テラーノベル
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「れむ?」
玄関には粗雑に脱ぎ捨てられたような靴。全ての部屋のドアは閉まっている。
タッタッタッ……
少し遅れてしゃるろも追いついてきた。
「かなめ!れむちは?」
「俺も今着いたばっかりだよ。これから探す。靴はあるから家のどこかだろうけど」
「じゃあ……俺、2階探してくる」
そう言うや否や、階段を駆け上がっていくしゃるろ。
しゃるろもしゃるろで心配なのだろう。
(居るとしたら寝室かリビング。一階ならリビングだな)
そう考えてリビングへ足を向けた。
♡♡♡♡♡
(2階で居るとしたら寝室だよね。多分)
そう考えて真っ先に寝室に向かう。どこも電気が付いていない。ドアも開いていない。正直、一階に居る可能性の方が高い気がする。
(でも、一階はかなめが探してくれてるんだし俺は2階探さなきゃ)
まずは寝室の扉に手を掛ける。
コンコンコン。
ガチャ。
「れむち〜?居る〜?」
無音。
無人。
ベッドの上に鞄やらジャケットやらが投げ出されているので一度寝室に来たのは事実らしいが、今は居ないようだ。
「ハズレか」
次は、収録部屋。そこの可能性もある。
「だとしたらDiscordくらいには入ってても良いはずだけど……」
そんな事を考えても詮無い事だ、と切り替えて収録部屋へと踵を返す。
(居なかったらリビングだよなぁ……)
その時____
____「れむッッッ!!」
かなめの悲鳴のような声が階下から聞こえた。
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