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昨日のことが気になって、あんまり寝れなかった。朝からあくびが止まらない。
『おはよ。莉奈』
体が固まる。顔を見るのが怖い。
「あ、うん。おはよ」
素っ気なく返事をした。横目で顔を見てみた特に変わったところはなかった。
やっぱり、考えすぎだよね。
「…行こ!」
真彩の手を引いた。
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でも気になる。なんか、ドロッとしてて、臭かった。
授業中も、休み時間も、帰る時も、家に着いてもモヤモヤした。
突然子宮が痛くなり、急いでトイレに駆け込んだ。
ふと、思い出した。
あれ、そういえば真彩って…
とんでもない事に気がついてしまった。
「っ…最悪!!」
胃を抱え、口を抑える。
最悪最悪最悪最悪!!!!
気持ち悪い…気持ち悪い…!
子宮の痛みは、なかなか引かなかった。
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「お母さん、今日学校休む」
母「あら、具合悪いの?」
「…うん」
母「わかった。ゆっくりしときなさい」
「ありがと。お母さん」
自室のドアに鍵をかけ、布団に突っ伏す。
もう、当分顔を合わせたくない。
気持ち悪い。最悪
一体、どんな気持ちで作ってたんだろう。
何も考えないように、目を瞑った。
2話【異質】