仲間と談笑してる奴ら恋人と談笑してる奴らを屋上から見下ろしこいつら俺が死んでも喜ぶだろうなと思っていたら『だめー!!』ばんっと突然入って来た女の子は空色の瞳を持つ少女と噂され拐われるのが多々あった.あの時も拉致られそうになった所を目つきの悪い少年に助けられて以来,【恩を返す為に強くなりたい.】思い実績を積み重ね,今ではカポ“幹部”になった.っと聞いたのを思いだした“何でそんな子が”思いつつ呆然と顔を見ていたらキッと睨んだまま俺の前まで来て腕を振り上げたと思ったら頬への激痛が走り余りにも突然の出来事で頭が困惑し叩かれた所まで自然と手が行き軽く擦っていたら『馬鹿っ‼』『…へ?は?な,何‥』真顔の真呼に大きな声で説教された.けれど,訳がわからず説いた.『馬鹿っ‼生きるの諦めるなっ!!君に諦められたら‥あたしは誰に恩を返せばいいのっ!!』『…はあ??‥意味分かんねぇ.』さっきより大声で言った真呼の表情をまじまじと見た後,冷たく突き放すように言いつつ視線をグランドへと戻した.その態度を見て目を見開いた.けれど次第に傷付いた顔を浮かべたままうつ向き泣き始めた真呼を見て驚き『‥何で泣いてんだ.』聞くつもりはない問いを自然と口から出ていた言葉が聞こえたのか顔を上げて一松を睨み『分からないの?…君を助けられない自分が悔しいからっ‼悲しいからっ‼』泣きながら怒鳴った真呼の言葉を聞いて驚いた.と同時に頭が混乱し疑問が湧いた‥自殺しようが殺されようが空気のような俺が死んだって気づかないし悲しむ奴より寧ろ喜ぶ奴か多いだろうとそう思ってた…けれど‥けれど【俺,こいつとは初対面なのに,何でそんな‥】一松は自分の為に泣き怒鳴る真呼を呆然と見て動揺していた(…今思うと勝手な奴,だよな…けどまさか,自分がこんな好きになるなんて…)空を見上げ昔を思い出していたら段々感傷が込み上げ気付けば涙が頬をつたっていたと,同時に後ろから聞きなれた声が聞こえ涙を拭って振り返る,と,扉から心配した表情を浮かべた三男のチョロ松が顔を覗かせて「大丈夫?寝れない?」聞いたけれど返事をせずサンダルを脱ぎつつ前を通りすぎ部屋の中へと戻って「…ほんと勝手だよ」呟き布団へと倒れこんだ俺は目蓋を閉じ彼女の夢へと誘われる
コメント
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めっちゃ好きィ〜!! ザ、小説って感じ!!笑