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イギリス視点ーーーーーーーーー
クラスに入ると頭から何か冷たい液体が落ちてくる。
バシャアッ
🇬🇧「、、、、」
クラスの全員が私の姿を見て笑っている。
誰も心配する様子もない。
それもそうか。
私はやりすぎたんだ。
🇬🇧「ごめんなさい、、ボソッ」
とだけ掠れた声で言う。
そのまま自分の席に座り、教科書をしまう。
その時、大きな声が聞こえた。
廊下の方を見てみると、隣のクラスの連中が話しているのが見えた。
うるさいなぁ、とかは何度か思ったが、私が言っても特に変わらないのであきらめている。
濡れた制服も、濡れた頭もどうでもいい。
ただ、あの人たちに嫌われてしまったのは辛いですが。
過去、と言ってもつい最近までの話です。
私は人殺しの子供で、いつもどんな時も嫌われていました。
ですが彼らだけはまだ好いてくれていた。
それがとても嬉しくて守りたいと思っていました。
ですがあの事件のせいでその美しい時間は止まってしまいました。
あの日の出来事はまだ覚えています。
彼女が転校してまして、そして周りに彼らがいたせいか、または私のせいかで彼女に目をつけられてしまいました。
そしてある日屋上に呼ばれて行ってみたら彼女はカッターを持って私に襲いかかってきました。
必死に抵抗しました。
そのおかげかせいか、彼女からカッターを奪うことには成功しました。
そのちょうど彼らが来てしまったのです。
これは事故です。
その時だけは私がカッターを持って彼女に襲いかかっているようにしか見えなかったでしょう。
そのせいで彼らからも嫌われてしまい見事なまでにぼっちです。
ですが彼女だけは違いました。
彼はそんな事件はなかったかのように私に接してくれました。
彼はこの歴史の中で類を見ないほどの天真爛漫で、常に明るい。
その上、才色兼備で、なんでもできて、本当にすごい人です。
そんな彼だけが私をちゃんと見てくれました。
友達でいてくれました。
好いていてくれました。
それだけで幸せだったんです。
心の内でなんと思われようと、何を言われようが彼がいてくれればそれでよかったのです。
授業が終わって、お弁当の時間になると、クラスがうるさくなるので裏庭に逃げます。
そこで食べれるものは食べてそのあとはずっと死ぬことだけを考えます。
お弁当の中にしまっていたカッターを取り出して手首にトンと当てる。
そしてスケートのようにツーと直線になぞると、綺麗な赤い液体が流れていく。
それが美しいと感じてしまうからさらにやってしまう。
痛みはとっくのとうに消え失せてしまっています。
だからこのままでいいのです。
このままで。
ネクスト 木曜日