『担当執事達に愛される日々』〜御奉仕致します、主様〜
FOURTH butler テディ・ブラウン
コーヒーで目覚める朝。なんて良い起き方。
『あ、主様。おはようございます。』
『テディ、起こしに来てくれたの?』
『はいっ。今日は俺が担当執事ですから!』
俺はむんっと張り切る。
『ふふ、ありがとうね。コーヒーのいい香りがするね。』
『主様も飲みますか?』
『うん、貰おうかな。ミルク多めで砂糖なしで。』
『かしこまりました。』
テディは朝一番に美味しいコーヒーを淹れてくれる。
『テディの作るコーヒーはいつも美味しいなぁ。』
『!嬉しいです、ありがとうございます!』
嬉しくなるとアホ毛をぴょこぴょこと揺らすのもまた可愛い。
『今日のお帰りは何時頃になりそうですか?』
『うーん、今日は遅くなるかも…。』
『そうですか…。わかりました、俺、待ってますね!主様が帰ってくるまで! 』
『でも遅くなるし…寝ててもいいよ?』
『いえ、ちゃんと起きてます!』
『テディ…ありがとう。なるべく早く帰るからね。』
屋敷で朝ごはんを食べ、指輪を外し、テディは笑顔で私を送る。
『行っちゃった……。』
(引き止めたかったな。でも、そんなことしたら迷惑だよな…。)
『いや、弱気になるな、俺。ちゃんと笑顔でおかえりなさいって言わないと!』
(よし、俺もご飯食べてトレーニングしよう。)
俺は執事の食堂へ向かう。
『ご馳走様でした。よし、トレーニングするために着替えよう。で、筋トレと素振りと後は…執事の誰かに模擬戦でも挑むか。』
(お三時にはいちごタルト食べちゃお♪)
一方その頃。
『……ふぅ。なんだか、疲れたな。』
(テディ、何してるかな。会いたいな。)
私は仕事の合間を縫って指輪をはめる。
『テディ……。』
(この時間なら庭で…)
『102、103、104…!』
『素振りしてる…。』
『?主様…!?どうしたんですか?今はお仕事中じゃ……。わっ。』
主様は俺に抱きつく。
『……少し、疲れちゃって。…テディに会いたくて。』
『っ……嬉しいです。俺も、主様に会いたかったんです。』
俺は主様を抱きしめ返す。
『少しの間こうしてましょう。』
『ありがと…。』
数分後。
『えへへ、少し元気になった。ありがとう。テディ。』
『いえ、主様が元気になって良かったです。』
『残りの仕事頑張る!また夜にね!』
『は、はい!』
(よし、俺も頑張るぞ!)
そしてお互いに仕事、鍛錬を終わらせる。
夜。
『おかえりなさいませ。主様。今日も一日お疲れ様でした。』
『ありがとう。テディ。』
『あ、あの。主様がよろしければ今日…。安眠サポートしてもいいですか?』
『うん、是非して欲しいな。』
『はい!頑張ります!』
『すやすや…。』
『ふふ、すぐ寝ちゃった…。
おやすみなさい。主様。夢の中でも主様がラッキーでありますように。』
今日の夜も幸せに眠れそう……
次回登場する執事
ヒント 野菜が嫌い。洋服作るのまじ上手。
(あの子ですね。)
コメント
8件
まじ可愛すぎる…… 最高だわ ありがとうございます!!テディちゃんHappyBirthdayですね!
可愛すぎる友が、テディちゃん推しなんですよだから見てて友におすすめしちゃった(´>∀<`)ゝ笑