コメント
1件
やべぇ!!
書く手が止めらんねぇ!!
この作品は、妄想、二次創作諸々あります。
妄想こったこたなので…
自衛お願いしますm(_ _)m
レダー受けは覆らないです。
配信全てを見れている訳では無いので、口調とかが変だと思います。
解釈違いならすみません😭
さっさと進んでしまいます。
ミドルネームとか全然分かってないので結構適当に決まっています。
無理矢理もあります。
へへへ
どうぞ↓↓↓
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ヴァン・ダーマーside
2001年3月21日p.m.15:30
レダーと別れ、ギャングに着いて行った…。
車に乗せられ着いたかと思えば、真っ暗な部屋へ連れ込まれた。
ヴァン「ここは…、」
入った先には先程、俺を連れて行けと命令した男だ。
恐らくボスかなにかなのだろう。
ボス「お前はこれから俺達と一緒に仕事をしてもらう。」
男の声には圧があり、息がしずらい様な気がする。
ヴァン「…レダーは、どう、なるんですか、」
言葉を詰まらせながら何とか言葉にする。
男はにやりと笑い、こちらに視線を寄越した。
ボス「あの弟と連絡を取れるのはお前が幹部になってからだ。なったら連絡を取らせていいだろう。」
幹部…。
それになればレダーと連絡を取れる…。
あわよくば、仇であるこの男を殺す…!
ヴァン「…定期的に安全かどうか確認をお願いしてよろしいでしょうか…」
心に決めたものを顔に出さずに言葉を紡ぐ。
案外、こういう仕事は性に合っているかもしれない。
ボス「良いだろう、よしヒギナラ、こいつに仕事を教え込め。」
ボスは隣に居る黒服「ヒギナラ」に声を掛けた。
ヒギナラ「了解致しました…着いて来い。」
俺に寄越す視線は何故か温かい…。
何故だろう。
普通知らない子供が急にメンバーになると言ったら不信感を持つのが普通では無いのか…?
そんなことを考えていたらヒギナラが歩みを止めた。
ヒギナラ「…今から仕事を教える、一気に詰め込むからメモかなにかを渡そう。」
ヒギナラはそう言うとメモをポケットから取り出し、ペンと一緒に俺に渡した。
ヒギナラ「まず、我々がやる仕事は主に2つ
1つはボスの護衛。
ロスニートスではボス会議が行われる。
その際の護衛、または協定などの取り決めをする時の護衛…基本的には護衛だ。」
ふむ、ボス会議というのがあるのか…。
他のボスや他の町はどうなのだろう。
ヴァン「ボス会議は他のギャングのボスや、他の町のボスも来るんですか?」
ヒギナラ「良い質問だ、他の町のボスは基本来ないが、この町のボスなら全員がくる。
つまり敵対組織も来るという事だ。
だからボスを守る護衛を付けるということだ。」
…そこで力を示せれば信頼を厚く出来そうだ。
ヒギナラ「2つ、ミッションだ。
ここ「マーレ」では裏切り者、スパイなどの敵は絶対に排除する。
または探りをいれてくる者などを排除する仕事になっている。
この仕事はまだやらなくて、」
ヴァン「いや、やります。その仕事をメインでもいいです。」
この仕事をしていれば自然と暗殺の力が付く…。
それに裏切り者を容赦無く消すというのは信頼に値するはずだ。
ヒギナラ「良いが…訓練をするのは相当難しいぞ…?」
この男はなぜこんなにも俺を心配するのだろう。
俺は今入ったばっかりの新人に過ぎない。
新人なんて使い捨ての様なものだろう。
ヴァン「いや、元軍人なので、その位の訓練なら平気です。」
うちの軍は噂が立つくらい訓練が厳しいと有名だ。
ヒギナラ「なら良いが…、辛いなら俺に言え。
お前はまだ小さいだろ?少なくする事も出来る。」
…ヒギナラは俺の事を完全に子供と見ているようだ。
ヴァン「今からある物はありますか?」
ヒギナラ「今からなら…銃の訓練があるが…行くか?」
銃…得意な部類だな。
ヴァン「行きます。」
ーー射撃場
ヒギナラ「ここだ。お前ら!!集まれ!!」
銃を練習していた人、全員が一気に集まる。
ボスがあんな風に任せているヒギナラはNo.2とかなのかもしれない。
ヒギナラ「こいつは今日、入ったヴァン・ダーマー・ホセリアン。
元軍人だ。」
ギャング「元軍人…?」
元軍人ていうのはそんなに珍しいものか?
ギャング「お前…どこの軍だった?」
出会って早々圧がけは止めてもらいたい…。
ボスよりはマシだが、本業の人に詰められているようなものだ。
ヴァン「俺がいたのはネイビーシールズです。」(現実のアメリカ軍で1番キツいと言われている。)
急にざわつき始める。
ギャング「お前…よく生きてこれたな…。」
ヴァン「そうですか?自分にとって、あの軍は相当甘かったと思いますよ。」
またしてもざわつき始める。
ヒギナラ「雑談はここまでにして、ホセリアンの実力を見せてもらおう。」
ヴァン「わかりました…。」
受付の男からピストルを受け取り、的の直線に立つ。
…意識が研ぎ澄まされる気がする。
周りの雑音が消え、まるで線のように的の中心が見え始める。
ヴァン「………ッ!!」
一瞬の静寂が歓声に包まれる。
ヴァン「…真ん中から外れた…クソッ…!」
ヒギナラ「いや、充分すごい。」
後ろからヒギナラが声を掛けてくる。
ヴァン「…でも、これじゃ、」
軍では真ん中に当てないと筋トレだった。
やはり腕が鈍っているのだろう。
ヒギナラ「ここは軍では無いからな。普通の人間なら足とかに当てただけで怯む。」
ヴァン「そうっすか…。」
…軍だと褒められる事も無かったから、温かい気持ちになる。
ギャング「お前凄いな!!!俺に教えてくれよ!!!」
ヴァン「えっと、わかりました…?」
それから色んな人に撃ち方や構え方を教え、気が付いた時には外がオレンジ色に染まっていた。
ヒギナラ「今日はここまでだな。帰るぞ。」
キリがいい所でヒギナラから声を掛けられた。
ヴァン「ここはあまりギャングっぽさを感じませんね。」
ヒギナラ「あぁ、まぁな。ここに居るのは基本温厚な奴ばっかだ。」
温厚…確かにな。
納得してしまう位に話を聞いてくれた。
普通新人に教えられるって言うのはとても嫌な事だと思うが、まったく嫌がる素振りを見せなかった。
自分を磨く為ならどんな物でもやるのだろう。
ヒギナラ「ここがお前の部屋だ。」
ヒギナラが止まった先には暗い部屋があった。
ヴァン「こんな広い部屋、いいんですか?」
部屋は1人住むには充分すぎる広さだ。
ヒギナラ「ここは自由にして貰って構わない。
他に必要な物があったら言え。
今日はもう終わりだ。ゆっくり休め。」
ガチャ
ヒギナラが居なくなった瞬間、当たり前だが静寂が訪れる。
…昨日まで、今日の午前まであった光景は無く、あるのは冷たい壁だけ。
わちゃわちゃと喧嘩する末の2人。
そんな2人に参加しようとする長女。
それを見て慌てて止めようとする、次男。
…
いや、悲観になってしまってはいけない。
実際、ギャング皆、温かい雰囲気で受け入れてくれた。
では何故、ホセリアン一家を殺したのか?
ボスでは無かった?、いや、それだけはない。
ボスが、皆を殺してたんだ。
ッ、思い出すだけで吐き気がする。
今は幹部になってレダーを安心させる。
そして組織内で力をつけ、ボスとマーレを潰す…!!
それからはその後に考えれば良い。
改めて目的が定まったところで、時間が遅くなっている事に気が付いた。
キッチンがあるため、そこに向かう。
大きい冷蔵庫に何かあるかと開いてみる。
ヴァン「色々あるな、」
食材を手に取り、何を作るかを考える。
…これは買ってこいと言われた物だな。
ヴァン「…炒飯でも、作るか。」
手馴れた手つきで作り始める。
頭の中では頬っぺを膨らましてたべるリゼリアの可愛い顔が思い浮かぶ。
炒飯なんてものを作れる様になったのは両親が出張で1週間いなかった時だな。
リゼリアがどうしても食べたいって言ったから、頑張って作った。
それでも中2かなんかで、料理は調理実習でしかやって来てこなかったから、怪我をしながらやった。
正直、嫌だったけど、妹の為だしと思ってやった。
途中でレダーが手伝ってくれて、2人で話しながらやった覚えがある。
ヴァン「懐かしいな…。」
あんな定期的に作ってと言われてたのも、もう無いのか。
そう思うと、目の前が霞み始めた。
ヴァン「ッ、」
ダメだ。
涙を捨てろ。
俺は家族のために仇を打つんだ。
唯一の家族をもう失わないように守るんだ。
それが、俺が、俺である意味だ。
コトンッ
ヴァン「…上手い、」
黙々と食べるとすぐに食べ終わる。
席を立ち、洗い物を始める。
初めて炒飯を作った時、レダーと一緒に泡で洗って、楽しかった思い出がある。
レダーは元気にしているだろうか。
無事に警察か、施設に入れただろうか。
心配だ。
ヴァン「…もう風呂に入って寝よう。」
どれも、1人だとすぐに終わる。
なんか悲しいな…。
無駄に広いお風呂から早々に出て、ベッドに入る。
…目を閉じると数々の思い出が浮かんでくる。
やっぱり相当な未練があるんだな。
…もう寝よう。
目的にはとことん貪欲に行く。
…意識が沈んでいった。
ーーーーー
1ヶ月後
2001年4月21日p.m.12:30
ヒギナラ「おはよう、今日はこれだ。」
ここに来てから1ヶ月が経った。
人っていうのは意外と直ぐに慣れるようだ。
任務や護衛もやり、ボスからの信頼も厚くなってきた。
その1つに…
ヒギナラ「今回は機密情報を教えた上で行ってもらう。」
こういう任務での情報が口外禁止な所だ。
この情報はやはり下の方では無かった事だ。
ヴァン「わかりました…。」
今日はあまり気が乗らない…。
…皆と離れてからもう1ヶ月か。
ヒギナラ「…着いてこい、ヴァン。」
居なくなったと思っていたヒギナラが声をかけてきた。
ヴァン「はっ、はい。」
少しびっくりしたが、歩き出したヒギナラに急いで着いて行った。
着いて行った先は、あれから入ることの無かったボスの部屋だった。
コンコン
ヒギナラ「ボス、ヒギナラ、ヴァンです。
入ってもよろしいでしょうか。」
ボス「いいぞ。やっと来たか。」
ボスのその声が聞こえてきた時、身震いがする気がした。
この1ヶ月、暗殺やボス会議に行っていて分かったことだが、ボスの圧は他とは全く違う。
ヒギナラ「失礼致します。」
ガチャリ
ボス「…じゃあ、早速だが、ヴァン。」
今回の話は俺だったみたいだ…。
正直怖いな。
ヴァン「なんでしょうか。」
ボス「…今日付きでお前は幹部に昇格だ。」
俺が幹部に…。
ヴァン「ッえ?俺が…幹部…?」
ボス「そうだ。お前が幹部になるんだ。
お前は仕事を1度も失敗しなかったし、護衛も完璧に成してくれた。」
そうだ、幹部になったのなら、
ヴァン「ということは…、」
ボス「あぁ、お前の弟と連絡を取らせよう。」
ッやっとだ!!!!
やっと1つ目の目的を果たした!!
ヴァン「本当ですか!!!ありがとうございます…!!」
ボス「これで話は終わりだ、下がれ。」
ヴァン「はいッ!!」
ガチャ
ヴァン「ッ!!!!」
タッタッタッタッ
早く早く!!!
レダーに!!!!
ギャング「お、ヴァン。これやる。この指輪、結構高いんだぜぇ〜?w
今日で幹部なんだろ?上官だな〜w」
ヴァン「あ、ありがとうございます!!」
ギャング「…お前の弟、元気にしてたぞ。
思う存分、話してこい。」
ヴァン「ッ、ありがとう、ございます…!」
思わず、目の前が霞んだ。
捨てた…いや、今日だけは…。
ガチャッ!!!!
ピ、プルルルルル…
カチャ
レダー『も、もしもし…』
ッレダーの声だ!!!
1ヶ月が長く感じていたが、今唐突に時計が回り始めた気がする。
ヴァン「レダー…!!レダー!!俺だ!兄ちゃんだ…!!ヴァンだ!!!」
伝わるだろうか。
置いていった俺を恨んでいるだろうか。
レダー『兄ちゃん…?ッほんとにッ?兄ちゃんッなんだねッ?』
掠れ始めた声が聞こえる。
それと同時に目の前が霞んだ。
ヴァン「あぁ…そうだ、レダー…、ッレダー…!」
久しぶりに聞くレダーの声は少し大人っぽくなった気がする。
レダー『 兄ちゃぁんッ!!!!やっと、やっと…ッ!!ぅあッ!!ぅ゙ぅ゙ッ!!』
きっとレダーは泣いてくれているんだろう。
ヴァン「ッレダー、また、ッせたなッ、ッぅ」
ポロポロ…
泣いたのなんていつぶりだろう。
両親は自由、悪く言えば放任っぽかった。
だから長男としての自我が芽生えるのも早かった。
リゼリアも、レダーも、ライリー、サミュエルも不安そうだったから、俺がしっかりしないとっと思った。
レダー『兄ちゃんッ!、俺ッ頑張ッてるよ!!だからッ、また、会えるッよね、?』
あの時と同じだ。
「兄弟」では無く、「男」として、頑張っているレダーは。
ヴァン「ぁあッ!、俺もがんばる、から、また絶対、会える…!!ッ」
レダーが頑張っているんだ。
長男の俺が頑張らないと…、!
コンコン
ヒギナラ「…時間だ。任務が入った。」
ヴァン「レダーッ、すまんッ、」
レダー『わかってるよ、兄ちゃん、無理は、しないでね、また電話しよう、?』
こんなにも逞しい弟がいる俺はどんな幸せ者だろう。
ヴァン「ッ勿論だ、!!」
プツンッ
ヴァン「…、」
ガチャ
ヒギナラ「…済まない、」
きっと俺の赤い目を見たんだろう。
ヴァン「いえ、仕事は…。」
ヒギナラ「ッ、今回は〜〜〜〜」
ーーーーー
半年後
2001年10月12日
カリカリカリ…
ヴァン「…、これくらいか。」
8ヶ月、ここに居て分かったことをまとめる。
まず、ここ「マーレ」は政府専用のギャングである。
つまり、白組織ってことだ。
そして俺らの家族を殺したのは、
「ロスワントス」の外交官である、俺の父が「ロスニートス」からの一方的な提案
→ロスニートスしか得をしない同盟
を断ったため、らしい。
そんな事で殺される家族の事を考えて欲しい。
それと、…10月12日、テロを仕掛ける。
全員が集まる集会がこの日にある。
ここでマーレ全ての構成員を殺し、上にいるであろうボス、ヒギナラ、幹部は後で殺す。
ヴァン「ッ、恩、か…。」
ヒギナラ「ヴァン、集会だ。行くぞ。」
ヴァン「はい。」
ーーーーー
全員が集まる光景なんてものは滅多に見ず、凄い光景だ。
ボス「皆の者、今日は〜〜〜についての…」
ボスが話し始めた瞬間…、
刹那、爆音が響いた。
ギャング「ぐわぁ!?!?!?」
ギャング「ゥグウッ!?!?」
当たり前に、知っている訳なんて事は無い。
…だって、俺の計画には1寸の狂いも無いのだから。
ボス「な、なんなんだ!?!?」
ヒギナラ「ッ誰の仕業だ…!!!」
ボスも、ヒギナラも、他の幹部も、知らなさそうだった。
…安心した。
これで満足に出来る。
ヴァン「俺のです。」
ボス「は、?」
ヴァン「俺が、やりました。」
ゆっくりと歩き始める。
皆、驚き過ぎて何もしようとしない。
…下にいた物は全員動かなくなった。
下を見ると、俺とお揃いの指輪を付けたッ…、
ヴァン「…知らなかったんですか?、貴方達は俺の、「俺ら」の仇だ…!!!」
ヒギナラ「ずっと考えてたのか…?」
ヴァン「ッそうだよ!!お前らに!!!ロスニートスが悪い案を出しただけなのに!!!!
何故、!!!あの子達がッ!!!
14歳、18歳だったんだ!!!!!
まだッ!!!!まだ、未来があったッ!!!」
ボス「ッ、すまなかっ、」
いらない、いらないッ!!!
ヴァン「謝罪なんかッ!!!!」
もういい、話しても無駄なだけだ…。
ヴァン「…さよなら、ボス。
ここで最期です。」
ボス「…あぁ、そうだな、
お前は、いい部下、だったぞ。
この俺が、言うんだ、誇れよ、?」
ヴァン「ッ、…!」
…ボスが血を流して、目の前で倒れる。
ヴァン「お前もだ、ヒギナラさん。」
ヒギナラは真っ直ぐな目で俺を見ている。
ヒギナラ「…お前は、俺に居た息子にそっくりだった。
お前に甘かったのもそれだ。
俺が殺したような息子、それに似た、また息子のような存在に殺されるなら…それでいい、」
ヴァン「ッえ、?」
そんなの、そんなの、知らなかった。
それなら、
ヒギナラ「早く、殺せ。
こんなの俺の我儘だ。
お前の仇は打てないぞ…?」
笑う、な、
おれを、そんな、笑みで、見る、な
ヴァン「ッ、さようなら…、」
ヒギナラ「泣くな、ヴァン、強く生きろよ、」
ヒギナラがゆっくりと倒れる。
ヴァン「ッ、これで良かったんだ…。」
誰もいない、こんな広い場所には少しの音も見逃さないようだ。
だから、この音はきっと、俺の、
ヴァン「ッぅあ゙ぁ゙ッ!!!」
これで良かったんだッ!!!!
仇は打ったんだッ!!!!
ヴァン「ぐ、ッぅ゙ゔッ…。」
なのに、なんで、涙が出るんだろう、
カチャ、
ポケットから、何かが落ちた…。
ボスから、貰った銃。
ッたくさんッ思い出があるッ、
幹部になった記念で、貰った。
指にずっと嵌めている指輪。
これも、幹部になった記念で、
これも、あれも、置いて置こう。
俺を、忘れて、欲しくない、
殺したのに、忘れ、たくないッ!
…指紋は…焼こう。
きっと、政府の組織だから俺は指名手配をされるだろう。
レダーにはこれを、言わない。
言えないな…、
プルルルルル…
レダー『もしもし、兄ちゃん…?』
ヴァン「仇、とったぞ、レダーァ…、」
大丈、夫、落ち着け、レダーには心配を、
レダー『兄ちゃん…、今から、会えない…?』
ッおれは、だめな兄だなぁ、弟に心配をかけて…、
ヴァン「ッ〜〜で、いい、か…?」
レダー『久しぶりに、会えるね、!』
ヴァン「あぁ、そうだな…ッ!」
また、引っ込んだ涙が溢れてくる。
やっぱり、良い弟を持ったな…。
ーーーーー
レダー「兄ちゃんッ!!!!!」
遠くから走ってくるレダーが見える。
ヴァン「ッ、レダーッ!!!!」
俺もつい、走ってレダーの方へ向かう。
ギュッ、
レダー「兄ちゃん、兄ちゃんッ!!!」
ヴァン「レダー、ッレダー!!」
…やっと会えた。
あれからずっと2人で抱き合っていた。
半年以上、会えなかったから、嬉しさで。
…色んなものを失った悲しさで。
ーーーーー
2024年3月21日
今日は皆の命日だ。
今もまだ、マーレを潰したのが正解だったなんて分からない。
でも、今は目の前でパンケーキを頬張っている弟の笑顔を見れるだけで嬉しい。
きっと、ライリーとサミュエルがいたらレダーは2人に渡しちゃうだろう。
リゼリアならレダーにたくさん買っちゃうしな。
レダー「にぃひゃん?」
レダーは今のギャングだと、ボスをやっていて、やはり疲れるだろう。
気持ちが分かる俺が定期的に連れて行ってあげないとな。
それにレダーに会うと俺も和らぐし。
ヴァン「口に、ついとるぞ?」
レダー「ふぇっ!?ほんほひ!?」
慌てて取ろうとするレダーに微笑みがこぼれる。
どんなことがあっても、どんなことが待っていても、今を噛み締めさせて欲しい。
レダー「早く言ってよ!!!兄ちゃん!!///」
ヴァン「すまんな?」
この、可愛い笑顔を、
レダー「もぅー!」
俺が、守る。
「弟の為なら」、なんでも。
ーーーーー
長々と読んでくださり、ありがとうございます!!
レダー編もこんな感じになっちゃうと思います…。
改めてありがとうございます(((o(*゚▽゚*)o)))
共感してくれると嬉しいです!!!