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青桃:恋人の特権

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青桃:恋人の特権

1 - 青桃:恋人の特権

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2025年02月04日

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【 Attention 】


必ず一読下さい


⚠ この作品は【nmmn】【irxs】を取り扱っております


⚠ 青桃 です


⚠ nmmn、irxs、青桃 の意味がわからない方は 今すぐブラウザバック、または調べてから閲覧をお願いします


⚠ この作品はご本人様の目には触れてはいけないものになります

スクリーンショット、拡散 他の迷惑行為は絶対に辞めて下さい



ご理解頂ける方のみお進み下さい









〖side青〗


「ただいま」


そう小さく呟いて、玄関の扉を押し上げる。

と、ついているはずのないリビングの電気が煌々と光っていた。外とは対照的なその明るさに、暗闇に慣れていた目がくらむ。


「おかえり〜」


リビングのソファには、想像通りの人物が鎮座していた。背もたれの上から桃色の双葉が覗いている。

コートを脱ぎながら、小さく息をついた。


「今日来るって言っとらんかったやん。

どないしたん」

「べつに〜?恋人の家にいつ来たっていいじゃんか」


合鍵も貰ってるし、と言うないこはその体制を意地でも変えたくないらしく、ソファの背もたれに頭を乗っけるようにしてこちらに目線を向けてきた。


頭に血がのぼっていそうで心配なのだが。


「あーっ、今日まろガチのスーツじゃん」

「ん?あぁ。今日は取引先にお邪魔することになっとったから、一応な」

「ふーん。かっこいーね」


あまり付けなれておらず、付けていると窮屈に感じるネクタイを引っ張って外しながらないこに近付く。

ないこは相変わらず背もたれに頭を預けたまま、俺を目で追ってきた。


「ねぇまろ、夕ご飯まだだよね?ウーバーする?」

「あー、そうしよか」


ないこの真後ろに立って、そっと腰を屈める。顔が至近距離に近付いた。


「わっ、なに、近いよ…って、ちょ…っ!!!」


無防備に晒されているないこの喉仏になぞるように触れる。困惑したように開かれたその唇に、ちゅっと軽いキスを落とした。


「っな、なにすんの、いきなり!」


慌てて俺から離れようとしたのか、身を捩った拍子にソファから落ちてしまったないこが、頬を真っ赤に染めて抗議してくる。

俺はさっきのないこの台詞をなぞるようにして答えた。


「恋人にいつキスしたってええやん?」


ないこは不満げにきゅっと眉を寄せた。


「いきなりは心臓に悪い…」

「じゃあ、今からキスするって言ったらええ?」


ソファを回って、座り込んでいるないこの正面にしゃがむ。

そして瞳を覗き込むようにしてまた顔を近付けた。


「ちゅーしよ、ないこ」

「…っ、〜〜〜っそういうことじゃない!」


そう囁いてから唇を重ねる直前で、ないこが拒むように突き出した両手に阻止される。

耳まで赤くしてふいと横を向いてしまったないこにくすりと笑いが漏れる。ちょっといじめすぎてしまったようだ。


「冗談やって、許してや

な?ごはんうーばーしよ。」

「…まろの奢り?」

「しゃーないな」


ソファに座りながらスマホを取り出す。ちょっとだけ機嫌をなおしたないこが、ぴたっとくっつくようにして隣に座った。


「…ねぇまろ、明日の予定は?」


そう問われ思考を巡らす。たしか明日は土曜日だ。


「得にないけど」

「ん、じゃあ泊まってくね」

「家主の意思は?」

「べつにいいでしょ、恋人だし」


ふふん、と鼻を鳴らしながらも、操作するスマホから目を離さないないこ。

その目線を遮るように顔を覗き込んだ。


「じゃあ夜は、恋人らしいことしよな?」


また、ないこの顔がぽっと赤くなった。

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