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今日、事故で意識が戻っていなかった岩永真琴が学校にやってきた、

1部の噂ではもう亡くなっているとか言われてたから、びっくりした人は沢山いると思う

私ももう一生会えないのかと思った

でも幸い意識が戻ったようだ、だが1つ問題が、

記憶喪失になっていたみたいだ、クラスのみんなのことどころか今までの記憶全部無くなっているらしい

でも基本的な知識やものの名前などは覚えているらしく意外と教えた勉強はすんなり理解してくれた

学校側の説明もなんだか曖昧な気がしたただ一言事故と言われたところで、事故も事故で色んな種類があるのにちゃんとしたものは学校側からは聞けていない

今度本人にどんな事故にあったのか聞いてみよか、、いくら記憶喪失だろうがどんな事故にあったかぐらいどこかで聞いているはずだ

まぁ色々考えていても仕方ない、

そう思い私は廊下を歩き回っていた

考え事をするのに廊下を歩き回るのはいい、集中出来る、

さて、、そろそろ時間になってしまう

そう思い私は教室へ向かった

そのまま理科の授業が始まった

隣の席にいる岩永は随分と戸惑っているようだ

1時間目の数学でも全然わかっていなかったようだから頭に入っているのは中学までの勉強だけなのかもしれない、また授業が終わったら教えてあげようか、

そう思いながら窓から外を見上げていた、今日は随分晴れているようだ、

岩永は必死について行こうと外なんて見上げている余裕は無さそうだ、しょうがない来年は受験生になってしまうのにも関わらず高二のいま高一から今までの勉強が全て抜けているとなると私だって焦る

しばらく経って授業が終わった

『ねぇ、』

『どうしました?』

『敬語じゃなくていいよ笑』

『あ、うんつい、、なれなくて』

まぁ、仕方ないか、

『また勉強教えてあげる』

『え!またいいの?』

『もちろん』

そう言ってお互い机をくっつけて私が岩永にノートを見せて一つ一つ説明した

やはりすんなりわかってくれる、こんなに理解力があるなら授業や教科書でどうにかなりそうな気もするけれど、、まぁそんなことは正直どうでもいい、

今私がいちばん気になるのは

『ねぇ、記憶喪失になった理由って事故なんだよね』

『え、うんそうだって聞いたよ』

『事故って言ってもさ色んな事故があるじゃん?』

『例えばなにかの下敷きになったとか、誤って高いとこから落ちたとか、溺れてしまったとか、交通事故もあるよね』

『うーん、、実は僕事故にあったしか聞いてないんだよね、、』

『え?』

そんな事有り得るか?本人にそんな曖昧な伝え方するか?できる限り脳への負担をかけないために言わないって言う手もあるし親の判断であまり詳しく伝えないとかも有り得るかもしれないが、そんな曖昧な伝え方したところで本人の不安を煽るだけなのに、、、

『井上さん?』

『あ、ごめん』

『どうした?』

『あ、いやなんか悩んでるみたいだったから』

『ごめんちょっと考えてただけ』

『そっか』

『井上さん頭いいもんね』

『え?』

『教え方上手いしやっぱり頭がいい人は考えることが違うんだろうな、』

『岩永も随分頭いいと思うよ理解力あるしすんなり内容が入っているし』

『井上さんの教え方が上手いだけだよ』

『ありがとう、』

こんなに素直に褒められたことがなかったから正直どう言えばいいのか分からない、とまどってしまう、、

そう色々話しているうちに時間がたち次の時間も同じように過ごして

お昼の時間になった

君の記憶に花束を

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