ぬしです!!
・BL
・nmmn
・すっっっごく捏造学パロ
・mtp
・mtk受け/wki攻め
地雷さんは回れ右!!
それでは!!
いってらっしゃい!!
…“もとき“ だったから 。
side wki
「 え?なん… ? 」
突然の出来事に、つい驚いた声を洩らした。
…いやいや。
まだ この人がもときと確定したわけじゃない。
そう考え、冷静さを取り戻そうとする。
「 名前…聞いても…? 」
そうだ。もときの兄弟かもしれない。何テンパってるんだ。
「 … 大森元貴 。 」
…もときだった。
名前さえも知らないのかと言いたげな顔だったけど。
とにかく、話せたことが嬉しくて。
おおもり、もとき。
そう 何度も、心の中で復唱する。
「 あ、俺 若井滉斗 ! 」
緩む口元を必死に隠そうとしながら、慌てて述べた。
「 … 若井くんね。 」
…名前、呼んでくれた。
本当は呼び捨てが良いけど。
まあ、今は 呼んでくれるだけで結構だ。
…元貴のことを知りたくて。
質問攻めをしてみたら、困り顔をしながら答えてくれた。
かわいい。
…かわいい?
…まあ、気の所為だろう。
何となく、この気持ちは探らないようにした。
… 一方的に話しすぎた。もう遅刻する時間だ。
「 やっべ、遅刻だ 」
早めに来たはずなのに、気付いたときにはもう20分も話していて。
そんな俺を見て、元貴は ばかなの? と 笑った。
…笑ってくれた。
緩む口元を誤魔化すように笑い返した。
「 で、遅刻はどうすんの?笑 」
笑い合っていたところだったのに、元貴が現実を突きつけてくる。
…元貴くんを迎えに行ってましたって言おうか。
そう心の中で考えていたはずが、口に出してしまっていたようで。
「 おま、俺のせいにすんな!? 」
元貴は此方を指差し 笑いながらそう述べる。
「 え なんで聞こえ … エスパー? 」
そう返してまた笑い合う。
…友達に、なれたかな。
欲を言えば、毎朝、話したい。
毎日、一緒に登校して。
毎日、一緒に過ごして。
毎日、一緒に遊びたい。
…なんて、強欲だろうか。
「 あーあ、もう無理だ、サボろうかな笑 」
…元貴に 冗談ぽく呟いてみた。
side mtk
コイツは、名前も知らず来てたらしい。
一応、「 大森元貴 」と 答えたけど。
どうしても慣れなくて、目を合わせられなかった。
…名前は 若井滉斗って言うらしい。
若井くんね と 返してみたら、若井は口元を盛りに隠し始めた。
ふーん…若井、若井ね…
別に、嬉しいとかではない。
そう空想していると、若井が質問攻めをしてきた。
急だな とは思いつつ、全部答えてやった。
その後も話は弾んで。
と言っても、主に若井が話していたけど。
「 やっべ、遅刻だ。 」
…気付いてなかったのか。
馬鹿らしくて笑ったら、若井も笑い返してきた。
…口元緩んでたの、バレてるぞ。
遅刻だっていうのに、まだ、数分話した。
同級生と話すのは、こんなに楽しいものなのか。
…そろそろ学校行くんだよな。
少し、人恋しい。
流石にやばいようで、若井が サボろうかな なんて呟いていた。
… もっと、話していたいけど。
…友達になれたんじゃないでしょうか。
5話もすぐ投稿します!!
では!!
約1450文字、お付き合い頂きありがとうございました🙇🏻♀️🙇🏻♀️
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