テラーノベル
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「それでは、第1ゲームを始めます。」
ピンクのやつらに 案内された場所は外だった。
「第1ゲームは、“だるまさんがころんだ”です。」
どこからか無機質な女性のアナウンスの声がする。
今この状況が理解できずにいた。
そこに目線を合わせてはいなかったが、
俺たちの前で紫髪のチャラそうなやつがさっきから女を口説いていた。
「I likeYou」
この状況も、紫髪の言動も理解が出来なかった。
「…怖そうな人だね。」
そう先に口を開いたのはPーPだった。
「そうだな」
そう口にした。
前を見ると気味の悪い人形が立っていた。
「なに、あれ。」
PーPは眉を顰め、人形を見つめていた
。
ゲームが“だるまさんがころんだ”のせいなのか、文句を言うやつらがちらほらいた。
「それでは、第1ゲームを始めます。」
そうアナウンスがかかったとき、1人の男が前に出た。
「皆さん!注目!!」
「ちゅうもーく!!!」
そう叫んでいた。
「あれは動きを感知する機械だ!!」
「動くと死ぬ!!」
何を言ってるんだ、という声が周りから聞こえた。
PーPも苦笑いをしていた。
俺も釣られて、少し口角をあげる。
紫髪のやつはさっき口説いていた女と話していた。
「薬やってるんじゃ?笑」
女はそう言っていた。
「いーや、あれは違う」
紫髪のやつが不気味な声質で呟く。
女は間を空け、
「やったことが?」
と聞いていた。
「興味ある?」
そういった紫髪は口角が上がっていた。
(変なやつらだな)
俺はその言葉が喉まで出てきていたが飲み込んだ。
だーるーまーさーんーがーこーろーんーだ
油断していた。少し出遅れた
「止まれぇぇぇぇええぇぇえ!!!!」
ああ、男の存在を忘れていた。
PーPは相変わらず苦笑いをしていた。
俺より前にいる女と紫髪に何気なく視線を向ける。
女の周りを蜂が飛んでいた。
女は顔を顰めていた。
ブーンという音が静かになったと思えば、女の首元にとまる。
「いやぁ!!虫!」
女は悲鳴をあげた。
「…あれ、動いちゃった…笑」
紫髪に向かって言っていた。
その瞬間、ばんっと銃声が鳴り響いた。
女は頭から血を流して倒れている。
女が倒れたと同時に周りから悲鳴が上がった
みんなが一斉に走り出し、さっきくぐった
入口の門をどんどんと叩いている。
そいつらは全員打たれていった。
目の前の光景に目を疑ったが幸い俺は打たれなかった。
PーPは大丈夫か、とPーPに目をやった。
怯えた表情をしているが、大丈夫そうだ。
「動くなぁぁぁ!!止まれぇぇぇぇ!」
男はずっと叫んでいた。
男がさっき言ったことは正しかった。
「みんなで電車みたいに繋がって進むんだ!」
「大きい人が小さい人に隠れろ!」
「あれは動きを感知する機械だ!!」
「ものに隠れているのは感知できない!!」
なるほど、頭がいい。と思った。
だーるーまーさーんーがーこーろーんーだ
「PーP、俺の後ろに隠れろ。」
「…うん」
残り1分をきったところでようやくゴールができた。
(あの人に後で話を聞こう)
そう思った。
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