。誰とも話す気はない。」
「…..自己紹介の時は無理して元気に話した?」
「…..よく分かるね。そうだよ。」
「、君、ちゃんと食べてる。」
「いいや。食べれてないよ。元からね。」
「…君の事が分かったかもしれないよ。」
「そう。なら良かった。」
「時間だね。」
「あぁ。」
「囚人番号〔09〕。山吹クジャク。」
「君の罪を、語れ。」
【ご飯は残しますか。】
絶対に残さない。とっても無駄だから。
【歌は歌いますか。】
前は歌ってた。もう歌ってない。
【脇役で輝くタイプですか。】
面白い事言うね。多分そうだよ。
【自分の罪の事をどう思う。】
オレがやりたかった訳じゃない。父さんと母さんが願った事。
【赦されたい?】
いや。赦されずにオレも死にたい。でも。
【死にたい?】
死にたい、でも。生きないと、空の父さんと母さんが悲しむ。
コメント
3件
うわ、この尋問の空気感、すごく重くて苦しいのに目が離せなかった……。クジャクが「元々はこんなんじゃなかった」ってところで、彼がここに来るまでにどれだけ折れてしまったかが伝わってきて胸が痛んだ。最後のアンケート形式になるところも、本音と体裁の隙間が生々しい。赦しより「生きなきゃ」って思う切実さが、余計に悲しいな。