第3話の続きです。
⚠ATTENTION⚠
・ドズル社様のBL作品です。ペアは☃︎🍌です。
・ぬ氏の駄作をどうかお許しください。
・無断転載やスクショはお控えください。
・通報もやめてください。🥺
・途中R18の回がありますが、その表示がないノベルは全年齢対象です。
・「」は普通の発言、『』はYouT○beのコメントもしくは機会を通した発言、[]はTwitt○rのツイートやコメントです。
それではどうぞ!
side.Qnly🍌
予定より45分も早く合流してしまった。
と、いうことで、おらふくんと話し合った結果、寿司屋に行って先に話を聞いてもらうことにした。流石にまだお腹はすいていないので、寿司は話の後ということになった。
寿司屋までは徒歩で15分程度だ。真夏の昼前、ヒートアイランド現象も相まって、ジリジリと照りつける太陽が暑い。昼過ぎではないのがせめてもの救いだろうか。俺のような引きこもりには運動する機会がこういう時くらいしかないし、何より徒歩だと話せる時間が長くなるから、おらふくんにも頼んで徒歩で寿司屋に向かうことにさせてもらった。
☃︎「あっつぅ…これは、マイクラの世界の俺やったら溶けてまうかもわからんなぁ」
🍌「雪だるまだもんね」
☃︎「そうそう。おんりー大丈夫?こまめな水分補給は大事ってドズさん言ってはったわ」
🍌「…大丈夫だよ、ありがと」
正直、2人きりで話している時に他の男の名前を出されるとムッとしてしまう。そして、最近よくあるこの感覚に困惑する。これが、嫉妬って奴なのだろうか。
☃︎「あ、あそこにアイスの自販機あるで!おんりー、アイスどう?」
🍌「食べる!アイス!」
☃︎「よし!食べよ食べよ!俺奢るわ!」
🍌「えっ?!いやいいよ、今日は俺の都合で付き合ってもらってるのに」
☃︎「そんなこと言わんとさぁ。ほらほら、おんりー何味がいい?」
🍌「…ありがと。じゃあソーダかな」
☃︎「おけ!じゃあ俺バナナにしよっと」
ほら、おらふくんはとっても優しい。俺はそんなおらふくんが大好き。でもその優しさは、俺だけに向けられるものではないから…
虚しい。悲しい。寂しい。
そんな負の感情を誤魔化そうと、俺はおらふくん色のソーダ味のアイスを頼んだ。おらふくんが黄色いバナナ味のアイスを選んでたのが、ほんのちょっとだけ嬉しかった。
side.Oraf-Kun☃︎
2人分のお金を入れて、アイスを取りだした。
おんりーのは水色。俺のは黄色。
なんというか、それぞれのカラーを入れ替えたみたいで嬉しい。こんなこと気にしてるんは俺だけやと思うけど。
パクッ( ‘༥’ )゙
☃︎「ん、美味しい!」
🍌「だねぇ。ありがと、おらふくん」
突然名前を呼ばれて、ちょっとドキッとした。危ない、こんなんで顔赤くなるとかダサすぎるし御免やわ。おんりーの前では「かっこいいおらふくん」で居たい。
ふとおんりーを見ると、小さな口で大きなアイスを頑張って食べていた。時折可愛い舌が溶けかけたアイスを舐めているのが見えると、なんと言うかとても色っぽい。おんりーの、暑さで火照った頬と、首筋から垂れる汗が、思考を加速させていく。
…エロい。めっちゃ。
🍌「おりゃふくん、あいふ溶けへうよ(おらふくん、アイス溶けてるよ)」
( ゚д゚)ハッ!
☃︎「わっ、ほんまや!おんりーのことずっと見てたら…(^^;)」
🍌「…へ」
☃︎「ん?」
🍌「あ、いや…//// なんでもない…//」
☃︎「あ…///」
俺、今「おんりーをずっと見てた」って言ってしもた…!やばい、めっちゃ変態発言やん!おんりー絶対引いてる!:( ;´꒳`;)
☃︎「ごめん!!おんりー!!」
🍌「あいや、その、嫌じゃないし、全然////」
☃︎「ほんま?無理せんとってや(´・ω・`)」
何なら嬉しかったし…っ
小さな声で、はっきりそう聞こえた。前には、頬を林檎色に染めたおんりーがいる。体をプルプル震わせて、口はパクパクさせていて。あ、アイスが溶けて手に伝ってる。
☃︎「…よかった、おんりーが喜んでくれたら俺も嬉しいわ」
🍌「!?聞こえてたの…?!///」
☃︎「もちろんw」
🍌「今の忘れて…////」
☃︎「いや、一生忘れへんよw」
🍌「何でぇ…///」
今のが嬉しかったのなら。これも許される、かもしれない。
おんりーの手を取り、溶けて垂れていたアイスをペロリと舐めた。清々しいソーダの味。
☃︎「ご馳走様♡」
🍌「(//・_・//)カァ~ッ…」
おらふくんのばか。
おんりーはそう呟いて、手を顔に被せて固まってしまった。隙間から見える耳は真っ赤で、照れ隠しっていうのは直ぐにわかった。
そっと手を退かすと、きっと睨まれた。とは言っても、涙を溜めながら上目遣いされた様なもので、全く怖くなかったし、何ならめっちゃ可愛かったけど。
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