気持ち
俺は楽屋に、照のもとに向かってる途中色んな事を考えた。どうやってこの病気のこと伝えるかとかまずはなんで言ったらいいのか。告白の言葉は?アドバイスをもらっても、もしもの事を考えてしまう。
そんな事を考えていたらあっという間に俺は楽屋に着いていた。
たったこのドア一つ開けるだけなのに、なんでこんなに緊張するんだろ。わら
ちゃんと伝えるんだって決めたから、俺は勇気を出して扉を開けた。
深澤「照、、。」
岩本「ふっか、、。」
深澤•岩本「ごめん、!!」
深澤「、え、?」
岩本「は、?」
深澤「なんで照が謝るんだよ、。」
岩本「ふっかこそ、、俺がふっかの事何も知らずあんな事言ったから。」
深澤「照はなんも悪くねぇよ。言ってなかった俺も悪いし、」
深澤「しかも、泣くとか、。ダセぇよな笑」
岩本「ダサくなんかないよ。」
岩本「苦しかったんだろ?カッコつけたりなんかしなくていいから、」
俺はその言葉を聞いてもう泣きそうになっていた。まだ言わなくちゃいけない事たくさんあるのに。俺ってこんなに涙脆かったっけ。笑
岩本「ふっかが嫌じゃなければ。何があったか教えて欲しい。」
深澤「うん、。ちゃんと話すよ」
深澤「でも、ちゃんと受け止めろよ?笑」
岩本「分かった。」
深澤「簡単に言うと俺は消恋病っていう病気なんだ。」
岩本「消恋病、?」
深澤「聞いた事ないだろ?笑」
岩本「、ごめん。」
深澤「謝らなくていいから笑俺も最初わけわかんなかった。なんだそれって。」
深澤「そんな病気あるわけないだろって、。」
深澤「でも、生活していく内にわかったよ。」
深澤「本当に好きな奴の記憶だけ無くなってるって。」
岩本「、、え、?」
深澤「これ言ったら告白になっちゃうんだけどさ、」
深澤「俺、もう、、照との思い出、思い出せなくってさ。」
岩本「、俺との、?」
深澤「うん。困るよな笑急にこんな事言われても。」
深澤「おかしいよな、笑好きな奴が男って笑」
深澤「、、ごめんなぁ、。」
岩本「おかしくないよ。いいよ。無理に笑わなくても。辛いんでしょ?苦しいんでしょ?」
岩本「俺、全部1人で抱え込もうとしてるふっか見たくない。」
正直俺はもう泣きそうだった。いや、もう泣いてるかもな、。泣くだろ。普通。こいつはどこまで優しいんだろう。自分の中で整理できてない癖にいっつも自分の事後回しで。人のことばっか気にして。少しは自分のこと考えろっつーの。まぁ、そこも照を好きになった一つだけどさ。
話してよかった。
真剣にちゃんと向き合おうとしてくれる照を見て俺はそう思った。
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